離乳食はいつから始める?生後5~6ヶ月頃を目安に効率よく進めるポイント!

出産を終えて少し育児に慣れたころ、そろそろ離乳食の準備をしなきゃ!と焦っている方も多いのではないでしょうか。初めての離乳食作りは「めんどくさいな」「何から始めていいか分からない」と悩みますよね。離乳食は、順序が分かれば効率よく進めることができます。離乳食・幼児食コーディネーターが月齢ごとにポイント入れてご紹介します。

離乳食ってなに?必要な理由

母乳やミルクしか飲めなかった赤ちゃんが、大人と同じように固形のものを食べられるようになる過程を【離乳】といいます。

乳汁中心で育ってきた赤ちゃんは、いきなり固形のものは食べられません。そのため、少しずつ食品に慣れさせるための練習期間が必要です。

この練習期間に与える食事を【離乳食】といいます。離乳食は「飲む」から「食べる」に移行するための食事で、ご飯をなめらかにすりつぶしてドロドロにした液状のものから与えていきます。

赤ちゃんが大きくなってくると、母乳やミルクだけでは栄養が不足してくるので、足りない栄養素を離乳食で補っていく必要があります。

離乳食はご飯に慣れさせるという目的以外に、規則的に食べ物を与えることで生活リズムを覚えていくという意味もあります。

離乳食の進み具合は、個人差があるので焦らなくて大丈夫です。その子のペースに合わせて進めていきましょう。

離乳食はいつから始める?

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では生後5~6ヶ月頃が離乳食を始める時期として適当としています。

2017年度、厚生労働省の調査によると生後5か月から離乳食を始める人は40.7%、生後6ヶ月からは44.9%という結果になっています。

10年前までは生後5ヶ月頃に離乳食を始める人が多かったのですが、2017年あたりから離乳食を始める時期が少しずつ遅くなる傾向にあるようです。

しかし、月齢はあくまでも目安なので下記のようなサインがあるか離乳食を始める時期を判断するのも良いでしょう。

  • 首がしっかりすわっている
  • 支えてあげると座ることができる
  • 大人が食事しているのを見て、じっと見つめている、口を動かすなど食事に興味を示している
  • スプーンなどを口に入れても押し出さない
  • 指しゃぶりやよだれが増えた

このように赤ちゃんからサインがあったら、離乳食を始めるスケジュールを立てていきましょう。

離乳食の進め方~4つのステップ~

離乳食ってどんなイメージがありますか?「離乳食って大変……」「何を作ればいいか分からない」「スケジュールがめんどくさい」などママ友からよく聞く言葉です。

最初は、「どの食材をどれくらい与えればいいの?」「食べさせてはいけない食材って何?」など分からないことばかりで不安ですよね。

離乳食はおおよそ、4つの期間に分けることができます。それぞれの時期に合わせて食材の固さや味付けなどを変えていく必要があるのですが、ポイントを押さえておくことで思っているよりも簡単に離乳食が進められます。

4つの期間の特徴やポイントなどをご紹介するので、少しでも参考になれば嬉しいです。

生後5ヶ月~6ヶ月が離乳食開始時期の目安!

生後4ヶ月~5ヶ月頃の赤ちゃんは、首がすわりはじめ、生後5ヶ月~6ヶ月頃になると早い子では寝返りができたり歯が生え始める子もいます。

生後5ヶ月~6ヶ月頃は【離乳食をごっくんと飲み込むこと】を目標にしましょう。これまで母乳やミルクだけしか口に入れていないので、ご飯の味や下触りになれて飲み込む練習をしていきます。

離乳食初期のこの時期は【1日1回】だけ離乳食を与えていきましょう。初めての食材を与えるときは【1品1さじ】の量が基本です。

1番最初は、消化の良い10倍がゆをなめらかにすりつぶしたものを1さじ与えます。徐々にほうれん草などのお野菜も増やしていき、1か月を過ぎたら白身魚などのタンパク質をプラスしていきましょう。

食材の固さは【なめらかにすりつぶしたヨーグルト状態】が目安です。ヨーグルト状の離乳食を飲み込めるようになってきたら、だんだんすりつぶしを荒くしていきましょう。

離乳食初期(ゴックン期)に知っておくといいポイント

離乳食初期は分からないことばかりで不安も多いですよね。生後5ヶ月~6ヶ月頃の注意点や、離乳食を与えるときのポイントをみていきましょう!

  • 授乳前のお腹が空いている時間がオススメ
  • 機嫌がいい時間にしましょう
  • 初めての食材を与えるときは、病院が開いている時間にする
  • 楽しい雰囲気で食事をしましょう
  • 素材の味をいかした料理にする

離乳食初期は、このようなポイントを意識してみましょう!

この時期は初めての食材が多いので、万が一何かあった時のために病院が開いている午前中に離乳食をあげることをオススメします。赤ちゃんにとっても全てが初めての経験ですから、無理せずその子のペースで進めてください。

生後7ヶ月~8ヶ月を目安に2回食スタート!

