【赤ちゃんのセルフヘアカット】失敗しない方法を男の子・女の子別に画像付きで解説

【写真解説】1歳の男の子・女の子の赤ちゃんの簡単セルフヘアカット!

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※音声ありの動画です

伸びた髪の毛が気になってくる1歳頃。「赤ちゃんが美容院を嫌がるから」と、自宅でヘアカットを行うご家庭も多いのではないでしょうか。

しかし、1歳頃の赤ちゃんの髪は細くて量が少ないため、切り方を間違えると不格好になってしまいます。

かつて筆者も、わが子の髪を自己流でカットしてしまい、ところどころ地肌が丸見えという残念な失敗を経験しました。

そこで今回は、ヘアカット初心者でも失敗しない、1歳の赤ちゃんのセルフヘアカット方法を、男の子・女の子に分けて解説します。

この記事を読めば、失敗しがちな耳周りや前髪のカットも簡単に行えますよ。

動画と画像の両方でヘアカット方法を説明しているので、ぜひ参考にしてください。

動画に登場するヘアスタイリスト

子ども専門の美容師「チョッキンズ」鈴木舞子 埼玉エリアマネージャー テクニカルディレクター

子ども専門の美容師 鈴木舞子
チョッキンズ 埼玉エリアマネージャー テクニカルディレクター

美容師キャリア20年以上。年間約2500人の子どもたちをカット。これまでに多数子育て系WEBメディアや日本テレビ『ZIP!』、TBSテレビ『パパジャニWEST』などテレビ出演経験あり

1歳ではじめてのヘアカットをする赤ちゃんは多い

伸びてきた髪の毛が気になりだす1歳頃は、はじめてヘアカットをする赤ちゃんが多い時期です。

赤ちゃんが自分で髪留めを外すようになったり、前髪が目にかかって邪魔になりだしたら散髪してあげましょう。

美容院を嫌がる赤ちゃんにはセルフヘアカットがおすすめ

はじめてのヘアカットはプロにおまかせしたいところ。しかし、1歳頃の赤ちゃんは美容院や理容室の雰囲気を怖がったり、じっと座るのを嫌がったりすることも珍しくありません

そんなときおすすめなのが、自宅の慣れた環境でのセルフヘアカットです。

セルフカットというと難しく聞こえますが、切り方はいたってシンプル。以下の内容を参考に赤ちゃんのヘアカットに挑戦してみてください。

赤ちゃんのヘアカットに必要な道具を準備しよう

赤ちゃんのヘアカットに必要な道具を準備しよう
赤ちゃんのヘアカットを行うために、まずは必要な道具を準備して環境を整えましょう。ここでは必ず用意したい道具と、あったら助かる便利グッズを紹介しています。

赤ちゃんヘアカットで求められるのはなんと言ってもスピードです。途中で手間取らないように、カット前に全ての道具を揃えて、手に取りやすい場所に並べておきましょう

必ず用意したい道具8つ

下記の8点は、最低限用意しておくといいでしょう。

  • カット用ハサミ
  • すきバサミ
  • コーム(クシ)
  • ケープ(ゴミ袋でも対応可)
  • 首元に巻くタオル
  • 霧吹き
  • 床に敷くシート(新聞紙も可)
  • 赤ちゃんが安定して座れる椅子

ハサミ類以外はご家庭にあるもので代用可能です。ケープと首元に巻くタオルを嫌がる場合は、汚れてもいい服を着せてカットしましょう。

床に敷くシートはレジャーシートなどのツルツルした素材のものがおすすめです。

赤ちゃんの椅子の下だけでなく、ヘアカットを行う大人の動線をカバーするように、シートを広げておくと片付けがラクになります。

赤ちゃんが動くと危ないので、ハサミ類は刃の先端が丸まった赤ちゃん用の物がおすすめです。

道具を一つずつ揃えるのが大変かもと不安な方は、ハサミ、すきバサミ、コームがセットになっているものを購入してみてはいかがでしょうか?

