毎日のスキンシップにベビーマッサージ!ママもベビーもハッピーに
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赤ちゃんとの毎日のスキンシップに、ベビーマッサージが効果的ということをご存知ですか?
マッサージをされている赤ちゃんがリラックスできるのはもちろんのこと、実はマッサージをしているお母さん・お父さん側も幸せホルモンが分泌されて、親子ともにハッピーになれるベビーマッサージ。
- 毎日ドタバタとお世話している中でほっとする時間がない
- 赤ちゃんはかわいいけれど、てんやわんやしていて愛でるゆとりがない
- 育児に追われて、親も子も気持ちがザワザワしている
そんな方にこそ、ぜひ取り入れてもらいたいのがベビーマッサージです。毎日の生活の中にちょっとした親子のハッピータイムを取り入れてみてはいかがでしょう。
この記事では、ベビーマッサージで得られる効果から、簡単に始められる方法をご紹介していきます。準備するものも少なく、すぐにでも始められることができますよ。
Table of Contents
ベビーマッサージの効果・効能
赤ちゃんをゆっくりとマッサージしてあげる「ベビーマッサージ」。
親子のスキンシップの時間となるだけでなく、皮膚や脳への刺激にもなって赤ちゃんの発育に効果的と言われていますが、実はメリットはそれだけではありません。マッサージをしてあげている側も、一緒にハッピーになれると検証されています!
赤ちゃんへのベビーマッサージの効果
マッサージをしてもらって気持ちが良いと感じるのは大人だけではありません。生まれたばかりの赤ちゃんでも、肌を触れてもらうのはうれしいものです。
大好きな人との暖かい時間を過ごせているというリラックス効果が期待できます。またリラックスすることで、自律神経が整い、免疫力が上がると言われています。
さらにすごく繊細な赤ちゃんの皮膚ですが、触られることで刺激が高まり、感覚が研ぎ澄まされます。普段と違う触られ方をしたり、普段は触れないような場所を触ってもらうことで、脳へのいい刺激にもなります。
また優しい圧がかかることで、毎日頑張って動かすことを覚えている最中の筋肉がほぐされます。同時に、優しい圧によって筋肉が発達するとも言われています。
ベビーマッサージは、リラックス効果はもちろんですが、その他、赤ちゃんの脳や免疫力、筋肉までに良い影響を及ぼすとされています。自宅で簡単にできるアクテビティなので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
お母さん・お父さんへのベビーマッサージの効果
ベビーマッサージをしていて幸せな気持ちになるのは、実は赤ちゃんだけではありません。
赤ちゃんのふわふわの肌に触れていると、自然と笑顔になってしまうお母さん・お父さんは多いものです。気持ちの良い赤ちゃんの肌に触れながら、笑顔の子どもを見ることで、愛情ホルモンが分泌されて、親側もハッピーになります。
赤ちゃんの体とじっくりと向き合うことは、定期的に体のチェックをすることにも繋がります。いつもと違って赤くなっているところはないか?動かすと痛そうな場所はないか?など、トラブルの早期発見にも繋がります。
そして個人的に重要だと思うポイントは「良いことをしているという実感」を感じることができるという点です。子育てに関する「やった方がいいこと」は有象無象ありますが、その中でも1つやっているというのは、強い自信に繋がります。
毎日赤ちゃんのお世話に明け暮れるドタバタ生活だからこそ、1日の中の10-15分程度を、意識して自分と赤ちゃんのハッピーな時間にしてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんとのスキンシップ!習慣にしたいベビーマッサージ
赤ちゃんも大人も一緒にハッピーになれるベビーマッサージ。早速やってみたい!と思った方に向けて、気になるあれこれをご説明していきます。
いつからベビーマッサージをして良いの?
ベビーマッサージは新生児の頃から初めてOKと言われています。ただし、赤ちゃんの体はとても繊細ですので、新生児のうちは「優しくなでる」程度に留めておきましょう。
赤ちゃんの体が少しずつプニプニと膨らんできて、体の発達も進んできた生後2か月以降から、少しずつ本格的なマッサージを始めることが可能です。
それでも、繊細な赤ちゃんの肌ですので、あくまでも「優しく触る」程度を意識することが大切です。間違っても、大人のマッサージのように「もみほぐす」ことのないようご注意ください。
ベビーマッサージに向けて準備するものは?
