双子妊娠のお腹は妊娠20週で臨月の大きさ!大きなお腹と上手に付き合う方法

双子妊娠のお腹は妊娠20週で臨月の大きさ!大きなお腹と上手に付き合う方法

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「双子を妊娠した」と喜ぶ気持ちと同時に、お腹がどれくらい大きくなるのかと不安を抱く人もいるでしょう。双子はリスクが高い妊娠とされ、お腹の大きさも単胎とは異なります

妊娠初期から自分の身体の変化をイメージできれば、どのような場面で気を付けたら良いかが明らかにすることができます。

ここでは双子を出産した私の経験をもとに、どれくらいお腹が大きくなるのか、双子のリスクやお腹の張り、産後のお腹の戻りなど「お腹に関わること」を網羅しました。

双子の成長に伴う身体の変化を意識しながら、出産までの時間を楽しみましょう。

双子を妊娠するとお腹はどれくらい大きくなる?

双子を妊娠するとお腹はどれくらい大きくなる?

双子を妊娠すると、単胎の妊娠よりもお腹が大きくなります。

赤ちゃんやママの状態によってもお腹の大きさは異なりますが、お腹の実測値や重さ、母体への負担を私自身の経験から解説します。

お腹はいつから大きくなる?

お腹が目立つようになるのは、妊娠24週前後です。単胎の妊娠と比較して約1.5倍ものスピードで大きくなります。

私の母子手帳に記載してある「腹囲」は、妊娠数週に伴って以下のように変化しました。

妊娠数週 腹囲(cm) 前回測定日との差
18 75 0
20 79 +4cm
22 82 +3cm
24 86 +4cm
26 88 +2cm
28 90 +2cm
30 91 +1cm
32 95 +4cm

*腹囲の基準値は設けられていませんが、単胎の場合には妊娠末期で80cm〜90cmといわれています。

2週間に一度の計測でしたが、妊娠20〜24週で大きくなっている事が分かります。

私の場合は、妊娠途中で臍帯脱出の可能性があったため、早めの帝王切開になってしまいました。妊娠が継続できていれば、最後にもう一回り大きくなった可能性があります。

お腹の大きさは腹囲だけでは測れない

上の項目でご紹介した「腹囲」ですが、妊婦健診では腹囲以外にも「子宮底長」を測ります。

子宮底長は、恥骨中央から子宮の上端までを直線距離で計測したものです。なお子宮底長は、超音波を実施することで省略できる場合もあります。

私の母子手帳の「子宮底長」は、妊娠週数に伴って以下のように変化しました。

妊娠数週 子宮底長(cm) 前回測定日との差
18 18 0
20 21 +3cm
22 24 +3cm
24 26 +2cm
26 31 +5cm
28 31 +0cm
30 32 +1cm
32 33 +2cm

*子宮底長の基準値は設けられていませんが、単胎の場合には妊娠末期で30cm〜33cmといわれています。

双子の場合には、妊娠32週で単胎臨月の大きさに達していることが分かります。

超音波を用いることが一般的になった今でも、胎児の大きさや羊水量などの目安にすることがあります。

お腹の重さは妊娠前のBMIによって左右される

お腹の重さ(=体重)は、妊娠前のBMIに左右されます。双子を妊娠すると、単胎の場合よりも300kcal(1日あたり)多いエネルギー量が必要だと言われ、ママの体重は増えやすい傾向です。

