つかまり立ちの練習はいつから?おもちゃを使うおすすめの上達方法
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つかまり立ちは赤ちゃんがひとり歩きを習得するためのファーストステップです。
この記事では、つかまり立ちの練習を始める理想的なタイミングや、効果的な練習方法について解説します。
また、育児用品業界出身で現役ママの筆者が厳選した、つかまり立ちの練習に役立つおすすめおもちゃも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Table of Contents
つかまり立ちはいつから始まる?平均は生後8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月頃
つかまり立ちが始まる時期には個人差がありますが、平均すると生後8ヶ月~生後10ヶ月頃につかまり立ちを始める赤ちゃんが多いようです。
厚生労働省の『平成22年乳幼児身体発育調査』によると、つかまり立ちを始める赤ちゃんの割合は下記になるようです。
- 生後7ヶ月以前:33.6%
- 生後8ヶ月~生後9ヶ月:57.4%
- 生後9ヶ月~生後10ヶ月:80.5%
そして1歳2ヶ月頃までには、99.5%の赤ちゃんがつかまり立ちを始めるという結果が出ています。
早い子は生後6ヶ月~7ヶ月でつかまり立ちを始める
成長が早い子の場合、生後6ヶ月~生後7ヶ月の間につかまり立ちを始めます。同調査によると、生後6ヶ月~生後7ヶ月の間につかまり立ちを始める赤ちゃんは、全体の約9%とのことです。
つかまり立ち開始が早い子は、ひとり歩きまでの期間も短い傾向にあります。
一方で足腰を支える筋力が弱いので、手や腕の力に頼ったつかまり立ちになり、体のバランスを崩しやすいため注意が必要です。
1歳でもつかまり立ちをしない子もいる
1歳頃になるとひとり歩きをする赤ちゃんも増えてきますが、その一方で、つかまり立ちをしない赤ちゃんも珍しくありません。
生後11ヶ月~生後12ヶ月までにつかまり立ちを習得している赤ちゃんは、全体の91.7%。つまり、赤ちゃんのうちの1割弱が、1歳を迎えるまでにつかまり立ちをしないということです。
「なかなかつかまり立ちをしない」からといって焦る必要はありません。次では、赤ちゃんがつかまり立ちをしない理由について解説します。
遅くても焦らない!赤ちゃんがつかまり立ちをしない・できない理由
赤ちゃんがなかなかつかまり立ちをしてくれないと、周りの子と比較して「うちの子は発達に問題があるの?」と不安になってしまいますよね。
しかし、つかまり立ちが遅いからといって、必ずしも発達に問題があるわけではありません。
むしろ多くの赤ちゃんの場合、つかまり立ちをしない・できないのには、以下のような理由があるのです。
- 体の準備ができていない
- 立つことへの興味が薄い
- つかまり立ちしにくい環境
体の準備ができていない
赤ちゃんがつかまり立ちできるようになるには、手・腕・脚・腰の筋力が発達している必要があります。
赤ちゃんは寝返りやお座り、ハイハイといった運動を行うことで、つかまり立ちに必要な筋力を徐々に身につけていくのです。
つかまり立ちをしない赤ちゃんの場合、手や腕、足腰いずれかの筋力が十分に発達しておらず、つかまり立ちをするための体の準備が整っていない可能性があります。
ですから、まずはハイハイなど、無理のない運動方法で筋力を増やしていきましょう。
日頃から運動量の少ない赤ちゃんには、ハイハイウォーカーやプルトイなど、体を動かして遊ぶおもちゃを与えてみるのも良いですね。
体の準備が整うことで、赤ちゃんは「もっと行動範囲を広げたい」と思うようになるので、スムーズにつかまり立ちの練習が開始できます。
立つことへの興味が薄い
赤ちゃんは「立ち上がってみたい」「もっと上の方を見てみたい」といった好奇心を持つことで、自発的につかまり立ちを試みるようになります。
しかし、立ち上がること自体に興味を持っていない赤ちゃんの場合は、つかまり立ちをしようという気持ちがなかなか起きません。
たとえば、ハイハイが得意で、よく動き回っているのにも関わらず、一向につかまり立ちを始めない赤ちゃんは、立ち上がることへの興味関心が薄いのかもしれません。
このような場合は、大人が体を支えて赤ちゃんを立ち上がらせてみてください。ハイハイの時とは異なる視界に刺激を受けることで、赤ちゃんはつかまり立ちに興味を覚えます。
さらに、この記事でも紹介している、テーブル型おもちゃや室内遊具といった、立って遊べるおもちゃを取り入れれば、より効率的につかまり立ちを練習できるでしょう。
つかまり立ちしにくい環境
赤ちゃんがつかまり立ちを始めるには、支えになる適度な高さの家具等が必要です。
赤ちゃんの事故防止のために、いっさい物を置かない部屋を見かけますが、物が全く無い環境ですと、赤ちゃんにつかまり立ちしたい気持ちがあったとしても、練習ができません。
赤ちゃんがいる部屋に物を置くのが不安であれば、ベビーサークルを設置することをおすすめします。
サークル内に物を置かなければ、赤ちゃんの怪我を防げますし、サークルを利用すれば、つかまり立ち練習もできますから一石二鳥です。
なかなかつかまり立ちしない赤ちゃんに練習は必要?
