イヤイヤ期はいつまで?子供に振り回されない対処法を解説

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なにをするにも「イヤ!」と反抗されてしまうイヤイヤ期。

多少のわがままではなく、泣き叫ぶ、暴れる、叫ぶといった手がつけられない状況が続くと、いつも以上に手がかかりヘトヘトになりますよね。

今回の記事では、「イヤイヤ期はいつまで続くの?」に対する答えや、子どもに試したいイヤイヤ期の対処法などを紹介します。

絶賛イヤイヤ期を迎えている、2歳の娘をもつ私が、リアルな体験談を踏まえてお話しします!

実体験!イヤイヤ期がはじまる前兆ありました

イヤイヤ期に入る前に、なにか前兆のようなものが分かれば少し心構えができますよね。

現在、イヤイヤ期の娘がいるのですが、いま考えると前兆のようなものがありました

「今日はいつもと違う」「もしかしてこれがイヤイヤ期?」と感じている方は、イヤイヤ期が本格的に始まるサインかもしれません。

気になる方は、チェックしてみてください!

イヤイヤ期の前兆【その①】普段より泣き止まない2歳児

いつもであれば、すぐに泣き止む場面でもグズグズが長く続くことはありませんか?それはイヤイヤ期が本格的に始まるサインかもしれません。

例えば、ベビーカーで気持ちよく寝ていたと思ったら、起きて急に泣き始めたり、車に乗るのが大好きなのに嫌がるようになったりする子もいるでしょう。

このようにイヤイヤ期の前兆は、いきなり「ヤダスイッチ」が入ったり、いつもならそんなに泣かないようなところでグズグズする特徴があります。

イヤイヤ期の前兆【その②】好きなものしか食べない2歳児

今までは、野菜も残さず食べるタイプだったのに、急に好きなものしか食べなくなることありますよね。

うちの娘の場合、2歳頃に好き嫌いがでてきました。今思えばこれがイヤイヤ期の前兆だったなと感じています。

自我の発達による自己主張が激しくなる時期なので、気に入らないものに対して「イヤ」という主張がどんどん増えてきます。

このような特徴がでてきたら、イヤイヤ期を迎える心の準備をしておきましょう。

イヤイヤ期はいつからいつまで続くの?

本章では、イヤイヤ期がいつからいつまで続くのかを紹介します。「イヤイヤ期の終わりが見えない」と悩んでいるママとパパは多いと思いますが、いつか終わるのがイヤイヤ期です!

「イヤイヤ期はいつまで続くの?」と悩んでいるママとパパは、ぜひチェックしてみてください。

イヤイヤ期は2歳前後から

第一次反抗期とも呼ばれるイヤイヤ期は、1歳半〜2歳頃に始まるケースが多いようです。この頃にイヤイヤ期が始まる理由は、以下の3つが関係しています。

  • 自己主張が強くなる
  • 自分でできることが増える
  • 言葉で伝えるのはまだ苦手

なんでも「自分でやりたい」という気持ちが強いこの時期は、親が手を出すと嫌がることもあるでしょう。

私の娘がイヤイヤ期の頃、ゼリーが上手に食べられずにいたので手伝おうとすると、手をはねのけることがありました。

この時期の子どもは、やりたい気持ちはあるけど上手にできない時期でもあります。

イヤイヤ期は3歳~4歳になると落ち着いてくる

イヤイヤ期は、3~4歳頃になるとだんだんと落ち着いてくる子が増えてきます。

その理由の1つに、自分でできることが増えて、言葉でコミュニケーションをとれるようになることがあげられます。

気持ちの切り替えができるようになり、精神的にも少し成長して会話が上手になってきたらイヤイヤ期終了のサインです。

「最近イヤイヤしなくなったな」と感じれば、子どもは次の段階へと成長しています。

急に始まるイヤイヤ期の原因はなに?