あったら助かる便利グッズ

以下は用意しておくと便利なグッズです。あると、ヘアカットをスムーズに行なえます。

  • ダッカールやヘアゴム

ダッカール(ヘアクリップ)で髪の毛をブロッキングすると、毛量の多い赤ちゃんのヘアカットやレイヤーカットが効率的に行えます。ダッカールの重さが気になるなら、細いヘアゴムで髪の毛を結んでブロッキングするのがおすすめです。

 

  • バリカン

髪の長さを均一にカットしてくれるバリカンは時短カットにおすすめです。男の子のバリカンヘアカット方法については後述します。

 

  • おもちゃや動画

おもちゃや動画鑑賞ができるタブレットなどは赤ちゃんのぐずり対策におすすめです。水洗いできるもしくは拭けるものを選べば、付着した髪の毛を簡単に落とすことができます。

 

  • 化粧ブラシやパフ

顔や体に髪の毛がつくと、急に赤ちゃんの機嫌が悪くなることもあるので、すばやく髪の毛を払える道具を手元に置いておきましょう。ブラシやパフにベビーパウダーをつけておくとさらに髪の毛を取りやすくなります。

 

短時間でササッと仕上げるときに鏡は便利です。自立タイプや壁掛けタイプの鏡があれば、赤ちゃんの顔を覗き込まなくても左右の長さのバランス確認が容易に行えます。

1歳児にハサミが不安ならレザーの使用もおすすめ

1歳児にハサミが不安ならレザーの使用もおすすめ
赤ちゃんのヘアカットにハサミを使うのが不安という場合には、レザーをおすすめします。

レザーは髪の毛をつまみ、削ぐように細かく動かしてカットする道具です。髪の毛に不自然な段差ができにくいため、セルフカット初心者でも自然に仕上げることができます

また、髪をカットする際の音が静かなので、赤ちゃんの恐怖心をあおりません。ただし、レザーもハサミ同様に、刃を赤ちゃんの肌に当てないように気をつけましょう。

1歳児のヘアカットで失敗しないためのポイント5つ

1歳児のヘアカットで失敗しないためのポイント5つ
1歳児のヘアカットの手順を確認する前に、基本的な髪の毛のセルフカット方法をチェックしておきましょう。

セルフカットの場合、同じ長さで切り揃えているつもりでも、切り口がガタガタと不揃いになったり、不自然なほど真っ直ぐになったりということがよくあります。

そこで上手にヘアカットを行うためのポイントを5つにまとめました

赤ちゃんのヘアカットのポイント5つ!
画像と共にに詳しく解説
  • ポイント1:赤ちゃんの髪ではなくコームを濡らす
  • ポイント2:髪は頭皮に対して90°に引き出す
  • ポイント3:希望の長さよりも余裕を残して切る
  • ポイント4:ハサミを縦か斜めに入れて不自然さをなくす
  • ポイント5:すきバサミを正しく使う

仕上がりに大きく影響してくるポイントなので、失敗を防ぐためにもぜひチェックしてみてください。

ポイント1:赤ちゃんの髪ではなくコームを濡らす

赤ちゃんのヘアカットのポイント1:赤ちゃんの髪ではなくコームを濡らす
カットする時に赤ちゃんの髪ではなくコームを霧吹きで湿らせましょう

赤ちゃんの細い髪の毛は、直接水を吹きかけるとべっとり濡れてしまい、切りづらくなります。

また、くせ毛の赤ちゃんや毛量が少ない赤ちゃんの場合は、カットしていざ乾かすと全くイメージとは違う髪型になる場合もあります。

湿らせたコームを使い髪をとかすことで、赤ちゃんの髪は程よくまとまり、乾いた後のカット後の髪型にもギャップが生まれません

ポイント2:髪は頭皮に対して90°に引き出す

赤ちゃんのヘアカットのポイント2:髪は頭皮に対して90°に引き出す
髪の長さを揃えるためには、髪の毛を人差し指と中指で挟んで引き出し、指のラインを目安にカットしていきます。