ベビーマッサージは最低限の準備で始めることができます。
- タオル
- 100%植物性のオイル
タオルは赤ちゃんを寝かせるためのものなので、いつもお風呂上りに使っているものでOKです。
赤ちゃんの肌はとても繊細なので、添加物や香料の入っていない、できるだけシンプルな100%植物性オイルを使うことをお勧めします。
どの時間帯がベビーマッサージにおすすめ?
赤ちゃんにベストなマッサージ時間は、リラックスしている時と言われています。
具体的にはお風呂の後で、体がポカポカしているとき。もしくは寝る前の、ゆったりとした気分に切り替えていきたい時間帯が良いでしょう。
もう寝る時間だというのになんだか元気ピンピンで「今日は興奮しているから、時間がかかりそうだな…」という雰囲気の日もありますよね。そんな時こそ、リラックス効果のあるベビーマッサージの出番です。
マッサージ効果で筋肉がリラックスされ、さらにお父さん・お母さんとのリラックスタイムを過ごすことで精神的にも落ち着く効果があると言われていて、気持ちをゆったりとさせてくれ、赤ちゃんの入眠を手助けしてくれます。
ベビーマッサージはどれくらいやるべき?
親と子のハッピータイムとして積極的に取り入れたいベビーマッサージですが、1日当たり10-15分程度に留めるようにしましょう。
リラックス効果が得られるとはいえ、人に触られるというのは意外と疲れるもの。なんとなく楽しかったり、マッサージしている方も気持ちがよくて、のんびりとやってしまいがちですが、長すぎないように注意が必要です。
ベビーマッサージをするときの注意点は?
準備するものも少なく、毎日のルーティンとして簡単に取り入れられるベビーマッサージですが、注意すべき点がいくつかあります。
- おなかがいっぱいの時は避けましょう
マッサージをするとおなか回りにも触れることになります。おなかがいっぱいの時は赤ちゃんが苦しい思いをしてしまうので、避けるようにしましょう。
- 体調不良や予防接種後は避けましょう
毎日の日課として取り入れるのが推奨されていますが、赤ちゃんの体調が悪い時や、極端に機嫌が悪いときは、お休みするようにしましょう。
- オイルはパッチテストをしましょう
赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。初めて使うオイルは、アレルギー反応が出ないかどうかパッチテストを行う方が良いでしょう。ほんの少量を、皮膚の薄い場所(腕の内側や、太ももなど)に少しだけつけて、1日ほど様子を見てください。赤くなったり、腫れていなければ大丈夫です。
自宅で簡単にできるベビーマッサージ
さっそく赤ちゃんとのマッサージを初めて行きましょう。赤ちゃんもお父さん・お母さんも慣れるまでは無理せず、楽しめる範囲から初めていくと良いと思います。
マッサージタイム用の歌を決めて、歌いながら楽しくマッサージをしても良いですし、好きな音楽をBGMとして流すなどして、親子ともにリラックスタイムを楽しみましょう。
ベビーマッサージを始める準備
まず、お父さん・お母さんは手を温めるところから始めましょう。急に冷たい手で触れると赤ちゃんはビックリしてしまいます。
次に、バスタオルを大きく広げて、真ん中に赤ちゃんを寝かせます。全身のチェックも兼ねて、裸にすることが推奨されています。
そして、お父さん・お母さんは手に植物性オイルをたっぷりと取りましょう。赤ちゃんの肌は繊細なため、強くこすることのないように、オイルは多めに使うと良いでしょう。
顔まわりからゆっくりスタート
突然マッサージが始まるとビックリしてしまうので「マッサージを始めるよ!」と声かけをしながら、まずは顔まわりから。おでこをなでたり、フェイスラインをなでていきましょう。
少しずつ回数を重ねて、マッサージに慣れてきた赤ちゃんは「楽しいことが始まるぞ!」と理解して、笑顔になってくれることでしょう。