2009年にアメリカで出された双子妊娠の場合の体重増加量の目安は、以下のようになっています。

妊娠前のBMI 体重増加量の目安(kg)
18.5〜24.9 16.8〜24.5
25.0〜29.9 14.1〜22.7
30以上 11.4〜19.1

私自身は重い悪阻を経験して痩せた経緯があったため、7kgほどしか増えませんでした。体型や食習慣によっても左右されることが考えられます

体重管理のために運動する場合には、医師に相談しましょう。

苦しい、かゆいなど母体への負担も

双子妊娠は合併症を伴うリスクが高いだけではなく、お腹が大きくなることにより苦しい、かゆいなどのトラブルも多く発生します。

単胎妊娠よりも子宮が大きくなるスピードが早いため、肌が乾燥したり表皮の下の真皮の成長が追いつかなくなったりするためです。

妊娠性痒疹といって、お腹や背中以外にも手足に発疹が出ることもあります。はっきりとした原因は未だに解明されていません。

妊娠に関係するホルモン「エストロゲン」増加が関係しているという意見があるため、妊娠初期から専用クリームやマッサージでケアするようにしましょう。

双子の片方がお腹の中で亡くなることがある

双子の片方がお腹の中で亡くなることがある

双子を妊娠中に、片方がお腹で亡くなってしまうことがあります。バニシングツインとよばれ、亡くなった胎児が子宮に吸収される現象です。

妊娠初期に多く、双子と告げられた矢先に体験する人が多いため、ママの心理的な負担は大きなものになります。

単胎との違いから起きる現象

バニシングツインは、単胎との違いから起きるとされています。双子の場合にはさまざまなタイプが存在し、羊膜・絨毛膜が1つしかないケースだとトラブルが多くなります。

羊膜・絨毛膜が1つの場合には、栄養や血流量の配分が上手くいかないためです。また双子に限らず単胎の場合でも、妊娠初期の流産は珍しくありません。

亡くなった胎児に染色体異常や細菌感染などの原因があったことも考えられますが、現状治療や予防法は確立されていません。なぜ子宮に吸収されるのかも、解明されていません。

共食いや喧嘩をしたわけではない

バニシングツインは、上記したように共食いや喧嘩をしたわけではありません。ママは「二人とも元気に産んであげたかった」という気持ちが強いため、自分を責めることもあるでしょう。

しかしバニシングツインは、双子妊娠の10〜15%に起こるとされ、比較的多い症例です。

実際には単胎と診断されるケースでも、「妊娠初期で胎児が消えている」ということも考えられ、もっと高い確率でバニシングツインが起きているという報告もあります。

バニシングツインは、決して共食いや喧嘩が原因で起こる現象ではありません。残された一人が大きく育つよう、よりよい環境作りに努めましょう。

双子妊娠はお腹が張りやすい

双子妊娠はお腹が張りやすい

双子妊娠はお腹が急激に大きくなるため、お腹が張りやすいというママが多くいます。

私自身も妊娠初期は気にしていませんでしたが、だんだんと「張り」を頻繁に感じるようになりました。

いつからお腹が張る?

お腹の張りは、私の場合27週頃〜感じるようになりました。単胎だと妊娠28週〜の後期に感じることが多いようです。

私は「お腹の張り」が分からなかったため、健診で聞かれても、「張りはありません。」と答えていました。

しかし産休に入るというその日に病院へ健診に向かうと、そのまま入院になってしまったのです。「お腹の張りを感じたら看護師に言ってね。」ということで、「張り」を意識するようになりました。

歩いたときや同じ姿勢のときに、下腹部が重かったり、鈍い痛みを感じたりしていたのは、「張り」だったのです。

双子妊娠の場合には早産を予防するためにも、早い時期から張りを意識しておきましょう。

休んで治まる張りなら経過観察を

お腹の張りがあっても、休んですぐ治まる範囲なら経過観察をしても良いでしょう。

大きくなったお腹が一時的に元に戻ろうとすると、子宮が収縮して「張り」を感じることがあります。

以下のような例なら、経過を見てよい張りです。

  • 妊娠中期の場合には、2回/1時間の張り
  • 妊娠後期の場合には、4回/1時間の張り
  • 横になったり、座ったりすれば治まる
  • 胎動が感じられる

安全な張りの場合には、数分で治まることがほとんどです。しかし、いつもと張りの頻度や具合が違うといった場合には、健診を待たずに受診しましょう。

強く長い張り、お腹がかたいときには受診を

いつもより強く長い張り、お腹がかたいなどの症状があれば、健診前に受診することをおすすめします。

これらの症状がある場合には、子宮の血流が悪くなっていたり、感染を起こしていたりすることも考えられます

またお腹の張りは出産の練習という一面も備えているため、状況によっては流産や早産につながることも。出血や持続する痛みがある場合には、早急な処置が必要になることもあります。