このとき、髪を引き出す方向が不揃いだと切り口がガタガタと不自然になってしまうので、上の画像のように、髪の毛を頭皮の角度に対して90°の方向に引き出しましょう

頭皮の方向がよく分からないという場合はボールをイメージしてみてください。

頭が1つのボールだと仮定し、ボールの中心部と毛先が一直線になるイメージで放射状に髪を引き出してカットすると、毛先が自然に馴染みます

ポイント3:希望の長さよりも余裕を残して切る

赤ちゃんのヘアカットのポイント3:希望の長さよりも余裕を残して切る
ヘアカットの失敗を避けるためには髪の毛を長めに残して切るのもポイントです。とくに赤ちゃんは頭が小さいので、5mm程度髪の長さが変わるだけでも随分と印象が変わってしまいます。

不慣れなうちは髪の毛が想定よりも1cm程度長めに残るように切りましょう。そして毛先をすき揃えるように徐々に髪の長さを調整していくときれいに仕上がるうえに、切り過ぎを防ぐことができます。

また、髪の毛は乾いた時に空気を含んで短く見えるということも念頭に置いておきましょう。

ポイント4:ハサミを縦か斜めに入れて不自然さをなくす

赤ちゃんのヘアカットのポイント4:ハサミを縦か斜めに入れて不自然さをなくす
ハサミの刃の角度を、髪の毛を挟んでいる指と平行にしてカットすると、毛先が一直線になり不自然な仕上がりになります。

ハサミを髪の毛に対して縦方向や縦に近い斜め方向に入れてカットすると毛先が自然に馴染みます

特に髪の輪郭が目立つ顔周りは縦や斜めにカットして、輪郭を自然にぼかしましょう。

急いで仕上げないと赤ちゃんがぐずってしまうという場合は、ひとまずハサミを横に入れてバッサリと髪の毛をカットしてから、後で毛先にハサミを縦にいれて、仕上げるという方法でも問題ありません。

ポイント5:すきバサミを正しく使う

赤ちゃんのヘアカットのポイント5:すきバサミを正しく使う
毛量調整や毛先の仕上げに利用するすきバサミですが、目的によって正しく使い分けることも重要です。

毛量調整を行う場合は、髪の毛先側1/3のところで1回、そして毛先に向かってハサミを動かしながらもう1回の計2回、チョキチョキとハサミを入れます。

いっぽう毛先を自然に仕上げる場合は、毛先1cmぐらいの部分にチョキっと1回だけハサミを入れます。

もともと毛量が少ない赤ちゃんの場合は、毛量調整のためのすきバサミは不要です。

【女の子編】1歳児のセルフヘアカットのやり方

1歳児のセルフヘアカットのやり方【女の子編】
まずは1歳の女の子のヘアカット方法をご紹介します。

ここで紹介するのは、上の画像のように、髪を伸ばすために毛先だけを整えるヘアカット方法です。ショートカットにしたい場合は、男の子編を参考にしてみてください。

髪を伸ばしたい女の子の赤ちゃんの場合は、後ろ→耳周り(サイド)→前髪の順番にヘアカットします。

Point
  • 耳周りを切りすぎない
  • 前髪で可愛らしさを出す

それでは行程順にヘアカットのコツを見ていきましょう。

女の子のヘアカット方法を動画で確認したい方は下記動画を、画像で確認したい方は、このまま読み進めてくださいね

【1歳女の子】後ろ髪のヘアカットのコツ

【1歳女の子】後ろ髪のヘアカットのコツ
女の子の赤ちゃんのうなじ部分の髪の毛は、一番短い部分に長さを切り揃えるようにカットしましょう。

くせ毛で毛先がはねてしまう場合は、長さを揃えるというよりも、はみ出して不揃いに見えてしまう部分をカットするときれいに整います。

【1歳女の子】サイド(耳周り~襟足)のヘアカットのコツ

【1歳女の子】サイド(耳周り~襟足)のヘアカットのコツ
先ほどカットした後ろの髪の毛の長さに合わせてサイドの髪の毛もカットします。

髪の毛を伸ばす予定なら、短い髪の毛に長さを合わせるというより、長く飛び出ていて気になる部分だけをカットするという意識でカットしてください。

髪の毛が短い女の子の耳周りの切り方は?

