つかまり立ちはいつから?歩くまでのステップとサポート方法「おすすめおもちゃ」をご紹介
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日々成長を見せてくれる赤ちゃん。家事や仕事をこなしながらのお世話はとても大変ですが、それ以上の喜びを返してくれますよね。
成長を感じることはたくさんありますが、特に鮮明に覚えているのが息子がひとりで立ち、歩いた瞬間です。いつ立つのか、歩くのかとワクワクしているパパママも多いのではないでしょうか?
今回は「つかまり立ち〜ひとり歩きまでのステップ」を、わが家の体験談を交えながらご紹介します。ひとりで歩けるようになると、今まで以上に赤ちゃんとの絆を感じることが増え、お出かけの幅も広がります。実際に使って良かったおもちゃなども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
Table of Contents
つかまり立ちはいつから?遅い場合には原因があることも
寝返り、ハイハイと色々なことができるようになっていく赤ちゃん。とても嬉しいことですが、その反面、注意を払うべきことが増えていくので不安を感じるパパママも多いのではないでしょうか。
実際につかまり立ち、ひとり歩きをするようになると、行動範囲がグッと広がり、注意を払う場面も増えていきます。いつ頃からつかまり立ちを始めるかを把握し、事前に注意すべき点を確認しておきましょう。
つかまり立ちは6ヶ月頃〜1歳になるまでが多い
つかまり立ちは、早い赤ちゃんだと生後6ヶ月頃からはじめます。多くの赤ちゃんが1歳になるまでにつかまり立ちをするようになり、つたい歩きを経てひとり歩きをするようになります。
ベビーサークルにしがみつく、周囲を見回して手をかける場所を探しているなど、「立ちたい、歩きたい」というそぶりがないか注意深く観察してあげましょう。
つかまり立ちをしない原因を考える
つかまり立ちは6ヶ月~1歳になるまでが多いとお伝えしましたが、赤ちゃんによっては「つかまり立ちの素振り」を見せない子もいます。つかまり立ちをしない原因と同時に、どのように対応したら良いかを具体的にご紹介します。
原因1:つかまり立ちそのものに興味がない
赤ちゃんによっては、つかまり立ちそのものに興味がない子がいます。性格的な問題なので、特別な対応は必要ありません。
周囲と比較して心配になることがあるかもしれませんが、それは大人の世界と一緒だと考えましょう。得意分野では好奇心旺盛な人もいれば、注意深く慎重に物事を運ぶ人もいます。
つかまり立ちが遅い赤ちゃんはそれも個性と捉え、「立ちたい」という素振りを待ちましょう。適切なタイミングでサポートができれば、一人歩きまで時間がかからないこともあります。
原因2:つかまり立ちをする環境が整っていない
つかまり立ちをしない原因として、環境が整っていないことも考えられます。当然周囲に手をかけるものがなければ、つかまり立ちをすることは困難です。
適度にテーブルやソファなどを置いている環境の方が、赤ちゃんの「立ちたい」気持ちを引き出すことができます。しかし手押し車やベビーカーなど動くものには注意が必要。ロックをかけたり、大人が付き添ったりして、初めのうちは「転ぶ」という恐怖体験をさせない気遣いも大切です。
心配があればかかりつけ医に相談を
「つかまり立ちをしない」「発育に問題があるのではないか」などの心配があれば、かかりつけ医に相談しましょう。心配する気持ちをそのままにしておくと、パパママの気持ちが落ち込んでしまうことがあります。
受診がためらわれる場合には、定期健診時に相談するのも良い方法です。健診会場には小児科医のほか、多くの赤ちゃんを見てきた看護師や保健師がいます。万が一受診の必要性や発育に問題がある場合には、適切な病院・施設を紹介してくれるでしょう。
不安な気持ちはそのままにするのではなく、気軽に専門家に相談してみましょう。プロの目線から、赤ちゃんに応じた接し方をレクチャーしてくれることもありますよ。
つかまり立ち〜歩くまでのステップ
つかまり立ちは赤ちゃんにとってもパパママにとっても大きな環境の変化です。これまでより格段に目線が高くなり、色々なものが見えるようになります。
変化に伴っていろいろなものに興味が広がっていき、最終的にはひとり歩きの原動力になることでしょう。
ここではつかまり立ちからひとり歩きまでの過程、できるようになるまでの期間などをわが家の体験談を交えてご紹介します。
ステップ1:つかまり立ちをする
個人差はありますが、息子はハイハイができるようになるのとほぼ同時にベビーサークルに手をかけて立ち上がろうとする素振りを見せはじめました。
寝返りまでは周囲の赤ちゃんに比べてスローペースでしたが、寝返り以降はつかまり立ちもつたい歩きもすんなりできるようになり、安心した記憶があります。
ハイハイができるようになったら、立ちたい素振りがないか注意深く観察しましょう。我が家のようにあっという間につかまり立ちに移行する例もあります。
ステップ2:つかまり立ち〜ひとり歩きはいつ頃?