親の立場からすれば、ワガママを言ってるようにみえるイヤイヤ期。

繰り返される「イヤ」「ヤダ」の原因は何なのか気になりますよね。イヤイヤ期の根本には、何が隠されているか見ていきましょう。

2歳前後は自分の気持ちをうまく伝えられない

1歳~2歳頃は、まだまだ上手にお話しができません。

自分の今の気持ち(嬉しい、楽しい、悲しい、怖いなど)を思うように伝えられず、子どもながらにストレスを感じてイライラしてしまうこともあります。

イライラの感情をうまく処理することができず、泣いたり怒ったり、ときにはかんしゃくを起こすことで表現していると考えられます。

魔の2歳児!だけど親に甘えたい

「イヤ」「ヤダ」の発言には、「かまってほしい」「ママとパパに甘えたい」という気持ちが隠されていることもあります。

忙しい時に限って、ワガママばかりされることって多いですよね。つい、「いい加減にして」と言ってしまいそうになる気持ちはとても分かります。

子どもは、わざとママとパパを困らせたり、反抗的な態度をする場合がありますが、それはかまってほしいだけなのかもしれません。

そんなときはなるべくカッとならずに、できるだけ子どもとの時間を取り、甘える時間を作ってあげましょう。

睡眠不足や運動不足が原因のこともある

睡眠不足や運動不足、栄養不足などの生活習慣からイライラしやすくなり、なんでも「イヤ」に繋がることがあります。

まずは、以下の点で当てはまるものがないかチェックてみてください。

  • 夜更かしをしている
  • 昼寝が短い
  • 1日家にいて、思いっきり体を動かしていない
  • 好きなものしか食べない

当てはまるものはありましたか?できるところから生活習慣の見直しをして、子どものイライラをなくしてあげましょう。

具体的な解決策の1つに、ベビースイミングで身体を動かす方法があります。ベビースイミングについて詳しく紹介している記事はこちらです。

1歳、2歳、3歳のシーン別イヤイヤ期の対処法

イヤイヤ期が続くと、「何をやってもダメ」「どうすればいいか分からない」と悩む方が多いと思います。

特に1歳、2歳、3歳頃までは、イヤイヤ期のピークです。

シーン別でみるイヤイヤ期の対処法を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

イヤイヤが止まらないときは、切り替えるきっかけを作ろう

イヤイヤ期は、上手に気持ちの切り替えができないの特徴があります。泣きやまないときは、大人が切り替えるきっかけをつくってあげましょう

例えば、

  • 大好きなオモチャで遊びに誘う
  • 場所を変えて気分転換させる
  • ときにはジュースやお菓子をあげる

これは一部の方法ですが、子どもが何か興味を引いてくれそうなことをしてあげるのがポイントです。

うちの娘は今、お化けごっこが大好きなのですが、「あっちの部屋にお化けいるか見に行かない?」というとノリノリで「行く!」と遊ぶモードに変わり、機嫌が良くなることがあります。

外出時は集中できるオモチャを持っていく

外出時に限って、急にイヤイヤすることはよくありませんか?そうならないために、子どもが集中できるオモチャを持っていくのはいかがでしょうか。

そこで、外出先でも集中できるおすすめのオモチャを紹介します。

  • 絵本(図鑑がオススメ)
  • シールブックやマグネットブック
  • お絵描きセット
  • ブロック(持ち運びができる量)

これらは一例ですが、手を使うタイプのオモチャは、長い時間遊んでくれる傾向があります。

また、お家で遊ぶオモチャと、お出かけ用を分けておくのもオススメです。お出かけ用は普段遊べない特別感からじっくり遊んでくれることが増えますよ。

自分でやりたがるときは、最後にお手伝いしよう

1歳~3歳頃は、なんとなく自分でできることが増えてきたけれど、まだまだ完璧に1人ではできません。

【やりたいけどできない】というもどかしさが、「ヤダ」という表現で現れます。

例えば、コップに飲み物を入れる作業など、まだ自分では上手にできないことをやりたがるようになります。

手伝おうとすると「やめて!」と怒ったり、かんしゃくを起こすこともよくあります。このような場合、納得がいくまでとことんやらせてあげましょう!