髪の毛が短い女の子の耳周りの切り方は?
髪が短いけれど今後伸ばしたいという女の子の場合は、耳周りの髪の毛の長さがまばらであっても、短い部分に合わせて耳を出してしまうのではなく、長さを残しつつ、気になる部分だけを整える程度にカットする方がおすすめです。

短い髪の毛に長さを合わせてカットする。または、耳が見えるように髪の毛を短くカットすると、ボーイッシュな印象に仕上がります。

※女の子のショートカットは男の子のヘアカット方法↓をご参照ください

【1歳女の子】前髪のヘアカットのコツ

【1歳女の子】前髪のヘアカットのコツ
まずコームを使って、つむじから髪の毛を撫で下ろし、前髪の幅を決めます。

女の子の場合は少し広めに前髪をとるとかわいくなるので、黒目の外側くらいを目安に前髪をとるのがおすすめです。

前髪の外側の髪の毛はサイドの髪の毛とつながるように、サイドに向かって徐々に長くなるようカットしましょう。

【1歳女の子】前髪のヘアカットのコツ!前髪の切り方

前髪を切る際は、2本の指を前髪のラインと平行にして髪をはさみ、持ち上げるようにしてカットすることで、不自然なパッツン前髪になるのを防げます。

ハサミは縦または斜めに入れてカットしましょう。

お子さまが動いてしまう、ハサミは不安という方には前髪カット用のセルフカッターをつかうのもおすすめです。

【男の子編】1歳児のセルフヘアカットのやり方

1歳児のセルフヘアカットのやり方【男の子編】
続いては1歳の男の子のヘアカット方法をご説明します。

今回は上の画像のように耳周りと襟足をスッキリさせるヘアカット方法を紹介していますので、ショートカットにしたい女の子もこちらを参考にしてみてください

これから髪を伸ばしたいという男の子は、女の子編を参考にしてみてくださいね。

男の子の赤ちゃんのヘアカットは、耳周り→襟足→耳後ろ→トップ→前髪という手順で行います。男の子のヘアカットのポイントは、下記の通り。

Point
  • 耳周りからうなじにかけてのラインの作り方

それでは行程順に男の子の赤ちゃんのヘアカットのコツを見ていきましょう。

動画で確認したい方は下記動画を、画像で確認した方は、このまま読み進めてくださいね

【1歳男の子】耳周りともみあげのヘアカットのコツ

【1歳男の子】耳周りともみあげのヘアカットのコツ
まず、画像のように耳の後ろの付け根の位置(赤いライン)を基準に、サイドの髪の毛を前後2つにブロック分けします。

【1歳男の子】耳周りともみあげのヘアカットのコツ!耳上の髪の毛ともみあげがつながるように

つぎに黄色いラインに沿って髪の毛をカットします。

このとき、耳の頂点に軽く髪の毛が掛かるくらいの位置と、カット後のもみあげの最も先端の位置を結ぶラインをイメージしてください。

このラインに沿って髪の毛を2本の指で挟み、髪を真横に引き上げて切ると、自然な仕上がりになりますし、赤ちゃん耳に刃先が当たるのを防げます。

【1歳男の子】襟足と耳の後ろのヘアカットのコツ

【1歳男の子】襟足と耳の後ろのヘアカットのコツ

襟足の髪の毛を人差し指と中指ではさんで(水色のライン)、髪の毛をうなじから少し浮かせてください。そして指のラインに沿って、カットします。

つぎに、先ほどカットした耳上の髪の毛と、襟足を結ぶライン(赤いライン)をカットしましょう。

このとき一直線にカットしてもいいのですが、さらにかっこよく仕上げたい場合、襟足の髪の毛(画像の黄色いエリア)に少し長さを残すのがポイントです。

耳上から襟足の手前まではまっすぐの赤いラインに沿ってカットし、その先は赤いラインから徐々に逸れるように、襟足の毛先に向かってハサミを逃がしていくと上手くカットできます。