生後7ヶ月〜8ヶ月頃は心の発達も進み、好奇心が旺盛で動きも活発になってきます。今までは、支えながらでないと座れなかった赤ちゃんが、長時間1人で座れるようになるのでベビーチェアで食事を与えていきましょう。

この時期の離乳食は、【舌でつぶして飲み込むこと】を目標にしましょう。食事も1回から2回になるので、徐々に【食事のリズム】を確立していきます。

食材の固さは【舌でつぶせる絹ごし豆腐くらい】が目安です。指でつぶせるくらいの柔らかさにしましょう。もし吐き戻してしまったら、食材の大きさやすりつぶしを1段階戻して様子を見ます。

おかゆは【5倍がゆ】くらいに調整し、野菜などはみじん切りにして食材によっては食べにくいものもあるのでとろみをつけると食べやすくなるかもしれません。
好奇心旺盛な生後7ヶ月~8ヶ月のこの時期は、食品の種類を増やして食事を楽しんでもらいましょう。

離乳食中期(モグモグ期)に知っておくといいポイント

生後7ヶ月〜8ヶ月頃のポイントや注意点は

  • 少しずつ味付けの幅を広げて、バリエーションを増やす
  • 食材の種類を増やして、素材の味や舌触りが違うものにチャレンジする
  • 主食・野菜・タンパク質など栄養バランスを考えた献立を心がける
  • 離乳食後の授乳は欲しがるだけ、ミルクは1日3回程度が目安

離乳食中期は、このようなポイントを意識しましょう!

離乳食は食材を柔らかくしたり、つぶしたりするので調理に時間がかかります。時間があるときにまとめて下ごしらえをして冷凍保存しておくと、ぱっと出せて便利です。お弁当に使うシリコンカップや氷を作る製氷皿を使うと丁度いい量で小分けできます。

また、夏などの暑い時期や汗をいっぱいかいたときは、脱水状態にならないように気を付けることも大事です。母乳やミルクの他に、麦茶などで水分補給をするように心がけましょう。

生後9か月~11か月を目安に3回食スタート!

生後9ヶ月~11ヶ月頃の特徴は、つたい歩きやつかまり立ちができるようになります。食事も3回食になる時期で、微妙な味の違いが分かるようになってくるので、今まで食べてくれた食材も食べなくなったり、食べムラが出てくる子も多いです。

好奇心旺盛でいたずらすることも増えるので、遊び食べをするこもあります。ご飯を床に落としたり、お茶をわざとこぼされると、どうしてもイライラしてしまいますよね。食事が進まないときは、「ママが食べさせてあげるね」とお手伝いをしたりあまりにも長い時間遊んでいるときは、「ご馳走様にしよっか」と伝えて片づけましょう。

生後9ヶ月〜11ヶ月の食材の固さは【バナナくらい】の柔らかさを意識し、【歯茎でつぶして飲み込むこと】を目標にします。

自分で食べたい!という欲求が増えてくる時期でもあるので、手づかみができるメニューを増やしていきましょう。

離乳食後期(カミカミ期)に知っておくといいポイント

生後9ヶ月〜11ヶ月のポイントは

  • 手づかみ食べをさせて、食べる意欲を育てる
  • 食べ物を丸のみしていないか注意する
  • 彩りのよい料理で食欲を引き出しましょう
  • なるべく同じ時間に食事をして生活リズムを安定させる

9か月頃から手づかみ食べが増え、触ったり、握ったりすることで食材の感触や大きさなどを体感しています。

また、手づかみ食べが始まると「床や洋服が汚れて後片付けがめんどくさい……」と感じると思いますが、だんだんと上手に食べられるようになるので、温かい目で見守っていきましょう。

生後1歳~1歳半は離乳食が終わるまであと少し!

いよいよ離乳食も最後のステップになり、大人とほとんど同じものが食べられるようになります。エネルギーや栄養素を、母乳やミルク以外の食事から摂取できるようになれば離乳の完了です。

食材の固さは、【肉団子】くらいが目安です。おかゆは卒業し、柔らかめのご飯(軟飯)を炊いて歯ぐきでつぶせるくらいであれば大丈夫です。歯が生えてきていても、極端に固いものはまだまだ食べられません。子どもの様子を見ながら調整していきましょう。

1歳になると手先がどんどん器用になるので、手づかみ食べをしていた子も、スプーンやフォークなどに興味を示す子も多いです。最初はご飯をこぼしてしまうと思いますが、焦らず少しずつ練習をしていきましょう。

離乳食完了期(パックン期)に知っておくといいポイント

大人とほとんど変わらない食事になってきましたが、まだまだ体は未発達です。生後1歳~1歳半の注意点やポイントをみていきましょう。

  • 3回食で足りない分は、おやつなどの補食を2回与える
  • 大人のご飯から取り分ける時は、味付けが濃くならないように気をつけましょう
  • 塩分や脂質の多い食べ物は控えましょう
  • スプーンやフォークなど食具を持たせて練習してみましょう

食べる量も多くなるので、補食として果物、芋類、乳製品、幼児用のおせんべいやビスケットを与えます。

離乳食完了期の1日のスケジュール例をみていきましょう。

7:00 朝食

10:00 おやつ

12:00 昼食

15:00 おやつ

18:00 夕食

このようなタイムスケジュールで、毎日の生活リズムを安定させます。保育園に通わせたいと考えている方は、食事の時間を保育園に合わせてあげると、子供も保育園に入ったときに戸惑わないので工夫してみてください!

ライター情報
memorico 編集部
田中しづる

【離乳食・幼児食コーディネーター/主婦ライター】
未就学児2人の子育てをしている、田中しづると申します。
現在は上の子が保育園に通っている間に、自宅で赤ちゃんを見ながらWEBライターをしています。
とはいえ、育児と仕事を両立するのは大変で毎日あっという間に1日が過ぎております。
子育て中のママの悩みに寄り添いながら、役立つような情報を発信していきます!

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