お宮参りは赤ちゃんとの初お出かけ!準備はこれでOK!
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赤ちゃんが生まれると、これまでにない大きなしあわせを感じますよね。
一方で慣れない育児に翻弄され、とても忙しい日々を過ごされていることと思います。
そんな忙しい日々の中ですが、特に生まれて1年の間は通過儀礼が次々とやってきます。
家事育児をこなしながら、しっかりと準備するのは結構大変です。
生後1ヶ月ごろの特に忙しい時期にやってくるのが「お宮参り」。
生まれて間もないので、準備期間があまりありません。
でも安心してください。
この記事ではお宮参りに必要な準備を網羅的にまとめています。
お宮参りときくと堅いイメージを持たれるかもしれませんが、この記事のとおり準備しておけば安心して当日を迎えられます。
はじめての赤ちゃんとのお出かけと気楽に捉えて、楽しみましょう。
Table of Contents
お宮参りとは
お宮参りは赤ちゃんの生まれた土地の神様が祀られている神社へお参りをする行事です。
最近では思い入れのある神社を選んでお参りされる家族も多く、形式にこだわりすぎる必要はありません。
お宮参りってなんのためにするの?
お宮参りはその土地の氏神様に赤ちゃんが無事産まれたことを報告し、今後の健やかな成長を祈るために行う行事。
生後1ヶ月を目処に行うのが一般的であり、赤ちゃんとのはじめての本格的なお出かけになる場合が多いです。
心配事も多いですが、しっかりと準備しておけばきっと忘れられない思い出になりますよ。
具体的にどんなことをするの?
お宮参りの方法は大きく分わけて2種類あります。
ひとつは普段のお参りと同じようにお賽銭を入れてお参りする方法。
当日も短時間で済みますし、神社への予約なども不要なので、赤ちゃんやママの体調やお宮参りに行く時期次第では検討してみると良いかもしれません。
もうひとつはご祈祷をしてもらう方法。
ご祈祷をしてもらう場合は神社への連絡、予約が必要になるケースが多いので、事前確認が必要になります。
準備の手間は増えますが、一生に一度のことなので、個人的にはご祈祷までしてもらうことをおすすめします。
どちらが良い、悪いはないので、ご家族の考え方や体調などにマッチした方法を選んでください。
お宮参りはいつ行く?
お宮参りの準備を進めるにあたって、まず検討すべきことが「いつ行くか」です。
厳密な決まりはないので、無理のないスケジュールで行うようにしましょう。
生後1ヶ月をひとつの目安に
赤ちゃんが男の子なら生まれてから31日後、女の子なら32日後にお参りするとされています。
正確に31日後、32日後にする必要はないので、生後1ヶ月付近で参加者の都合がつく日を選ぶと良いでしょう。
ルールはないけど生後3ヶ月ごろまでに行くのが良いとされている
厳密にいつまでに行わなければならないというルールはありませんが、特別な理由がない場合は生後1ヶ月〜3ヶ月の間に行うのが良いとされています。
生後1年までは特に通過儀礼が多いので、あまり先延ばしにすると他の通過儀礼の時期と重なってしまうおそれがあります。
忙しい毎日を送る中準備するのは大変ですが、家族で協力しあって準備を進めましょう。
真夏、真冬は避けるのがベター
気候や天候も考慮する必要があり、特に真夏や真冬の時期は避けるのがベターです。
ご祈祷を受ける場合、写真撮影をお願いしている場合などは半日近く屋外にいなければならない可能性もあります。
わが家は生後1ヶ月ごろの6月中旬に行いましたが、真夏ではないにもかかわらず、かなり暑く感じました。
時期選びは難しいですが、少なくとも真夏、真冬は外すのがベターでしょう。
梅雨、台風シーズンもできれば避けたいところです。
どうしても真夏、真冬の時期に行わざるを得ない場合は神社選びや服装などを工夫しましょう。
お宮参りはどこに行く?