女の子のショートカットの場合は、赤いライン通りにうなじまでまっすぐ切るのがおすすめです

【1歳男の子】トップのヘアカットのコツ

【1歳男の子】トップのヘアカットのコツ
続いてトップの髪の毛をお好みの長さにカットします。トップを美しく仕上げるポイント1つ目は放射状に髪を引き上げて切ることです。

そしてもう1つのポイントが、トップ(つむじ周り)の長い髪の毛から前髪・耳周り・襟足それぞれの毛先を結ぶラインを意識し、段差を作らないように切ることです。

例えばトップから前髪までのラインに段差を作らないためには、上の図のようにトップから前髪の髪先にかけての縦のラインを、頭の形に沿うように切り揃えます。

同じ要領で、トップから耳周り、トップから襟足についても縦のラインがなだらかになるように長さを切り揃えます。

耳周りや襟足の髪の毛は短いので、トップから徐々に短くなるように髪の毛の長さを揃えましょう。

きれいなラインを作るコツは、髪を挟んで引き上げる指の方向を、床と平行ではなく、縦方向(頭頂と毛先を結ぶ方向)にすることです。

最後にボリュームが気になる場合は、すきバサミで毛量調整してください。

トップの髪の毛は短くしすぎないのがポイント

トップの髪の毛を短くしすぎると頭皮が見えてしまい、ただでさえ毛量の少ない赤ちゃんが薄毛に見えたり、カットの粗が目立つため、カットに慣れるまでは切りすぎないことをおすすめします。

髪の毛の伸びが遅い赤ちゃんの場合は、無理にトップを切る必要はありません。毛量調整や、不揃いな部分をピンポイントで整える程度にとどめましょう。

【1歳男の子】前髪のヘアカットのコツ

【1歳男の子】前髪のヘアカットのコツ
前髪ヘアカットは、まず前髪の幅を決めましょう。つむじからコームで髪の毛を撫で下ろしたときに、左右の黒目の内側~真ん中あたりを基準としてその内側の髪の毛を前髪として扱います。

前髪より外側の髪の毛はもみあげに向かって自然につながるラインを意識してカットしてください。

前髪カットもお好みの長さで構いませんが、トップの髪の毛とのつながりを意識して段差ができないようカットしましょう。

前髪を指で挟んでから上に引き上げるようにしてカットすると前髪のラインが不自然になりません。

【1歳男の子】ツーブロックのバリカンヘアカットのコツ

 

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1歳の男の子のヘアカットをさらに簡単に行うにはバリカンが有効です。バリカンは長さとバランスの調整を勝手に行ってくれるので、スピーディーかつ均等にヘアカットが行えます。

今回は画像のような男の子のツーブロックカットの行程を解説していきます。

バリカンを使った男の子の赤ちゃんのヘアカットは、耳周りと襟足周辺→トップと前髪という2段階に分けて行います

バリカンヘアカットの前に髪の毛をブロッキング

バリカンヘアカットの前に髪の毛をブロッキング
今回ご紹介するツーブロックのヘアスタイルはトップや前髪が長めで、耳周りや襟足周辺(頭の下半分)が短めというヘアスタイルです。

このヘアカットをスムーズに行うために、髪の毛の上半分をダッカールやヘアゴムで、ブロッキングしておきましょう。

ブロッキングの方法は、上の画像のように、サイドはこめかみよりやや上の位置で区切り、後ろは後頭部中心からやや上の位置で区切ります。

両サイドは水平に、後ろはなだらかなV字ラインになるようブロッキングを行うのがポイントです。

【1歳児のバリカンヘアカット】耳周りと襟足の切り方

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まずツーブロックの下部のカットから行います。バリカンのアタッチメントの長さは12mm~15mm程度がおすすめです。

バリカンは下から上に髪をすくい上げるように動かしましょう。コツは最後に手首を反らすようにして毛先を逃がすこと。こうすることで、上部のブロックとの馴染みがよくなります。

耳周りをカットする際にはバリカンが耳に当たらないように手で耳をガードしつつカットしてください。襟足は、赤ちゃんにうつむいてもらうとカットしやすくなります。

12mm以下にカットしたい場合は?