耳にはたくさんのツボがあるといわれています。全体的に優しく触れたり、耳たぶをそっとつまんだりすることで、リラックス効果が高まります。
ベビーマッサージは足先や手先など心臓から遠いところから
赤ちゃんのマッサージの時に気を付けたいのは、心臓から遠いところから始めるという点です。まずは足の指や、手の指から始めていきましょう。
ゆっくりと足裏や手のひらを握ったり、指を動かしたりして、体の末端を刺激していきましょう。グーパーと動かすだけでも、良い刺激になります。
足のかかとの部分には「失眠」と呼ばれる、眠気を誘うツボがあります。寝る前のマッサージタイムには、意識しながらかかとを撫でてあげましょう。
手のひらにもたくさんのツボがあります。ピンポイントでグッと押すようなことはせず、全体的にそっと撫でていくだけで、赤ちゃんには十分効果がありますので、あくまでも優しくマッサージをしていきましょう。
おなか周りは便秘解消にも効果的
実は便秘に悩む赤ちゃんは少なくありません。便秘が気になった場合は、水分をたくさん摂取することはもちろんですが、おなかのマッサージも効果的です。
あかちゃんのおへそを中心にして、手のひらを当てて「の」の字を描くように、時計回りにそっとさすります。ゆっくりと5周ほど回ったら終了です。
月齢が上がっていて、少し圧を強めたい場合は、3本指でもOKですが、おなかはとてもデリケートなので、あくまでも優しくなでることをを意識しましょう。
背中はリラックス効果が高い場所
最後は赤ちゃんをうつ伏せにします。負担の多いポーズなので、生後2か月以降のマッサージで取り入れてみてください。
首から背骨にそってゆっくりとお尻まで撫でていきましょう。首が座っていない赤ちゃんでも、頭を支えるために背中や首周りの筋肉を毎日フル稼働させています。優しくなでることで、リラックス効果とともに、筋肉の発達を促すことができます。
おしまい
ゆったりタイムを過ごしていたように見えて、赤ちゃんの体はたくさんの刺激を受けてくたびれています。マッサージの時間は15分程度に留めて、ぐったり疲れてしまうことのないよう注意しましょう。
頑張って1回にいろいろと詰め込みすぎてしまうより、短い時間でも毎日違う部位をマッサージされる方が、脳や神経には良い刺激になるはずです。毎日ちょっとずつアレンジをしながら、楽しい時間として取り入れてみると良いでしょう。
さらに、マッサージの後は新陳代謝が高まるので、ミルクや白湯で水分補給を忘れないようにしてください。
まとめ|毎日のリラックスタイムにベビーマッサージ
赤ちゃんのリラックス効果だけでなく、体の発達にも良い刺激になると言われているベビーマッサージですが、習慣になってくるとお世話をしているお父さん・お母さんにとっても、とても楽しい時間になります。
少しずつお肉がついてプニプニ感が増してきていること、髪の毛が伸びてきていること、手足が大きくなってきていること。そんな小さな変化に気づくキッカケが増えて、幸せな気持ちになることでしょう。
お風呂上りの5分間からでも、サクッと始めることができるベビーマッサージです。頑張らなくちゃ!と気負うことなく、今日は足先を温めてみようかな、今日はおなかを触ろうかな…と毎日バリエーションをつけながら、楽しい親子タイムにしてみてください。
この記事のライター
いいだ あさと
アフリカ在住フリーライター、いいだあさとです。ルワンダという国に移り住んで早4年目。スポーツバカな夫&大食いな2歳の男の子と暮らしています。大人も子供も、異文化にもまれながら楽しく生活中です。ちなみに、ここルワンダはコーヒーが美味しいんです! 記事を通して、毎日の暮らしの中に隠れている「小さなハッピー」を見つけるキッカケを提供出来たらと思っています。あっという間に過ぎてしまうドタバタな子育て期間。できるだけ楽しいことや嬉しいことに目を向けて、一緒に楽しんでいきましょう! 趣味は写真を撮ること&日記を書くこと。最近はピラティスも始めました。