「いつ行くか」を決めたら次はどこの神社に行くかを決めましょう。
どこの神社にすべきかという厳密な決まりはありませんので、ご家族でよく相談して決めてください。
近所の神社でOK
絶対にこの神社が良いというこだわりがなければ、赤ちゃんやママの体調を考慮して近所の神社で行うのがおすすめです。
まだ赤ちゃんが生まれて間もない時期ですし、赤ちゃんにとってもママにとっても移動時間が短いことは大きなメリットになります。
思い入れのある神社でもOK
思い入れのある神社で行うのもおすすめです。
結婚式を挙げた神社など家族の喜ばしい行事はここでという神社があると良いですね。
有名な神社であれば服装の準備など提携業者を紹介してもらえる場合もあるのでうまく活用しましょう。
はじめてのお出かけなので無理は禁物
思い入れのある神社があるとしてもあまりにも遠方の場合は検討が必要です。
せっかくだから思い入れのある神社や有名な神社で行いたいという気持ちがあると思いますが、赤ちゃんやママの体調を第一に考え、無理はしないようにしましょう。
わが家は結婚式を行なった神社が車で1時間圏内であったため、その神社を選びましたが、移動時間が1時間を越える場合は別の神社を検討する方が賢明です。
お宮参りに必要なもの、準備すべきことは?
それでは具体的にお宮参りに必要なものを確認していきましょう。
これさえ準備しておけばあとは当日を楽しむだけです。漏れなく準備しましょう。
お宮参りに必要なもの レンタルも活用しよう
お宮参りに必要なもの、準備すべきことは大きく以下のとおりです。
できるだけ準備の手間を減らし、費用を抑えるためにレンタルもうまく活用しましょう。
神社に予約
ご祈祷をしてもらう場合は忘れないうちに神社に予約をしておきましょう。
当日の流れの確認やその他準備のアドバイス、服装の提携業者の紹介などをしてもらえる場合もあります。
複数候補がある場合は電話をしてみて対応で決めるのもひとつかと思います。
授乳スペースがあるかなども確認しておくと安心ですね。
初穂料
ご祈祷を受ける場合は初穂料が必要です。
料金の一般的な目安は5000~1万円とされていますが、神社によっては最低額が決まっている場合があるので、事前にホームページや電話で確認しておくと安心です。
のし袋の表書き上段に「初穂料」または「ご祈祷料」と書き、下段に赤ちゃんのフルネームを書きましょう。
参加者の調整
参加者の調整を行いましょう。
パパママに加えて父方の祖父母が参加というケースが一般的ですが、両家の祖父母を招く、パパママだけで行うなど考え方や日程が合うかで自由に決めて大丈夫です。
わが家は私方(父方)の祖父母のみ招きました。母方の祖父母も近くに住んでいるので声をかけましたが、私方(父方)の祖父母は赤ちゃんと会える機会が少ないため、水入らずでという配慮をいただきました。
食事会の有無
食事会を行うか決めましょう。
赤ちゃんやママの体調を考慮して決めるべきですが、慣れない中育児をしてきたご褒美としてホテルの個室などで行うのも素敵だと思います。
赤ちゃんの服装の準備などはどうしても苦手なパパが多いと思うので、食事会場所の候補出しなどはパパにやってもらいましょう。
祖父母を遠方から招く場合などはお宮参りを午前中にして、一緒に食事して解散という流れがスムーズで良いかもしれませんね。
赤ちゃんの服装
赤ちゃんの服装は白羽二重に掛着を羽織るスタイルが正式とされています。
しかし、白羽二重は準備しようとすると高価なため、白いベビードレスなどで代用されるご家族が増えています。
掛着を用意する場合、家紋を入れたいなどのこだわりがなければ以下のようなレンタルサービスを活用して費用を抑えたいところです。
抑えた費用を食事会や写真撮影をプロに頼むなど思い出を残すための費用に回せると良いですね。