12mm以下の長さにカットしても問題はありません。

しかし、毛量が少なく髪の毛が細い赤ちゃんの場合は、短いと長さが揃っていても地肌と髪の毛がまだらに見えることがありますのでご注意ください。

短めにカットしたい場合も、まずは長い12mmのアタッチメントを使用し、徐々に短くしていくことをおすすめします。

【1歳児のバリカンヘアカット】トップと前髪の切り方

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トップと前髪には長めのアタッチメントを使います。4cm~7cmくらいがおすすめです。

まずは切りたい長さよりも気持ち長めのアタッチメントを使ってみて、下部ブロックとの長さのバランスを調整しましょう。

長いブロックも、先ほどと同様に下から頭頂部へ向かってバリカンを滑らせて行きます。前髪も同じ要領でカットしてください。

短いブロックとの段差が気になる場合は、短いブロックと長いブロックとの中間の長さのアタッチメントをバリカンにセットし、境目部分の髪の毛にバリカンをかけるときれいに馴染みます。

ロングアタッチメントのないバリカンの場合は?

4cm以上のロングアタッチメントのないバリカンをお使いの場合は、トップや前髪をハサミでカットしてください。

カット方法は男の子のトップと前髪の切り方のコツを参考にしてみてください。

トップと前髪のカット方法はこちら↑

赤ちゃんが嫌がるときには無理に続けない

赤ちゃんが嫌がるときには無理に続けない
赤ちゃんがひどく嫌がったり暴れ始めたら、ヘアカットを中断しましょう。

「あと少し」と無理に続けると赤ちゃんはますます暴れだし、ハサミやバリカンで傷つけてしまう危険性が高まります。

また、「ヘアカット=嫌なこと」というイメージが刷り込まれてしまうのも困りもの。今後の自宅でのセルフカットはもちろん、美容院でのヘアカットにも抵抗を示すようになりかねません。

赤ちゃんの安全と今後のヘアカットのためにも、無理強いしないように心がけましょう

また、赤ちゃんが嫌がる場合はプロに任せるのも1つの手

当ページで紹介した動画に登場する「こども専門美容室チョッキンズ」では、関東を中心に店舗展開しています。ぜひ最寄りの店舗を探してみてくださいね。

こども専門美容室チョッキンズはこちら

ラインを意識すれば1歳児のセルフヘアカットは簡単!

以上、1歳赤ちゃんの男女別ヘアカット方法でした。

セルフヘアカットのコツは、例えば耳周りから襟足のライン、前髪からもみあげのラインというように、隣り合うパーツとのつながりを意識することです。これができればカット中に迷うことがなくなります。

素早くきれいにセルフカットを行うためにも、事前に切りたいカットラインをシミュレーションしてから実践してみてください。

また、下記ページでは赤ちゃん筆についてまとめています。「いつからいつまでに作るといいの?」「金額相場は?」「おすすめのメーカー」など紹介しているので、あわせてご覧ください。
初めてのヘアカットで作る
赤ちゃん筆についてはこちら

この記事のライター

方戸モナ

方戸モナ

10歳の子供を持つママライターです。前職は育児用品や幼児玩具を扱う企業に勤めていました。 そこではたくさんのママさんパパさんと関わる機会があり、同じ母親として多くの学びとパワーをいただきました。 私も子育てを頑張るママさんパパさんへ、エールの気持ちを込めて情報をお届けしていきます! 最近のマイブームは、フォームローラーを使って全身をゴリゴリほぐすストレッチです。