5月30日は「ごみゼロの日」!子育て家庭でもできるゴミの減らし方
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日本において5月30日は「ごみゼロの日」というのをご存じでしょうか?「ご(5)」「み(3)」「ゼロ(0)」の語呂合わせで覚えてしまいましょう!
数年前に「レジ袋の有料化」が始まり、マイバッグを持ち歩くのが当たり前になりました。そこから意識が切り替わりマイボトルも持ち歩いているという方も多いのではないでしょうか。
最近よく耳にするサステナブルな暮らし、より地球にやさしい暮らしのためにも、ゴミを減らしたいもの。そして何より、忙しい朝の時間帯のゴミ出しをできるだけコンパクトにしたいもの。
この記事では「ごみゼロの日」についてご紹介した上で、子育て家庭で取り入れたいゴミの減ら方についてご紹介します。1つでも生活に取り入れて頂けたら、幸いです。
Table of Contents
環境を守るために!5月30日は「ごみゼロの日」
5月30日は「ごみゼロの日」です。この日がいつからあるのか、どんなイベントがあるのかなどをご紹介していきます。
「ごみゼロの日」はいつからあるの?
5月30日「ごみゼロの日」は1993年に厚生労働省が制定され、実はもう30年の歴史がある日です。
- 「地球にやさしい暮らし」
- 「サステナブルな暮らし」
- 「2030年までに達成したいSDGs目標」
豊かな地球環境を守るべく、昨今ではごみ問題について話題になることが増えました。30年の歴史を経て「ごみゼロの日」も少しずつ注目されるようになっています。
「ごみゼロの日」に考えたい日本のゴミについて
残念な話ですが、私たちの暮らしている日本は「ごみが多い」国の一つです。「もったいない」という言葉が世界的に有名な一方で、ごみをたくさん出しているというのは悲しい話です。
日本のゴミが多い理由は、以下の2点が指摘されています。
- 商品の過剰包装
- 生ごみ
過剰包装はプレゼントなどの包装に限りません。とくにお菓子などの食べ物は過剰だと指摘されることが多いです。確かに、箱の中に、袋が入っていて、その中にトレーがあり、そこに個包装されたクッキー…と、なかなかおやつに辿り着かないことも多いですよね。
信じられない話かもしれませんが、日本における生ごみの全体量の半分は「家庭」から出ています。ちなみに残りの半分は、工場やレストラン産業から出ています。家庭の生ごみを減らす取り組みは、今すぐ、誰にでもできるので、意識したいところです。
「ごみゼロの日」は全国でイベントがたくさん
「ごみゼロの日」がメディアでも取り上げられることが増えてきて、関連したイベントが全国各地で開催されています。地域での清掃イベントが開催されたり、ごみを減らす取り組みをシェアするトークショーが繰り広げられたり。興味があるものに参加してみるのはいかがでしょうか。
毎年ネット上で話題になるのが「Myタンブラーを持ってスターバックスへ行くと、ディスカウントが受けられる」というもの。スターバックスでは容器を持ち込むと割引するサービスを常にやっていますが、「ごみゼロの日」は割引率がUPするのでねらい目です!
子育て家庭で取り入れたいゴミの減らし方【キッチン編】
日本の生ごみ問題の半分は家庭から出ているというショッキングな数値があります。それぞれの家庭で、できるだけ生ごみを出さないように意識したいものです。
食材を使い切れるだけ買う
生ごみを出さないための重要なポイントとして、必要な分だけ買いましょう。当たり前のことですが、できていますか?
「お買い得」と聞いて沢山買ってしまったものの、気付いたら賞味期限が切れてゴミに…なんてことを繰り返していないでしょうか。お財布のためにも、地球のためにも、賢くお買い物をしましょう。
食材の使い切りメニューを考える
食材は冷蔵庫や戸棚にしまって終わりではなく、賞味期限が来る前にしっかりと使い切りましょう。買い物に行く前日は「使い切りメニュー」を取り入れるのがおすすめです。
- 残り野菜を全部入れてスープ
- 半端野菜を入れてカレーやクリームシチュー
- 残ったお肉を焼くだけでらくちん焼肉
我が家では「色々野菜のポタージュスープ」が人気です。ただ残った半端野菜を入れただけですが、ポタージュにすることで「野菜感」が減って、パンをディップするだけでオシャレなスープ気分が楽しめます。
捨てないアイテムを大切に長く使う
キッチン周りのゴミは多いもの。使い捨てアイテムは便利ですが、やはりゴミ問題は気になります。捨てないリユースアイテムを揃えて、捨てないキッチンに切り替えていきませんか。
- キッチンペーパーを減らして、プチタオルや不織布タオル
- ラップを減らして、エコラップやシリコンラップ
- プラスチック容器を減らして、ガラス製のタッパー
我が家では少しずつプラ容器からガラス製のタッパーに切り替えている真っ最中です。そのまま食卓に出しても見た目が良いし、少しだけ丁寧にモノを扱えるようになるし、おすすめです。
コンポストに挑戦する
生ごみをそのまま捨てるのではなく、コンポストという形で土にかえすことができます。難しそう…と感じるかもしれませんが、マンションのベランダで小さくできるコンポストバッグも発売されています。
子どもと一緒にゴミをコンポストに入れて、肥料にする過程を楽しんでみませんか。できた肥料を使って、プチトマトやハーブなどの家庭菜園まで楽しめたら「食育」が進みます。
子育て家庭で取り入れたいゴミの減らし方【買い物編】
家庭から出るゴミを減らすためには、買い物の時に注意が必要です。もうすでに取り入れているものもあるかもしれませんが、いくつかアイディアをシェアしていきます。