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写真スタジオでの撮影を予約すると衣装を無料で貸し出してもらえるというパターンもあるのでうまく活用しましょう。
またオシャレでかわいい袴ロンパースなどが安価に販売されています。絶対に着物というこだわりがないのであれば安価に済みますし、赤ちゃんもラクに過ごせるのでおすすめです。
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大人の服装
もちろん着物を着るのも素敵ですが、できるだけ動きやすく、ラクな服装を選ぶことを個人的にはおすすめします。
あくまでもお宮参りは神社で行うものなので、授乳、おむつ替えスペースが整っているとは限りません。
まだまだ赤ちゃんは小さいので授乳、おむつ替えを頻繁に行う必要があります。動きづらい服装だとストレスを感じてしまいます。
ママはフォーマル寄りのワンピースなどが良いと思います。パパはスーツだと間違いないですが、夏場であれば薄手のスラックスにポロシャツくらいでも問題ありません。
写真撮影
お宮参りは一生に一度のことです。
赤ちゃんのかわいい姿をしっかり写真におさめておきましょう。
自分たちで撮影するのも良いですが、せっかくなのでプロに写真撮影を依頼してはいかがでしょうか。
有名な神社であれば提携している写真屋さんを紹介してもらえるかもしれません。
また、お宮参り当日は屋外でもありますし、特に暑い時期だとかっちりした服装は赤ちゃんにとってもパパママにとっても負担がかかります。
お宮参り当日はできる限りラクな服装で行い、別日にフォトスタジオで撮影というのも良いかもしれませんね。
お出かけグッズも忘れないよう
お宮参り自体の準備は以上のとおりですが、お出かけとして必要なものも忘れないように。
チェックリストを作りましたので活用してください。
しっかりと準備をしておけば心のゆとりができますので、ぜひ漏れのないよう準備してくださいね。
必須
- オムツ
- お尻拭き
- ゴミ袋
- ケープ
- ミルク(粉ミルク、お湯の入った魔法瓶、哺乳瓶)
- 着替え(夏は多めに)
- おくるみ(冬場は特に)
- タオル
- ガーゼ
- 抱っこ紐
- 母子手帳、保険証
あると便利
- お気に入りのおもちゃ
- 新しいおもちゃ(泣いてどうしようもないときに効果的)
- 扇子
- 日焼け止め
- 日傘
- 保冷剤
お宮参りのスケジュール 前日・当日・後日それぞれ解説
繰り返しになりますが、お宮参りは赤ちゃんにとってもパパママにとってもはじめての本格的なお出かけです。
赤ちゃんとのお出かけは時間どおりにいかないのが普通です。
時間に余裕を持たせてスケジュールを組みましょう。
お宮参り前日までにやっておくべきこと
お宮参り前日までに必要なものや準備が漏れなくできているかチェックしましょう。
前述の必要な準備をチェックリストにまとめましたので活用してください。
赤ちゃんが小さいので十分な睡眠をとるのは難しいかもしれませんが、できるだけ早く休み、当日に備えましょう。
前日までにやっておくべきこと
- 神社にご祈祷を予約
キャンセル料がいつからかかるか、いくらかかるかも確認 - 神社に授乳スペースがあるか確認
- 初穂料の準備
- 参加者の調整
- 食事会場の予約
キャンセル料がいつからかかるか、いくらかかるかも確認 - 赤ちゃんの服装の用意
キャンセル料がいつからかかるか、いくらかかるかも確認 - 大人の服装の用意
- 写真撮影の予約
キャンセル料がいつからかかるか、いくらかかるかも確認 - 赤ちゃんやママの体調が優れない、荒天が予想される場合の延長対応の検討
- 当日必要なお出かけグッズの準備
お宮参り当日のスケジュール
食事会をやるかどうかでお宮参り当日のスケジュールは大きく変わります。