つかまり立ち〜ひとり歩きまでは以下の過程を辿ります。
- つかまり立ち
- つたい歩き
- ひとり歩き
つたい歩きに移行するのはいつ?
ひとりでしっかりとつかまり立ちできるようになると次は片足をあげたり、足を横に移動させたりする素振りが見られます。これがつたい歩きのはじまりの合図です。
つたい歩きは生後9ヶ月~1歳ぐらいの時期とされていますが、これもあくまでも目安。早い赤ちゃんでは生後7ヶ月というケースもあれば、1歳半頃になってはじまるという例もあります。
つたい歩きの素振りが見られたら、目線の先におもちゃを置いてあげたり、大人が寄り添って手押し車などを使ったり「楽しみながら」練習させてみましょう。
いつからひとり歩きを始めるか?
つたい歩きができるようになればひとり歩きまであと一息です。一人歩きの時期は、1歳1ヶ月~1歳9か月とされています。わが家では原始的ではありますが、手を引いては離すという練習を繰り返しやりました。
最初はなかなかうまくいきませんでしたが、ある日突然ベビーサークルから手を離し、何秒か立っていられるようになりました。立てるようになったことが相当嬉しかったようで誇らしげな顔で何度も見せてくれたことを覚えています。
そこからは一歩、二歩と少しずつ歩ける距離が長くなっていき、気づかないうちに走れるようになっていました。
つかまり立ち〜ひとり歩きまでのサポート方法
つかまり立ちからひとり歩きまでスムーズにできるようになるためのサポート方法をご紹介します。赤ちゃんの成長スピードはびっくりするくらい早いです。一瞬一瞬を大切に、楽しみながら行ってくださいね。
トレーニングではなくサポートという意識を持つ
早く歩けるようになって欲しいと願うのはパパママなら当然のことです。ただ、その思いが赤ちゃんにとってプレッシャーになることがないよう気をつけてください。
赤ちゃんの成長スピードはそれぞれなので、無理に立たせようとするのではなく、赤ちゃんの「立ちたい、歩きたい」という意欲に自然に寄り添いサポートしてあげましょう。
基本は安全確保と声かけだけでOK
サポートといっても何も特別なことをする必要はありません。安全確保と声かけができていればそれで十分です。赤ちゃんは練習する過程でどうしても転倒したり、尻もちをついたりします。
転倒、尻もち自体を防ぐことは難しいので、クッション性のあるマットなどを敷いてケガをしない環境を作ってあげましょう。何度も何度も練習する赤ちゃんに「もう少しだよ」などと優しく声かけすることも忘れないでくださいね。
おもちゃを使用するのがおすすめ
パパママが手を引いて練習するのも良いですが、練習用のおもちゃを取り入れてみるのも良い方法です。毎回飽きずに楽しく練習でき、パパママの負担も減るのでおすすめです。
さまざまなおもちゃがあるので、赤ちゃんの好みや練習できるスペースの広さなどに応じて適当なものを選ぶようにしましょう。
つかまり立ち〜ひとり歩きの練習におすすめのグッズ・おもちゃ
つかまり立ち〜ひとり歩き練習用のおもちゃとしては大きく分けて3種類あります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
メリット | デメリット | |
手押し車タイプ | 楽しく練習できる 前に向かうので歩く練習には最適 |
床に傷 音がうるさい 目を離せない |
おもちゃ付きテーブルタイプ | 楽しく練習できる | 場所をとる 他で代替可能 |
おもちゃ付きベビーサークル | 楽しく練習できる クッション性のあるマットと併用することで安全確保ができる |
場所をとる |
わが家では手押し車タイプ、おもちゃ付きベビーサークルを使用しました。実際に使用した体験談を交えてご紹介します。
手押し車
手押し車タイプのメリットは、前に向かって進むので実際の歩き方と近い動きを練習できることです。わが家ではこちらの木製のタイプを使用しました。
部屋にインテリアとして出しておいても可愛いですし、乗って遊ぶこともできるので長く使用できます。すでに3歳になった息子も時折遊んでいますよ。
ただし、床に傷がついたり、マンションやアパートなどの場合には下の階への騒音が気になることも想定されます。赤ちゃんが前向きに転倒するリスクも高まるため、使用する場合に目を離さないようにしましょう。
I’m TOY (アイムトイ) ウォーカー&ライド カウ
おもちゃ付きベビーサークル