つかまり立ちの開始時期には個人差があるので、周りの子と比較する必要はありませんし、周りに追いつくために、今すぐ練習を始める必要もありません。
とくに、体(筋力)の準備が整っていない赤ちゃんの場合、無理につかまり立ちの練習をさせると、赤ちゃんに苦痛を植え付けることになってしまい逆効果です。
つかまり立ちに関心を示さない赤ちゃんや、部屋に物が無くてつかまり立ちできない赤ちゃんの場合は、以下の方法で、つかまり立ちを促してみてはいかがでしょうか。
- 赤ちゃんが手を掛けられる高さの家具やベビーサークル等を設置する
- 立ち上がれば手が届く範囲にお気に入りのおもちゃを置く
こういった工夫を取り入れて、赤ちゃんのつかまり立ちへの意欲を高めてあげましょう。
それでもつかまり立ちが始まらない場合や、気がかりな点がある場合は、かかりつけの小児科医等に相談してみてください。
前兆はある?練習を始めるタイミング
つかまり立ちの前兆が見られたら、練習を始めるタイミングです。つかまり立ちの前兆はハイハイに見られます。
- ハイハイのスピードが上がった
- 高ばい(お尻を上げて膝をつかないハイハイ)をするようになった
こういった行動が見られたら、つかまり立ちに必要な筋力が備わってきたと考えて良いでしょう。しかし中にはハイハイが苦手な赤ちゃんもいますよね。
わが子の場合は、仰向けで進む「背ばい」を好んでいたため、ハイハイで見られるような前兆行動はありませんでした。
ですが、お尻を浮かせて背ばいをしたり、お座りのときに腰を上げようとしたりと、つかまり立ちの前兆と思しき行動が見られました。
このように、つかまり立ちの前兆は赤ちゃんによってケース・バイ・ケースですが、以前と比較して筋力を使った行動が見られるようになれば、つかまり立ちの練習を始めてみると良いでしょう。
大人がサポートするトレーニング方法
初めてのつかまり立ち練習は、ママ・パパの体を使った方法が安全でおすすめです。
正座した大人の太腿に赤ちゃんの手を掛けて、つかまり立ちを促したり、立ち上がった赤ちゃんの手を握り、体を支えてあげましょう。
赤ちゃんの動きに合わせて、大人が柔軟に体勢を変えてあげれば、赤ちゃんはバランスを取りやすくなります。
また、転倒にもすぐに対応できるよう、大人は赤ちゃんの体に手を添えておきましょう。
大人の体を使ったトレーニングでつかまり立ちに慣れていくことで、赤ちゃんは自然と立つことに興味を覚え、自主的に物を使ったつかまり立ちをするようになります。
おもちゃを使ったつかまり立ち練習方法
赤ちゃんのつかまり立ちトレーニングには、おもちゃを使った楽しい練習方法がおすすめです。
たとえば、30cm〜35cm程度の高さのローテーブルやソファーの上にお気に入りのおもちゃを置くと、赤ちゃんはおもちゃを掴むために、自らつかまり立ちを試みるようになるでしょう。
つかまり立ちの習得スピードや安全性を重視するのであれば、つかまり立ちトレーニングができる大型おもちゃを取り入れることをおすすめします。
つかまり立ちトレーニングができるおもちゃとは、立ち上がって遊ぶことを想定して作られたおもちゃです。
こういったおもちゃはハイハイ期から使える物が多く、つかまり立ちだけでなく、ひとり歩きに至るまでのステップを段階的かつ効率的に練習することができます。
つかまり立ちの練習に有効なおもちゃの選び方
つかまり立ちの練習に有効な大型のおもちゃは、以下のようなジャンルです。
- テーブル型おもちゃ
- スロープおもちゃ・玉転がし
- 室内遊具
- 手押し車・ウォーカー
それぞれのおもちゃの特徴をまとめると、下記表のようになります。
ジャンル | 特徴 |
---|---|
テーブル型 おもちゃ |
安定性に優れているので、 つかまり立ちを始めたての赤ちゃんにおすすめ |
スロープおもちゃ・玉転がし | 動きのあるおもちゃや、 知育遊びが好きな赤ちゃんにおすすめ |
室内遊具 | 6歳頃まで使用できるおもちゃが多いため、 コストパフォーマンスに優れる |
手押し車・ ウォーカー |
ママパパの補助が必要なおもちゃが多いものの、 上達スピードは1番早い |