詰め替えや大容量、まとめ買いをする
毎日のように使うものであれば、できるだけ大容量でまとめ買いをすることでパッケージのゴミを減らすことができます。
洗剤などの詰め替えパックは、ここ数年でかなりラインアップが増えました。実際にパウチのものを買ってきて、自宅で詰め替えているという人も多いのではないでしょうか。子ども用の粉ミルクやシャンプーなども、確実に使うものなので、大容量パックを選びましょう。
試供品や粗品は断る
つい受け取ってしまいがちな試供品や粗品ですが、実際に使っていますか?なんとなく受け取ったクリームのサンプルや、エコバッグなどが引き出しにたまっていませんか。
「いかがですか?」と言われると、断るのは悪い気がしてしまうけれど、どうせ使わないのであれば、最初から受け取るのをやめましょう。
- ちょっと可愛いプチバッグ
- 人気キャラクターのぬいぐるみ
- ちょっと面白いおもちゃ
子どもがいるとこんなプチギフトに目が行ってしまいがち。でも本当にいる?使う?と考えてみましょう。
「簡易包装希望」で買う
何かと過剰包装になりがちなネットショッピング。オンラインショッピングやフリマサイトなどで買い物をする際に、「簡易包装希望」を選べる場合は、積極的に選ぶようにしましょう。
ギフトであればラッピングした方が良いかもしれませんが、自分用であればシンプルな包装で良いはず。相手の方がラッピングする手間も省けるし、自宅に届くゴミも減らせると、両者にとってハッピーな簡易包装です。
使い捨てのものを極力減らす
毎回買っている消耗品も、もしかしたら使い捨てにしないアイテムがあるかもしれません。
- ちょっと拭くときのウェットティッシュを減らして、タオルや布巾を使う
- ペットボトルで水を買うのをやめて、ウォーターサーバーを検討する
- 紙おむつを減らして、布おむつを取り入れる
子育て家庭で取り入れたいゴミの減らし方【ライフスタイル編】
お店に行くと当たり前のように様々なものが並んでいて、必要なものがあれば新品を買いに行くという考え方がしみついている私たち。でも、サステナブルな暮らしに切り替えるには、そんな考え方を手放してみる必要もあるかもしれません。
買わずにレンタルやリースを活用する
ベビーやキッズのアイテムはつい欲しくなってしまいますが、実は必要な期間が限られているものがたくさんあります。わざわざ買わずにレンタルやリースするというのは、コストを下げるためにも、また保管場所を減らすためにも賢い選択です。
- 数か月しか使わないベビーベッド
- 晴れ着などの数回しか使わないお洋服
- 成長したら使わなくなるおもちゃ
あれこれ買わなくちゃと悩むよりも、すでにプロの方が選んでくれたサブスクリプションサービスを活用すれば、面白い絵本やおもちゃが定期的に届くので楽しいですよ。
捨てずにメルカリなどで譲り先を探す
いつの間にかもう使わなくなったおもちゃや、サイズアウトしてしまったお洋服。子育てしていると「使わなくなったもの」が、成長に応じてどんどん増えていきます。
手放す際には「もういらないから」とゴミに出してしまうのではなく、メルカリなどを使って「次の使ってくれる人」を見つけるようにしてみませんか。
これ可愛かったからなぁ…などと思い出が詰まっているアイテム。ぽいっと捨てるのではなく、誰かに使ってもらうと考えると、手放す決意ができるものです。
買う時はリサイクル品を購入する
何かを買う時は、ついオンラインショッピングなどで検索してしまいがちですが、ふと立ち止まって「お譲りしてもらう側」に回ってみることも考えてみましょう。
とくにハロウィンやクリスマスなどの季節のアイテム(お洋服や飾りなど)は、ワンシーズンで手放してしまう人も多いので、状態の良いものが手に入る可能性が高いです。
SNSなどでゼロウェイスト活動をシェアする
直接的にゴミを減らすことには繋がらないかもしれませんが、家庭で取り組んでいるゴミを減らすアクションを、SNSなどに載せてみるのも小さな一歩です。
- 使い捨てを減らすためにちょっと良いガラス製容器を買ったよ
- お洋服のサブスクリプションサービス使ってみたよ
- ベビーベッドはこのブランドでレンタルしたよ
もしかしたら周りのお友達はまだ知らない活動かもしれません。自分はインフルエンサーではないから…としり込みするのではなく、周りのお友達に「ねぇねぇ聞いて」くらいの気軽な感じでシェアしてみましょう。
まとめ:5月30日の「ごみゼロの日」は家族でできることを考えよう
5月30日は「ごみゼロの日」です。ごみを本当にゼロにするのは難しいかもしれないけれど、少しでも減らすために何ができるかな?と考えてみませんか。
ごみを減らすことは地球環境への負荷を減らすことに繋がるのはもちろん、自分のゴミ出しの手間も軽減できます。
何気ない日々の家事の中で「これってもっと減らせないかな?毎回捨てるのはもったいないな」と気付くところから始めましょう。それぞれが小さなアクションを増やすことで、大きな結果に繋がります。
この記事のライター
いいだ あさと
アフリカ在住フリーライター、いいだあさとです。ルワンダという国に移り住んで早4年目。スポーツバカな夫&大食いな2歳の男の子と暮らしています。大人も子供も、異文化にもまれながら楽しく生活中です。ちなみに、ここルワンダはコーヒーが美味しいんです! 記事を通して、毎日の暮らしの中に隠れている「小さなハッピー」を見つけるキッカケを提供出来たらと思っています。あっという間に過ぎてしまうドタバタな子育て期間。できるだけ楽しいことや嬉しいことに目を向けて、一緒に楽しんでいきましょう! 趣味は写真を撮ること&日記を書くこと。最近はピラティスも始めました。