おもちゃ付きベビーサークルのメリットは安全確保がしやすいことです。ベビーサークルで覆った範囲にクッション性のあるマットを敷けば、転倒してもケガをしにくい環境を簡単に作ることができます。
前向きに転倒しにくく、手押し車のように常に緊張感を持って見守る必要がないので、家事をしながら遊ばせることもできます。
わが家では、こちらの「はらぺこあおむしのベビーサークル」を出産祝いにいただきました。たくさんおもちゃがついているため、飽きずに楽しく練習できますよ。
設置スペースがある場合には、おもちゃ付きベビーサークルがおすすめです。
EricCarle(エリックカール) はらぺこあおむし キッズランドDX
自作など少しの工夫でもOK
練習用のおもちゃを必ずしも買う必要はありません。お金がかかりますし、設置スペースも必要です。
例えばローテーブルの上に赤ちゃんの興味をひくおもちゃを置いてあげるなど少しの工夫で楽しく練習することができます。練習用のおもちゃまではいらないかな、と感じる場合は今あるもので何かできないか考えてみると良いかもしれませんね。
ケガを防ぐために安全対策も忘れずに
つかまり立ちができるようになり、歩けるようになると行動範囲が今まで以上に広がり、転倒などによる怪我のリスクが高まります。
転倒することを前提で環境を整える
赤ちゃんの転倒を防ぐことは難しいです。転倒を防ぐのではなく、転倒する前提で安全な環境を整えてあげましょう。「立つ、歩く」練習をするのはベビーサークル内だけと決めて、ベビーサークル範囲内にはマットを敷いてあげると簡単に安全な環境を作ることができます。
転倒時に後頭部を守るリュック型クッションをわが家では購入しましたが、息子は嫌がってつけませんでした。ちょうど頭を守ってくれるように背負わせるのは難しく、前向きや横向きに転倒したときには頭を守ってくれません。
転倒対策をしたから大丈夫と過信せず、「安全な環境を作る、目を離さない」ことを心がけましょう。
赤ちゃんの目線で安全対策を講じる
万全の安全対策を整えたつもりでも、もう一度赤ちゃんの目線で室内を見回してみましょう。大人の高い目線で万全であっても、赤ちゃんの低い目線で確認してみると、危険なものや興味をそそるものがたくさんあります。
フローリングを靴下で歩かせていれば、滑って転ぶこともあるでしょう。絨毯やカーペットなどのちょっとした段差でつまづくことも考えられます。目線の先にテーブルクロスがあれば引っ張ることもあり、収納や洗濯機に指を挟むことも。
赤ちゃんのつかまり立ちを見守るときには、事前に同じ目線で確認してみましょう。
危険な場所には柵やストッパーを利用する
赤ちゃんにつかまり立ちをさせる前に、危険な場所や近づけたくない場所には、柵やストッパーを利用するのも良い方法です。家の中だから安心と考えてしまいがちですが、赤ちゃんにとって危険な場所はたくさんあります。
台所は火や水、包丁を使うことがあるため、赤ちゃんには入ってほしくない場所です。お風呂場は滑って転んだり、バスタブに転落したりする可能性があります。
赤ちゃんが自由に動いている間は目を離さないことはもちろん、万が一近づくことも想定して事前に柵やストッパーで入れないように対策をしておきしましょう。
つかまり立ち・ひとり歩きは赤ちゃん、パパママにとってのビッグイベント
今回は、つかまり立ちからはじまるひとり歩きまでのステップのサポート方法やおすすめのおもちゃなどをご紹介しました。何よりも大切なのは、赤ちゃんがケガなく楽しんで練習をすることです。
立つ、歩くことで今まで以上にケガのリスクや注意すべきことが増えることに不安を感じていらっしゃるかもしれませんが、目を離さずに優しく赤ちゃんに寄り添ってあげれば大丈夫。その不安以上に大きな喜びを感じることができるはずです。
ひとり歩きできるようになってからも楽しいことは増えますが、つかまり立ちからひとり歩きまでの過程も大切な思い出。赤ちゃんと一緒に存分に楽しんでくださいね。
この記事のライター
たなそう
【資格:キャンプインストラクター / FP3級】
3歳の男の子を育てているパパライター。
キャンプインストラクターの資格を持つほどのアウトドア好きで芸人を目指していたほどのお笑い好き。
家では主に料理担当。毎日夕食や作り置きをせっせと作っています。
作り置きではなく出来立てホカホカ料理を作って妻子の帰りを待ちたいとフリーランスになることを決意し勉強中。毎朝4時半起きです。
忙しく時間がない中で家族の大切な思い出を作っていくために工夫してきたことを発信していきたいです。