※各ジャンルをクリックすると、各ジャンルのおすすめおもちゃ紹介部分に移動します
おもちゃを選ぶ際には、作りがしっかりとした安全なものや、色味やデザインで赤ちゃんの好奇心をくすぐるものを選ぶことをおすすめします。
それでは、各ジャンルのおもちゃの特徴や、おすすめの商品を詳しく見ていきましょう。
つかまり立ち練習におすすめのテーブル型のおもちゃ3選
テーブル型おもちゃとは、テーブルの天板に仕掛けが施されているおもちゃです。
安定性に優れた形状なので、つかまり立ちの練習を始めたばかりの赤ちゃんでも安心して遊べます。
テーブル側面にも仕掛けが施されている商品は、座って遊ぶことも可能なので、ハイハイからつかまり立ちへの移行期にとても役立ちます。
- おすすめ1:テーブルからウォーカーに変形する全身知育のおもちゃ(約8,000円)
- おすすめ2:大好きなアンパンマンとつかまり立ち練習できるテーブルおもちゃ(約7,000円)
- おすすめ3:指先知育遊びが詰まったルーピングテーブルトイ(約19,000円)
おすすめ1:テーブルからウォーカーに変形する全身知育のおもちゃ
出典元:Amazon
『全身の知育パーフェクトⅡ(ピープル)』は、天板には赤ちゃんが大好きなポットン落とし(ボール落とし)や、リモコンなど仕掛けが満載。効果音も賑やかで、赤ちゃんの心を掴んで離しません。
このおもちゃの最大の特徴は、5つの形態に組み替えて4歳頃まで長く遊べること。
はじめはハイハイウォーカーとして使い、上手に遊べるようになったらテーブルに組み替えれば、つかまり立ちへの移行がスムーズです。
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おすすめ2:大好きなアンパンマンとつかまり立ち練習できるテーブルおもちゃ
出典元:Amazon
つかまり立ちに興味を示さない赤ちゃんにおすすめなのが、大好きなキャラクターのテーブル型おもちゃです。
『アンパンマン たっちしてタッチ!テーブル(ピノチオ)』は、全方位正面仕様になっているため、赤ちゃんがどの場所でつかまり立ちをしても楽しく遊べます。
さらに大好きなアンパンマンの音楽も流れて赤ちゃんウケも抜群!フラットテーブルとしても使えて便利です。
おすすめ3:指先知育遊びが詰まったルーピングテーブルトイ
出典元:Amazon
『カントリークリッターズプレイキューブ(ハペ)』はキューブ型の木製テーブルおもちゃです。ほどよい重量があり、つかまり立ちをしてもグラつきません。
天板のルーピング(ビーズコースター)は赤ちゃんが大好きなおもちゃです。側面にも仕掛けが豊富なので、ハイハイ期から使えば自然とつかまり立ちを促してくれます。
難易度の高い仕掛けも付いており、3歳頃まで飽きずに遊べるでしょう。
つかまり立ち練習におすすめのスロープおもちゃ・玉転がし3選
スロープおもちゃや玉転がしは、玉や車などをスロープに転がして遊ぶおもちゃです。
そのユニークな動きに夢中になる赤ちゃんは多く、繰り返し遊ぶうちに、あっという間につかまり立ちやひとり立ちが上達します。
スロープおもちゃを利用してつかまり立ちの練習をする際は、おもちゃ本体に手を掛けると、おもちゃごと倒れてしまう恐れがあるので、周りの家具や大人の体を支えにしてつかまり立ちをさせてあげましょう。
スロープおもちゃを壁際に置いて遊べば、赤ちゃんがバランスを崩しても、おもちゃの横転を防ぐことができてより安全です。
- おすすめ1:頑丈でつかまり立ち練習に最適!ユニークな動きの玉転がし(約20,000円)
- おすすめ2:くねくね走る車にやみつきになる木製スロープおもちゃ(約8,000円)
- おすすめ3:0歳の知育にピッタリ!シンプルだけどハマる玉落としおもちゃ(約4,500円/売切れ中)
おすすめ1:頑丈でつかまり立ち練習に最適!ユニークな動きの玉転がし
出典元:Amazon
『フラワーガーデン(プレイミートイズ)』は1歳未満でも遊べる玉転がしです。一般的なボールの玉転がしとは異なり、花をモチーフにした、大きさや形の違う木のおもちゃを転がします。
