離乳食の納豆はいつから?離乳食の納豆デビューが丸わかり!

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赤ちゃんの離乳食作りにも慣れてくる生後7~8か月頃。さまざまな炭水化物やビタミン類の食材を使えるようになってきましたが、たんぱく質として取り入れられる食材は、まだ限定されています。

レシピがマンネリになりがちな離乳食中期に最適なのが、納豆です。

本記事では、納豆デビューの仕方や注意点、納豆を使った離乳食レシピをご紹介します。

離乳食の納豆は離乳食中期から


納豆を離乳食の食材として取り入れる時期は、離乳食の中期にあたる生後7〜8か月頃が最適です。

生後7〜8か月頃になると、より多様な食材に挑戦できるくらいまで赤ちゃんの消化機能が発達します。発酵食品でもある納豆には、豊富なタンパク質やビタミンB群、ミネラルを含むうえ、納豆菌が腸内環境を整える効果も期待できます。

納豆は特有のにおいや粘りがあり、初めて食べる際は抵抗があるかもしれません。最初は小さじ1/4杯程度の少量から始め、赤ちゃんの反応を見ながら日を追うごとに量を増やしていきましょう。

納豆デビューする方法


離乳食に納豆デビューする際は、ひきわり納豆を湯通しする方法がおすすめです。

納豆の特徴である粘りやにおいを和らげるために、まずは湯通ししましょう。湯通しすることで納豆の独特の風味が軽減され、赤ちゃんにも食べやすくなります。

納豆を湯通しした後は、ペースト状にしたり、細かく刻んで他の食材と混ぜたりして、赤ちゃんが食べやすい形に調整していきましょう。

ひきわり納豆を湯通しする場合


ひきわり納豆は、納豆を細かく刻んだ状態になっているので、離乳食期に適した食材です。スーパーマーケットの納豆売り場で購入できます。

沸騰したお湯をひきわり納豆に回しかけ、20秒程度湯通しします。その後、しっかりと水気を切り、すりこぎでペースト状になるまでつぶします。

生後10か月頃になれば、歯茎ですりつぶして食べられます。ペースト状から粒の大きさを替えていきましょう。

筆者は、茶こしにひきわり納豆を入れ、沸騰したお湯をかけて湯通ししていました。水も切れるうえ、シンクに粘り気があるお湯を流せるのでおすすめの方法です。

納豆を刻んで湯通しする場合


ひきわり納豆ではなく、一般的な小粒納豆も離乳食の食材に使えます。家族で一緒に食べたいという際には、一般的な小粒納豆を購入しましょう。

小粒納豆を使う場合も、まずは湯通しします。予め少し刻んでから沸騰したお湯を回しかけ、同様に20秒程度湯通しします。湯通し後は水気を切り、赤ちゃんが食べやすいように細かく刻み直してください。すりこぎでつぶしてペースト状にするのも良いでしょう。

納豆の離乳食デビュー!注意点は?


納豆を赤ちゃんに初めて食べさせる際には、いくつかの注意点があります。安全かつ効果的に納豆デビューを果たしましょう。

アレルギーのリスクを考慮することや納豆特有のにおいや粘りを和らげるための工夫も必要です。さらに、赤ちゃんが初めて食べる量やタイミングを適切に管理し、消化不良を防ぐために気をつけなければなりません。

初めて食べさせる際は平日午前中に

納豆を初めて食べさせるタイミングは、平日の午前中にしましょう。

万が一アレルギー反応が出た場合、すぐに対応しなければなりません。平日の午前中であれば、診療所や小児科が開いているため、迅速に医療機関を受診できます。

また、午前中に新しい食材を試すことで、一日の中で赤ちゃんの体調や反応の経過を観察する時間を確保できます。

食べさせる量は極少量から

初めて納豆を食べさせる際は、極少量から始めてください。

最初は小さじ1/4杯程度の量を目安にし、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。アレルギー反応や消化不良の兆候がないか、午後の便状態が悪くないか、湿疹がでていないかなど観察してください。

