赤ちゃんのお座りはタイミングを見計らって!安全にサポートする方法

赤ちゃんのお座りはタイミングを見計らって!安全にサポートする方法

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赤ちゃんの成長は早く、自分でできることが日々確実に増えてきます。首がすわったと思ったら、お座りをしたそうな素振りがある。

しかし、どうサポートしたら良いか迷っていませんか?上手なサポートの仕方が分かれば、安全に楽しくお座りを見守ることができますよ。

ここでは、お座りの時期、お座りができる段階かの確認方法、お座りのメリット、兆候が見られない時の対処方法をご紹介します。

参考にして、赤ちゃんのお座りに関する不安や疑問を解消してください。

赤ちゃんのお座りはいつ?

赤ちゃんがお座りをするのは、どれくらいの月齢になってからなのでしょう?お座りに至るまでの発達の過程を含めて見ていきましょう。

一般的には生後6~7ヶ月が目安

赤ちゃんのお座りは、一般的には生後6~7ヶ月が目安とされています。厚生労働省のデータによると、早い赤ちゃんでは生後5~6カ月でお座りができるようになります。

遅い赤ちゃんでも生後9~10ヶ月を経過すると96%の赤ちゃんがお座りをするようになり、生後1年を迎えるとほぼ100%赤ちゃんはお座りができるようになります。

お座りが早い赤ちゃんと遅い赤ちゃんでは、半年以上の差があることが分かります。

なおこのデータは、1分以上支えがない状態で座っていられるものを「お座り」としているため、家庭で見せるお座りよりも若干厳しい条件と言えるでしょう。

お座りまでの発達の過程

ここからは一般的なスピードで進むお座りの過程を見てみましょう。

  • お座り前兆期:前兆期は動きが活発になり、自分の手で足をつかんだり、手のひらを頻繁に見つめたりして「自由に使える」ことを認識する。
  • お座り初期:お座り初期は、手を前についてお座りをする。三次元で得られる視界を不思議そうに見つめる。
  • お座り完了期:完了期になると、支えがなくても座っていられるようになる。

発達には個人差があるため、必ずしもこの過程を辿るわけではありません。発達の段階が前後することはよくあることなので、心配し過ぎないようにしましょう。

お座りができる段階かを確認しよう

成長段階を確認せずに低月齢からお座りをさせると、さまざまな面で赤ちゃんの負担になることがあります

十分に条件が整ったことを確認することで、ストレスや怪我を防ぐことができますよ。

赤ちゃんの筋肉が十分に発達しているか

お座りができる段階かを確認するためには、赤ちゃんの筋肉が十分に発達しているかを見る必要があります。

筋肉が未発達の状態でベビーソファに強制的に座らせると、倒れまいと必要以上に身体に負荷がかかります。その結果筋肉疲労を起こし、ベッドに下ろした時に痛みで泣くということがあるのです。

身体を支える筋肉の発達が進み、背筋がピンと伸びた状態になればお座りが可能なサインです。筋肉の発達に不安がある場合は、バウンサーを使用しても良いでしょう。

バウンサーは寝た姿勢を維持しながら、赤ちゃんが三次元の世界を体験できるためおすすめです。

お座りをして遊ぶ余裕があるか

お座りをさせたときに、赤ちゃんに遊ぶ余裕があるかを観察しましょう。おとなしく座っている場合には、「お座りを保つことに必死である」可能性も考えられます。

動けない状況に陥っているため自発的に動くことを断念し、ゆくゆくは周囲に興味を持たなくなる恐れもあるのです。

周囲を見回したり手を伸ばしたりしていれば、遊ぶ余裕がある証拠。珍しいものを近くに置いたり、慣れない場所で座らせたりして赤ちゃんの反応を見ても良いでしょう。

不安定なら遊びの中で練習を

お座りが不安定だからといって、特別に訓練させる必要はありません。しかし遊びの中で取り入れる分には、赤ちゃんの好奇心を刺激し、身体のバランス感覚を養うことにつながります。

腰をサポートするのがコツ

お座りが不安定な場合、遊びの中で上手に腰をサポートしてあげましょう。ねんねからうつぶせ、お座りと身体の重心が高くなるにつれ、重力に対抗する力が必要です。

お座りにはとくに腰の力が必要になるため、テーブルにつかまり立ちをさせて腰を鍛えることも効果的です。赤ちゃんの腰を支えて、倒れないようサポートしてください。

日頃からママと赤ちゃんが向かい合って座るのも良い方法です。不安定な場合には、ママの脚ではさんであげましょう

お座りやつかまり立ちは、赤ちゃんが見る景色が変わります。景色が変われば遊びの幅が広がるため、好奇心を刺激できますよ。

お座りサポート時の注意点

お座りのサポートをする時には、「できない」ことを練習させるのではなく、あくまでのパパママはサポートに徹することを忘れずに。

お座りが完成していない時期は、赤ちゃんはまだ上手にバランスを取れません。無理強いすると、赤ちゃんがバランスを取ることに集中できないため、怪我の原因になることがあります。