おもちゃによって転がるスピードや、転がるときに鳴る音色が異なり、飽きることがありません。
しっかりした木製で、安定感のある設計なので、まだ手先がうまく使えない赤ちゃんのつかまり立ち練習におすすめします。
おすすめ2:くねくね走る車にやみつきになる木製スロープおもちゃ
出典元:楽天市場
『クネクネバーン レインボー(ベック)』はてっぺんから車のおもちゃを走らせる、スリムタワー型のスロープおもちゃです。
短いスロープを左へ右へ下っていくコミカルな車の動きとカタカタと鳴る木の音色が心地良く、赤ちゃんはやみつきになることでしょう。
車をスロープに乗せやすい作りなので、1歳未満の子でも遊びやすくなっています。
おすすめ3:0歳の知育にピッタリ!シンプルだけどハマる玉落としおもちゃ
出典元:Amazon
生後10ヶ月頃から遊べる『くるくるチャイム リニューアル(くもん出版)』。
0歳児が大好きなポットン落としと、玉転がしが一体となった、赤ちゃんにとって夢のようなおもちゃです。
軽いプラスチック製なので、仮におもちゃが倒れても安全です。くるくるチャイムは背が低めなので、つかまり立ちの練習の際には、10cm程度の土台の上に置くと遊びやすくなります。
つかまり立ち練習におすすめの室内遊具3選
ジャングルジムや、大型ソフトブロックといった家庭用の室内遊具も、つかまり立ちの練習に有効です。
室内遊具は遊びの自由度が高いうえに、手を掛けられる部分が多いので、赤ちゃんが自由に遊んでいるうちに、自然とつかまり立ちを習得することが期待できます。
また、室内遊具は6歳頃まで長く遊べるものが多いので、幼児期の体力向上にもおすすめです。
ただし、室内遊具は遊びの自由度が高いぶん、赤ちゃんが予想外の使い方をして、落下や怪我を招く可能性もありますから、遊ぶ際は必ず大人が側で見守ってください。
- おすすめ1:つかまり立ち練習には定番のジャングルジム(約15,000円)
- おすすめ2:組み合わせ次第でオリジナルの室内遊具になるソフトブロック(約40,000円)
- おすすめ3:全身を使ってつかまり立ち練習できる小型プレイハウス(約33,000円)
おすすめ1:つかまり立ち練習には定番のジャングルジム
出典元:Amazon
ジャングルジムは、パイプをしっかりと握れるうえに、足元の形状もシンプルなので、つかまり立ちや伝い歩きの練習にうってつけです。
こちらの『白いわんぱくジム(ピープル)』は月齢8ヶ月から遊べます。独自の強化紙パイプを使用しており、手が滑りにくく、当たっても痛くない優しいジャングルジムです。
組み方によっては鉄棒遊びができたり、4段のハイタワーにもなるので、大きくなっても楽しく遊べます。
おすすめ2:組み合わせ次第でオリジナルの室内遊具になるソフトブロック
出典元:Amazon
『ふやせるアスレチックソフトブロック(日本育児)』は弾力のある大きなソフトブロックです。組み方次第でトンネルや滑り台などいろいろな遊具に変身します。
隣同士のパーツを連結させるファスナーが付いているので、つかまり立ちの練習でバランスを崩しても、パーツがバラバラになる心配はありません。
ハイハイ期からこの遊具で遊べば、つかまり立ちに必要な全身の筋肉を鍛えることができるでしょう。
おすすめ3:全身を使ってつかまり立ち練習できる小型プレイハウス
出典元:Amazon
『トドラーコーナープレイハウス(ステップ2)』は小型のプレイハウスです。壁面上部まで仕施された仕掛けは、つかまり立ちの練習にぴったり。
部屋の角に設置できる設計なので、赤ちゃんが壁面にもたれかかっても安定しています。
小型のベビーサークルとしても使えるので、限られたスペースを利用して赤ちゃんを安全に遊ばせたいというご家庭にもおすすめです。
つかまり立ち練習におすすめの手押し車・ウォーカー3選
昔ながらの手押し車も、赤ちゃんのつかまり立ち練習におすすめです。
つかまり立ちの練習を始めたばかりの頃は、タイヤが動くと赤ちゃんがバランスを崩して転倒してしまうので、タイヤにロックを掛けるか、大人が手押し車を支えて、タイヤが回転しないように注意してください。