自分でできずに泣いているときは、「上手にできなくて悔しいね。やってあげるね」というように気持ちを代弁してあげると、素直に手伝わせてくれることがありますよ。

伝え方を変えよう

イヤイヤ期でワガママな子どもに対して、ママとパパは「ダメ!」と注意しがちです。注意をしても「イヤ!」と拒絶されることも多いですよね。

そんなときは、声掛けを変えてみましょう。例えば、おもちゃ遊びに夢中の子どもに「お片付けして」と伝えても、反発されてしまうことがありますよね。時間に余裕があれば、「それが終わったらお片付けしようね」などと伝えてみてはいかがでしょうか。

頭から否定してしまうと、自己主張の妨げになることもあります。なるべく感情的に叱らないように意識しましょう。

ママとパパがイライラしてしまうときの対処法

イヤイヤ期の子どもを相手にすると、つい声を荒げたり、厳しく叱ってしまうこともありますよね。

あとで冷静になってみると、「あんなに怒る必要なかったな」と後悔や反省をしてしまうママとパパは多いのではないでしょうか?

本章では、育児でイライラした時の対処法を紹介します。できそうなことから実践してみてください。

時間に余裕を持つ

子どもと一緒にいるとトラブルはつきもの。

子どもが小さいうちは、予定した時間通りにいかないこともしょっちゅうで、ついイラっとしてしまいますよね。

特に育児では、時間に余裕があればが気持ちにも余裕ができます

日常の生活で例えるなら、普段の着替えは5分で終わるところに、「もしイヤイヤが発動したら?」と考えてみましょう。

スムーズにいかない日の着替えは30分くらいかかるのであれば、それを見越して30分前から着替えを始めるなどの余裕があれば安心ですね。

とはいえ、なかなか時間が取れないので、できる日だけ試してみましょう!

深呼吸やストレッチをする

繰り返す子どものわがままにイライラしたら、いったん深呼吸をしてみましょう。

できれば、鼻から息を吸って口から出す腹式呼吸がおすすめです。可能であれば、目を閉じて行うのが効果的ですよ。

深呼吸はいつでもどこでも気軽にできるリラックス方法なので、感情的になりそうな時にぜひ試してみてください。

激しいイヤイヤ期でも時間が解決してくれる

イヤイヤ期は個人差があり「気づかないうちに終わってた」という子もいれば、「いつまで続くの?」と長い期間悩まされる子もいますよね。

どんな子でも、いつかは終わるのがイヤイヤ期です。

ママとパパは大変な時期ですが、程度は違えどほとんどの親がこの辛さを体験しています。

自分だけではないので、「私だけツライ」と背負いこみすぎず、息抜きをいれていきましょう!「いつかは終わる」「今だけだから」と気楽に構えられるといいですね。

イヤイヤ期が終わるとワクワクする日常が待っている

長かったイヤイヤ期が終わると、日常に色々と変化がでてきます。イライラしがちだったママとパパもきっと笑顔の日が増えてきますよ。

例えば、

  • コミュニケーションが取れるようになり、子どもとの会話が楽しくなる
  • イヤイヤが減り、お出かけがしやすくなる
  • ママとパパにも余裕ができる
  • 子どもの成長に感動する

このように、イヤイヤ期が終わると楽しいことがたくさん増えてきます。

泣かないように我慢したり、感情のコントロールをしている姿を見る日が来ると思うと、とても楽しみですね。

まとめ

イヤイヤ期に対する対処法などを紹介しました。試した事がない対処法があればぜひ、やってみてください。

うちの娘は現在絶賛イヤイヤ期で、毎日やりたい放題です。ママとパパは振り回されていますが、それでもやっぱり可愛いのが我が子ですね。

今は手がかかる時期ですが、親も息抜きをしつつ子どものイヤイヤを受け止めていきましょう。

この記事のライター

田中しづる

田中しづる

【離乳食・幼児食コーディネーター / 主婦ライター】
未就学児2人の子育てをしている、田中しづると申します。 現在は上の子が保育園に通っている間に、自宅で赤ちゃんを見ながらWEBライターをしています。 とはいえ、育児と仕事を両立するのは大変で毎日あっという間に1日が過ぎております。 子育て中のママの悩みに寄り添いながら、役立つような情報を発信していきます!