「これくらいで」と自己判断はせず、迷ったら病院に連絡を入れてみましょう。受診の必要性があるかどうかも、プロが判断してくれます。

双子を出産後、お腹が戻らないときには

双子を出産後、お腹が戻らないときには

「無事に双子を出産しても、いつになったらお腹が戻るのか・・・。」

このような悩みを抱えるママも多いでしょう。ましてや双子を妊娠していたお腹は、単胎妊娠よりも大きなお腹。効果的な対処方法をご紹介します。

お腹が戻る時期は?

お腹が戻る時期は個人差がありますが、6週間以降といわれています。単胎でもお腹の戻りに苦労するママも多いことから、双子だとなおさら・・・というのは容易に想像がつくでしょう。

「お腹が戻る時期=子宮が元の大きさに戻る時期」です。子宮復古不全という状態になると、出血や悪露が長引き、お腹が戻る時期も遅れます。

子宮の収縮を促すためにも、できる限り早い時期から授乳をスタートさせ、排便、排尿を我慢しないようにしましょう。

出産した身体が元に戻るまでには、十分な睡眠と栄養を摂ることも大切です。

妊娠中にお腹が出なかった人は戻りやすい

妊娠中にお腹が出なかった人はお腹が戻りやすい傾向にあります。私はコントロールしていたわけではありませんが、悪阻によって太れなかったためあまりお腹が目立ちませんでした。

さすがに妊娠中期に入るとお腹が大きくなり、仕事や家事をするのも大変なサイズになりました。双子妊娠の場合、「落ち着いたら」と時期を逃すと、だんだんと動けないサイズになってきます。

私の場合には妊娠初期に悪阻による体重コントロールと、仕事による筋力トレーニングができたため、出産後は1ヶ月ほどで元のサイズに戻りました。

医師と相談しながら無理のない範囲で、出産後の生活にも備えましょう。

お腹のたるみ改善にできること

なかなかサイズが戻らないお腹でも、たるみ改善にできることがあります。妊娠によって緩んでしまった骨盤周辺の筋肉や靭帯を引き締めれば、体型を整えることができるのです。

出産後は急な運動が難しいため、腹式呼吸をおすすめします。お腹に意識を集中して、筋肉を動かすようにしましょう。

慣れた頃には体の軸を保つことができるようになり、お腹のたるみにも効いてきます。

妊娠中に崩れたホルモンバランスを整えるために、十分な休息と栄養も忘れずに。ストレスで食べ過ぎてしまうこともあるため、食べること以外のストレス発散方法を見つけましょう。

大きなお腹は双子妊娠の象徴!上手に付き合おう

大きなお腹は双子妊娠の象徴!上手に付き合おう

双子妊娠は単胎妊娠よりも身体の変化が大きくなるため、戸惑うことが多いでしょう。

しかし双子の妊娠・出産を乗り越えることができれば、その後の双子育児も何とかなるもの。

体調が悪い時や気持ちに迷いがある時には、どんどん周りに相談しましょう。ストレスや不安が発散できれば、双子にとってよりよいお腹の環境を整えることができます

出産後のお腹の戻りが気になる場合には、毎日双子と接する時間を増やしましょう。双子にとってもママにとっても、もっとも効果的なトレーニングになるはずです。

また、下記ページでは、現役双子ママの筆者が「大変な双子育児を乗り切るコツ」を年齢別に徹底解説しています。

双子育児を乗り切るポイントを事前に把握しているかそうでないかで、対応が変わってきます。ぜひ参考にしてくださいね。

【参考文献】

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