手押し車が1台あれば、つかまり立ちからひとり歩きまで練習ができます。
手押し車は、他のおもちゃのように赤ちゃんが伝って歩くのではなく、おもちゃ自体が動くので、ひとり歩きまでの上達スピードが早いといわれています。
- おすすめ1:安全対策◎安心してつかまり立ち練習できるカタカタ手押し車(約4,000円/売切れ中)
- おすすめ2:お座りからつかまり立ちへの移行がスムーズにできるビジーウォーカー(約11,000円)
- おすすめ3:楽しい音楽に赤ちゃん興味津々!乗り物にもなるコンパクトウォーカー(約7,200円)
おすすめ1:安全対策◎安心してつかまり立ち練習できるカタカタ手押し車
出典元:Amazon
『おしぐるま ひよこ(シンセーインターナショナル)』は前進させると、荷台のひよこがカタカタと音を鳴らしながら上下する、昔ながらの木製手押し車です。
後方へ倒れないようにストッパーが付いていたり、バック方向へ進まない機能がついていたりと安全対策はバッチリ。
赤ちゃんがつかまり立ちできないうちは、お座りの姿勢でハンドル下部の回転おもちゃで遊ばせ、徐々につかまり立ちを促してしてみましょう。
おすすめ2:お座りからつかまり立ちへの移行がスムーズにできるビジーウォーカー
出典元:楽天市場
『ベビーファーストウォーカー(アイムトイ)』はビジーボードと手押し車が一体となった木製ウォーカーです。指先を使う仕掛けが9種類も備わっており、知育玩具としても飽きずに遊ぶことができます。
ハンドルが前輪から手前に伸びる形状と、重量感のある作りで転倒しづらくなっているのも特徴です。
ビジーボードの裏側のスペースに重しを乗せれば、タイヤの回転を抑制でき、赤ちゃんが寄りかかっても、グラつくことはありません。
おすすめ3:楽しい音楽に赤ちゃん興味津々!乗り物にもなるコンパクトウォーカー
出典元:Amazon
『くまのプーさん おしゃべりウォーカーライダー(タカラトミー)』は手押し車とライダーの2WAY仕様。プーさんが優しく話しかけてくれるため、大きなおもちゃを怖がる慎重派の赤ちゃんも楽しく遊べます。
この手押し車には、タイヤの回転スピードを調整するダイヤルが付いており、つかまり立ちに慣れていない赤ちゃんにも安心です。
また軽いプラスチック製なので、赤ちゃんが体をぶつけても怪我をしにくいというメリットもあります。
つかまり立ちの練習には手作りおもちゃもおすすめ
つかまり立ちの練習には、手作りのおもちゃも役立ちます。赤ちゃんが立って遊べるおもちゃは、ご家庭にある身近な材料でも十分作ることが可能です。
ここでは、つかまり立ち練習におすすめの手作りおもちゃ2種類の作り方を紹介します。
ダンボールで手作り!おもちゃ一体型テーブルの作り方
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ダンボールで作るつかまり立ちテーブルは、木やプラスチックと比べて柔らかいため、赤ちゃんがバランスを崩して体をぶつけてしまっても、安全です。
- ダンボールを組み立てる
- 上部におもちゃを取り付ける(舐めても安全で誤飲しないサイズのもの)
- ダンボールが不安定なら、内部に重しを入れる
取り付けるものはおもちゃに限らず、リボンやロープ、端切れで作ったマスコットなど、赤ちゃんが好きなものなら何でもOKです。
上面と下部側面に穴を開ければ、ポットン落としもできます。
ダンボールの高さの目安は、30cm~35cm程度。2Lのペットボトル用のダンボールなどがおすすめです。
不用品がおもちゃに変身!壁掛け手作りビジーボードの作り方
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壁掛けのビジーボードは、ベビーサークルや、ベビーベッドの側面など、赤ちゃんがつかまり立ちを練習しやすい場所に取り付けて遊びます。
ビジーボードとは、一枚板におもちゃや仕掛けを取り付けた知育玩具です。
手作りすれば、お家にある不用品を有効活用できるうえに、成長とともにおもちゃを入れ替えることができて便利です。
