予定日より早く産まれる人の特徴!予定日通りに産んだ母親との違いは?

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妊娠中のママたちの最大の関心事の一つが、赤ちゃんがいつ産まれてくるかということです。

予定日を過ぎても産まれない赤ちゃんがいる一方で、予定日より早く産まれる赤ちゃんも少なくありません。筆者も予定日よりも3週間ほど早く赤ちゃんを産みました

本記事では、予定日より早く産まれる人の特徴や、出産のタイミングに影響を与える要因について詳しく解説していきます。
実際に、予定日よりも早く赤ちゃんを産んだ筆者予定日通りに産んだ妹の妊娠中の様子も紹介します。

出産予定日とは?

出産予定日とは赤ちゃんが産まれると予測される日のことですが、予定日通りに産まれる赤ちゃんは少ないのが現実です。出産予定日がどのように計算されているのか改めて確認してみましょう。

受精後胎齢と月経後胎齢

出産予定日の計算には、主に2つの方法があります。

  • 受精後胎齢:受精した日から数えて約38週目を予定日とした計算法
  • 月経後胎齢:最終月経の初日から数えて約40週目を予定日とした計算法

一般的には月経後胎齢が使用されることが多いですが、正確な受精日がわかっている場合は受精後胎齢を用いることもあります。

受精後胎齢と月経後胎齢の例を挙げて説明しましょう。

受精後胎齢の場合

受精日:2024年1月1日
予定日:2024年9月22日頃(受精日から約38週間後)

受精後胎齢の場合、妊娠週数は受精日から数えます。例えば、2024年3月1日の時点では、妊娠8週といわれます。

月経後胎齢の場合

最終月経開始日:2023年12月15日
予定日:2024年9月22日頃(最終月経開始日から約40週間後)

月経後胎齢の場合、妊娠週数は最終月経開始日から数えます。例えば、2024年3月1日の時点では、妊娠11週です。

どちらも同様​​の予定日(2024年9月22日)ですが、月経後胎齢より受精後胎齢よりも約2週間長く計算されます。

出産の6割が37週~39週

実際の出産日には個人差が大きいものの、統計的には出産の約6割が37週から39週の間に集中しており、多くの赤ちゃんが予定日の前後2週間で産まれています

早産(37週未満)や遅延出産(42週以降)もめずらしくありませんが、医学的には正期産(37週~41週)が理想的とされています。

予定日よりも早く産まれる人の特徴は?

予定日よりも早く産むママには、いくつかの共通点が見られます。共通点は、以下の通りです。

  • 母や姉妹が早く産んだ人
  • 妊娠中にたくさん歩く人
  • 妊娠中お腹が頻繁に張っていた人

筆者も妊娠中は頻繁にお腹が張っていました。張り止めのお薬を服用し続けて、36週まで耐えました。

母や姉妹が早く産んだ人

遺伝的要因が、出産時期に影響を与える可能性があります。

自分の母親や姉妹が予定日より早く出産している場合、同じように早く産む傾向があるかもしれません。ただし、絶対的なものではなく、あくまで一つの目安として考えましょう。

妊娠中にたくさん歩く人

適度な運動は健康的な妊娠生活に欠かせませんが、過度な運動や長時間の歩行は早産のリスクを高める可能性があります。

特に後期になってからの激しい運動には注意が必要です。適度な運動は血行を促進し、体調管理にも良い影響を与えますが、主治医と相談しながら適切な運動量を保つことが大切です。

妊娠中頻繁にお腹が張っていた人

妊娠中のお腹の張りは、子宮収縮によるもので、多くの妊婦さんが経験します。

頻繁に強い張りを感じる場合は、早産の兆候である可能性もあります。筆者は、子宮がバレーボールのように感じるほどお腹の張りを感じました。

特に、規則的な間隔で張りが来る場合や、腹痛を伴う場合は要注意です。不安を感じたら、すぐに医療機関に相談しましょう。

予定日より早く産みたい!陣痛を促進するには?

予定日が近づくと早く赤ちゃんに会いたいと思いますよね。早く会いたいと思う気持ちを感じることは、自然なことです。

しかし、人為的に陣痛を促進することは危険を伴う可能性があるため、推奨されません。自然な陣痛の開始を待つことが、母体と赤ちゃんの両方にとって最も安全です。

自然な方法としては、適度な運動や軽いマッサージ、バランスの取れた食事などが陣痛を促す可能性がありますが、効果には個人差があります。

予定日より早く産んだ母親の体験談

筆者は、第一子を37週5日、第二子を36週1日で産みました。二人とも予定帝王切開でしたが、緊急帝王切開でした。
予定日よりも早く出産した筆者とは対照的に、妹は予定日通りに第一子を産みました。

二人の妊娠中の様子と特徴をご紹介します。

分娩予定日より10日早く産まれた長女

長女は予定帝王切開日を39週頃に決めて出産日を待ち望んでいましたが、分娩の予定日よりも10日早く緊急帝王切開で産まれました。

妊娠12週頃から少量の出血とお腹の張りがあり、妊娠15週頃には自宅安静を余儀なくされ、8週間ほどベッドで過ごしました。

37週5日に破水して緊急帝王切開で産まれたのですが、今思えば妊娠初期から頻繁にお腹が張っていたと思います。
 

36週1日で産まれた長男

36週1日で産まれた長男の妊娠中は、とにかくお腹が張っていました。妊娠28週頃からは夜も張りが治まらず、張り止めを服用し続けていました。

貧血で鉄剤も服用しなければならず、毎日吐き気と同期に悩まされていました。36週0日目の夜、大量に出血し規則的な生理痛のような鈍痛を感じ病院へ。

陣痛だと分かり、緊急帝王切開で正産期である37週を待たずに出産しました。
 

予定日ぴったりに産まれた姪

対して、筆者の姪っ子は出産予定日通りに産まれました。お腹の張りが頻繁にあった筆者とは対照的にお腹の張りを感じたことがないという妹は、37週を過ぎてもお腹が張らず痛みもないと話していました。

出産予定日が夏だったこともあり、散歩に出られず運動する機会がなかったといいます。

40週を迎えたその日、腰に鈍痛を感じ陣痛が進むのを待ったそうです。

焦らずゆっくり穏やかに過ごそう


出産予定日はあくまで目安であり、前後2週間程度の差があることを覚えておきましょう。大切なのは、焦らずにリラックスして過ごすことです。

ストレスは早産のリスクを高める可能性があるため、穏やかな気持ちで妊娠生活を楽しむことが重要です。十分な休息を取り、バランスの取れた食事を心がけ、定期的な検診を受けることで、健康的な妊娠生活を送れます。

赤ちゃんとの対面を心待ちにしながらも、自然なプロセスを尊重し、主治医のアドバイスに従いましょう。

この記事のライター

にさわ あや

にさわ あや

フリーランスライターとして活動しておりますにさわ あやです。ネイリストを経てネイル関連の通販サイトを運営してきましたが2021年に売却し培った経験を活かしてライターをしています。自閉症スペクトラム障害をかかえた4歳児と0歳児の子育てをしながら仕事との両立に日々奮闘しています。発達障害児の子育てにまつわるリアルな経験や情報をご提供します!