食事会は費用のことや遠方からの方が帰る時間などを考えると昼食に据え置くのが良いと思います。
その場合は朝から出かけることになります。
わが家は以下のようなスケジュールで行いました。
9:00:自宅出発
時間どおりに進むことはないと思って余裕を持って出かけましょう。
赤ちゃんはラクな服装をさせてあげ、現地で着替えるのが良いです。
10:00:神社到着、祖父母と合流
余裕をもって出発しているので早く着きすぎることもあります。事前に休憩できるスペースがあるか確認しておきましょう。
赤ちゃんの着替えを行いますが、ご祈祷、写真撮影まで時間がある場合は疲れてしまうのであまり早く着替えさせないように注意しましょう。
また、ご祈祷中は動けないので着替える際に汚れたオムツを交換できるようタイミングを見はからいましょう。
11:00:ご祈祷
神社の方が案内してくれるので心配いりません。
案内にしたがってご祈祷を受けましょう。ご祈祷を受ける場所は暑いまたは寒いケースが多いので体温調節できるよう扇子やおくるみも忘れずに。
少しの間じっとしていなくてはいけないので、赤ちゃんが泣かないようにおもちゃもあると良いです。
11:30:写真撮影
鳥居や本堂の前などで写真撮影をします。
カメラマンに依頼している場合は案内に従いましょう。
12:00:食事会会場へ
写真撮影まで終わったら早くラクな服装に着替えさせてあげましょう。
12:30~14:00:食事会
パパママにとっても久しぶりの外食ではないでしょうか。
赤ちゃんとのはじめてのお出かけで落ち着かないかもしれませんが、食事を楽しみましょう。
14:00:解散
帰宅後は赤ちゃん、パパママともにゆっくり休みましょう。
ご祈祷は午前に立て込んでいることが多いので、ご家族だけで行う場合は午後の方が狙い目かもしれません。
事前に神社に連絡をとって、ご祈祷の予約状況や参拝者が多い時間帯などを確認しておくのが一番確実でしょう。
写真撮影だけ後日にするのもおすすめ
お宮参り後、改めてフォトスタジオなどで写真撮影してもらうのもおすすめです。
お宮参りの思い出はしっかり写真におさめたいけど、お宮参り当日が雨だった場合や、当日はできるだけラクな服装でのぞみたい場合などに良いですね。
屋内で気候、天候に左右されず落ち着いて撮影することができるので、赤ちゃんやママへの負担も少なくて済みます。
生まれて1ヶ月〜3ヶ月後が真夏、真冬の時期だけどお宮参りの時期はできれば遅らせたくないという場合などは写真撮影を別日にして、お宮参りは参拝だけにするなどのプランも良いかもしれません。
お宮参りは儀式と捉えず、はじめてのお出かけのつもりで
いかがでしたか?
お宮参りは赤ちゃんが生まれてはじめての外出を伴う通過儀礼。
準備期間もあまりありませんし、ちゃんとできるかなと不安になるのは当然です。
私もお宮参り以前に赤ちゃんを乗せて車で1時間移動する、という経験がなかったので当日はビクビクしながら運転した記憶があります。
必要なものを準備する必要はありますが、難しいことを考えず、はじめてのお出かけとして楽しめると良いですね。
そのためにもいつ行うか、どこで行うのが一番不安を抱えずに楽しめるかよく検討してみてください。
ぜひ家族の素敵な思い出にしてくださいね。
この記事のライター
たなそう
【資格:キャンプインストラクター / FP3級】
3歳の男の子を育てているパパライター。
キャンプインストラクターの資格を持つほどのアウトドア好きで芸人を目指していたほどのお笑い好き。
家では主に料理担当。毎日夕食や作り置きをせっせと作っています。
作り置きではなく出来立てホカホカ料理を作って妻子の帰りを待ちたいとフリーランスになることを決意し勉強中。毎朝4時半起きです。
忙しく時間がない中で家族の大切な思い出を作っていくために工夫してきたことを発信していきたいです。