- 土台を用意し、鋭利な角は削るなどの安全対策を施す
- 結束バンド等で、土台におもちゃをしっかりと固定する
- 完成したビジーボードをサークルなどに取り付ける
ビジーボードの土台には、ベニヤ板、有孔ボードなどを利用します。どちらも100円ショップやホームセンターにて安価で入手可能です。
ビジーボードに取り付けるアイテムは、赤ちゃんが舐めても安全で、誤飲しないものなら基本的に何でもOK。
紐や壊れた電卓、手鏡(傷のないもの)、おもちゃなど、赤ちゃんが好みそうなものを取り付けましょう。
つかまり立ちを始めたら整えたい環境づくりと転倒対策
つかまり立ちの練習を始めるためには、安全対策も欠かせません。
安全な環境を整え、転倒対策をしっかりと行わないと、赤ちゃんが怪我をしてしまうおそれがあります。
- 赤ちゃんガイル部屋の床や手の届く高さに物を置かない
- つかまり立ちの練習中は、必ず大人が隣で見守る(サポートする)
この2点は必ず守りましょう。そしてつかまり立ちの練習を始める前に、赤ちゃんがいる部屋の危険な箇所を把握してください。
角張った家具、指を挟む恐れのある扉、滑りやすい床、赤ちゃんが立ち入ると危ないエリアなどはありませんか?
これらのような危険箇所には安全対策を施しておきましょう。
つかまり立ち練習に便利な安全対策グッズ
赤ちゃんにとって危険な場所はお部屋のレイアウトによってさまざまです。
以下のような安全対策グッズを使用し、安全につかまり立ち練習ができる環境作りを行ってください。
コーナーガード
出典元:楽天市場
赤ちゃんがつかまり立ちを練習するテーブルや、テレビ台、柱など、室内には角張った箇所が意外に多くあります。
つかまり立ち期の赤ちゃんは転倒しやすいので、クッション性のある柔らかいコーナーガードで角を覆うことをおすすめします。
プレイマット
出典元:楽天市場
床の滑り対策にはプレイマットがおすすめです。プレイマットは厚みがあるので、赤ちゃんを転倒の衝撃から守り、足音を軽減してくれます。
ジョイントタイプのマットなら、汚れた場所だけ外して洗えるのでお手入れも楽ちんです。
ベビーガード(チャイルドロック)
出典元:Amazon
赤ちゃんのいたずら防止のために、室内の物を戸棚などに収納していても、赤ちゃんが扉を開けて中身を出してしまうことがあります。
誤飲や指挟みの原因にもなりかねないので、収納扉にはベビーガード(チャイルドロック)を取り付けて置くと安心です。
ベビーゲート、ベビーサークル
出典元:楽天市場
キッチンや、テレビ、暖房器具等の周りなど、赤ちゃんを近づけたくないエリアにはベビーゲートを設置するか、赤ちゃんの行動場所を区切るベビーサークルを設置しましょう。
ベビーゲートやベビーサークルはつかまり立ちの練習にも使えるので一石二鳥です。
おもちゃ付きのものや、コンパクトに折り畳めるものなど、お部屋の事情に合った商品を選びましょう。
つかまり立ちの練習は体の成長を待ってから!楽しく安全に行おう
つかまり立ちはひとり歩きができるようになるために必要なステップです。
とはいえ体の成長には個人差がありますから、「周りの子がみんなつかまり立ちしてるんだから、うちの子も」と、焦る必要はありません。
つかまり立ちの練習は、赤ちゃんの手や腕、足腰の筋力が付くのを待ってから始めましょう。
つかまり立ちの上達のためには、赤ちゃんが前向きに練習することが何より大切です。まずは赤ちゃんに恐怖心を植え付けないよう、安全対策をしっかり行ってください。
そして親子でコミュニケーションを取ったり、楽しくおもちゃで遊んだりしながら、つかまり立ちを促してあげましょう。
この記事のライター
方戸モナ
10歳の子供を持つママライターです。前職は育児用品や幼児玩具を扱う企業に勤めていました。 そこではたくさんのママさんパパさんと関わる機会があり、同じ母親として多くの学びとパワーをいただきました。 私も子育てを頑張るママさんパパさんへ、エールの気持ちを込めて情報をお届けしていきます! 最近のマイブームは、フォームローラーを使って全身をゴリゴリほぐすストレッチです。