赤ちゃんが問題なく納豆を食べられることを確認できたら、日を追うごとに量を増やしていきます。納豆をほかの食材と混ぜて食べさせて、新しい味わいを楽しんでいきましょう。

二児の母親が食べさせた離乳食納豆レシピ3選


娘と息子の離乳食期に食べさせた納豆を使ったレシピをご紹介します。今でも納豆パックを取り合うほど納豆が大好きです。

かんたんに調理できるので、挑戦してみてください。

納豆ときゅうりのおだし和え

納豆ときゅうりを使った副菜レシピです。7か月頃から食べさせていました。
月齢が大きくなってきたら、すりつぶさずみじん切りで食べられます。しょう油を2〜3滴に増やして調味してあげてください。

  • ひきわり納豆小さじ1杯程度(小粒納豆でも可)
  • きゅうり5g程度
作り方
  1. 湯通しした納豆を赤ちゃんが食べられる大きさまですりつぶします。
  2. きゅうりをみじん切りにします。苦手であればすりつぶしてもかまいません。
  3. 1と2をあわせて、だし汁小さじ1杯としょう油1滴を混ぜ合わせます。

納豆のそうめんチャンプルー


離乳食に慣れてくる生後9か月頃に食べさせていた納豆レシピです。そうめんは、ゆでる前に食べやすい大きさに折っておきましょう。

  • そうめん50g程度
  • ひきわり納豆小さじ1杯
  • 人参8g程度
  • 玉ねぎ8g程度
作り方
  1. そうめんを1cm程度になるまで折ってつぶします。沸騰したお湯で茹でて、塩抜きしてください。
  2. ひきわり納豆小さじ1杯程度を湯通ししておきます。
  3. 人参8g程度と玉ねぎ8g程度を軽く茹でておきます。
  4. フライパンを温め、極少量の油をひき、3を炒めます。
  5. 1と2を入れ手早く炒め、だし汁小さじ2としょう油2~3滴で調味します。

納豆チャーハン


生後11か月頃には、もぐもぐと口を動かして歯茎ですりつぶせるので様々なレシピに挑戦できます。筆者の娘は、3回食になった段階から昼食によく食べていました。

  • 5倍がゆ50g程度
  • ひきわり納豆大さじ1杯程度
  • 玉ねぎ10g程度
  • 人参10g程度
  • 卵極少量(娘は卵アレルギーでしたが息子には食べさせていました)
作り方
  1. ひきわり納豆大さじ1杯程度を湯通しします。玉ねぎと人参は、細かくみじん切りにします。
  2. フライパンを温め、薄く油をひきます。
  3. みじん切りにした玉ねぎと人参を炒めます。卵を入れるのであれば入れましょう。
  4. 3を炒めたら、湯通ししたひきわり納豆を入れてさらに炒めます。
  5. 弱火にして、しょう油を少量入れて調味します。
  6. 5倍がゆを入れて、手早く炒め合わせます。

納豆はたんぱく質が豊富で離乳食にぴったり!

納豆は、たんぱく質やビタミンB群がたっぷり入った離乳食に最適な食材です。

離乳食中期にたんぱく質を取り入れ始める赤ちゃんが多いですが、食べられる食材が限定されているのでレシピがマンネリになりがちです。そんな離乳食中期のたんぱく質として優秀な食材が納豆です。

食材の価格も比較的安定していて、スーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストアでも購入できます。ぜひ、赤ちゃんに食べさせる離乳食レシピのマンネリ打破に役立ててくださいね。

この記事のライター

にさわ あや

にさわ あや

フリーランスライターとして活動しておりますにさわ あやです。ネイリストを経てネイル関連の通販サイトを運営してきましたが2021年に売却し培った経験を活かしてライターをしています。自閉症スペクトラム障害をかかえた4歳児と0歳児の子育てをしながら仕事との両立に日々奮闘しています。発達障害児の子育てにまつわるリアルな経験や情報をご提供します!