赤ちゃんが「やりたい」気持ちになったのを見計らって、お座りを誘導してみましょう。パパママに気持ちの余裕があって、赤ちゃんの機嫌が良いお昼寝後や食事後がおすすめです。

お座りのメリット

赤ちゃんがお座りをできるようになると、以下のようなメリットが見込まれます。

しかし赤ちゃんの発達や意欲を健全に育てる意味でも、十分に身体と知能がお座りができる段階に発達したことを確認してからチャレンジしてくださいね。

知能が発達する

お座りをするようになると、知能が発達します。「ねんね」で二次元の世界しか知らなかった赤ちゃんには、三次元の世界は刺激的に映ることでしょう。

これまで二次元の景色しか見ていなかった赤ちゃんは、頭を傾けたり手を伸ばしたりして徐々に「高さ」や「奥行き」を理解するようになります。

両手を使って遊べるようになるため、積み木や動いて誘いかけるおもちゃが最適です。知能と同時に聴覚も発達するため、楽器系のおもちゃも良いでしょう。

パパママの感情も理解できるようになります。視力・聴力に加えて判断力が身についてきます

便秘の改善が期待できる

お座りができると腹筋が鍛えられるため、便秘の改善が期待できます。お座りをする生後6~7ヶ月の時期は、離乳食が始まる時期でもあるため便秘に悩む赤ちゃんも多いでしょう。

お座りがはじまる時期は、同時に寝返りをする赤ちゃんもいるため、ベッドにいる時間でもこれまで以上の運動量が期待できますよ。

自らおもちゃを取りに行ったり、興味がある方向へ動いたりできるため、パパママは上手に誘導してあげましょう。適度な水分を摂取させることも忘れずに。

オムツがパンツタイプになる

お座りが完成すると、オムツはパンツタイプが便利です。テープタイプのオムツは、お座りの時間が長くなるとうんちが隙間から漏れることがあります。

パンツタイプなら隙間から漏れる可能性は低くなり、活動的な赤ちゃんでも簡単に取り替えることができますよ。

お座りの時期は尻もちをつく回数も増えるため、吸水力が高く逆戻りがしにくいオムツを選んであげましょう。

パンツタイプのオムツは1枚当たりの単価は高くなりますが、お座りに適したオムツを選ぶことで、お互いに快適に過ごせるようになります

お座りの兆候が見られないとき

脳性麻痺や筋肉が関係する病気の場合、表情がこわばったり視線が合わなかったり、お座りをしない以外にも何らかの症状が伴い受診が必要です。

ここでは他の症状が伴わず、お座りが遅れるケースとしてどのようなことが考えられるか見ていきましょう。

お座りが遅い赤ちゃんの特徴

お座りが遅い赤ちゃんは、次のようなことが影響している可能性があります。赤ちゃんの生まれたタイミングや環境を振り返ってみましょう。

  • 首のすわりが遅かった。
  • 予定日より早く生まれた。
  • 出生時の体重が軽かった。

いずれの場合にも発達が月齢に追いついていない、身体の筋肉が柔らかいなどが原因です。ほかに気なる症状がなければ、少し様子を見ても良いでしょう。

6~7ヶ月の健診はお座りや寝返りについても確認をしてくれます。乳幼児定期健診は、お住まいの自治体によって時期や回数が異なるため、事前に確認をしてください。

倒れても安全で動きやすい環境作りを意識して

お部屋の環境が影響して、赤ちゃんのお座りが遅れていることも考えられます。赤ちゃんが失敗をしたり怖い思いをしたりすると、再度チャレンジする気持ちが失われることがあるからです。

倒れても安全で動きやすい環境を作るためには、頭が重い赤ちゃんの動きを理解しておく必要があります。

家具の角や尖ったものはコーナークッションで対策をし、お座りをするときには周囲に布団やクッションを敷いて倒れたときのフォローができるようにします。

赤ちゃんが倒れたり尻もちをついたりしたときに、痛い記憶が残らないよう事前に安全を確保しましょう。

お座り時期は目安にとらわれず赤ちゃんのタイミングに寄り添って

これまでの内容をまとめると、赤ちゃんは生後6~7ヶ月を目安にお座りをします

お座りにチャレンジさせるときは、必ず赤ちゃんの発達を確認しましょう。筋肉の発達やお座りをして遊ぶ余裕があるか。不安定な場合には腰をサポートして、遊びの中でトレーニングをしても良いでしょう。

お座りによって、知能の発達、便秘の改善、オムツがパンツタイプになることが期待できます。

お座りの兆候が見られないときには、赤ちゃんが生まれたタイミングや環境を振り返ってみましょう。月齢に成長が追いついていないだけということがよくあります。

お座りの時期が遅いからといって、極端に心配する必要はありません。目安にとらわれずに、赤ちゃんのタイミングに寄り添ってサポートをしましょう。

【参考】
厚生労働省:乳幼児身体発育に関する調査
山形県酒田市役所:赤ちゃんの成長発達のめやす
いまいずみ小児科:乳児健診・お座りの練習
尾木医院・小児科内科:乳幼児健診(乳児健診)とは?