赤ちゃんのぷるぷるお肌に保湿対策はマスト!ベビークリームの選び方
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出産準備アイテムのリストの中にある「ベビークリーム」。赤ちゃんのための保湿クリームですが、これは生まれてきた日から使うものなので、出産前から買っておいた方がいいものの一つです。
- 赤ちゃんの保湿剤がいろいろありすぎてよくわからない
- ベビークリームを選ぶときは何を見たらいいの?
- ベビークリームはいつ使うものなの?
赤ちゃんとの生活が始まると、毎日使うことになるベビークリーム。デリケートなお肌につけるものだからこそ、しっかりと選びたいと考えるパパ・ママは多いものです。
この記事では選び方の基準についてじっくりご紹介します。また、毎日の生活でどうやって使うのかについても、プレママ・プレパパさんに向けてご紹介します。
Table of Contents
赤ちゃんの保湿アイテム|ベビーローション・オイル・クリームの違いとは
赤ちゃんの保湿用品を調べると、なんだか種類が沢山あって悩んでしまうものです。ベビーローション・ベビーオイル・ベビークリーム…。これらはどのような違いがあるのでしょうか。
ベビーローションとは
ベビーローションは、乳液状で肌なじみの良いクリームです。いろいろある保湿剤の中では、比較的軽い付け心地のタイプが多く、べたつかないため、赤ちゃんの顔周りにも使いやすく人気があります。とろとろとしたクリームのため、ポンプ式の入れ物に入っていることが多く、片手でも使いやすいというメリットもあります。
そんなベビーローションの難点は、水分量は多いものの、油分が控えめという点です。赤ちゃんの肌がカサカサしている時には物足りないかもしれません。
ベビーオイルとは
ベビーオイルは、赤ちゃんの繊細な肌を保湿するのに使われるオイルです。ベビーローションなどと比べるとべったりとしたテクスチャーですが、肌の上で伸びやすいのが特徴です。ただし、オイルはあくまでも「保護膜」としての働きをするもの。ボディーローションやクリームを使った上に、カバーするようなイメージです。
ベビーオイルは、保湿剤として使うだけでなく、ベビーマッサージの時にも使えますし、お尻やおへそのお掃除にも使える便利アイテムです。一つ持っておいて間違いはありません。
ベビークリームとは
ベビークリームは、先に紹介したベビーローションとベビーオイルの両方の良いとこどりをしているスキンケアアイテムです。ベビーローションよりも油分が多く、べたべたすることもありますが、赤ちゃんの肌の保湿をしながらも、肌の上でのバリアの機能も持っています。
まずはベビークリームを準備しておけばOK
プレママ・プレパパとして赤ちゃんを迎え入れる準備をしている場合、いったいどれを買ったらいいの?と悩んでしまいますよね。まずはオールマイティに使える「ベビークリーム」を選ぶのが良いかなと思います。その上で、赤ちゃんの肌の調子や、季節に応じて、必要であれば「ベビーローション」「ベビーオイル」も検討してみましょう。
我が家では長男・次男ともに健栄製薬の「ベビーワセリン」にお世話になりました。いろいろなベビークリームがある中で、原材料がシンプルだったことが決め手でした。お風呂上りに全身に塗るだけでなく、カサカサが気になるポイントには多めに塗りこんでいます。
ベビークリームを選ぶときに気を付けたいポイント
お店に行くとたくさんのベビークリームが並んでいて悩んでしまうもの。さらに、ネットで調べても大量に出てきてしまいます。そんな悩ましいベビークリーム事情ですが、まずは選ぶときに気を付けたいポイントをご紹介します。
デリケートな肌のために成分表示はしっかりチェック
赤ちゃんのお肌はとってもデリケートです。大人であれば気にならないような成分であっても、赤ちゃんによってはかゆみや赤みなどのトラブルに繋がってしまうことがあります。
「おしゃれなパッケージだから」「なんだか安いから」と安易に選ぶのではなく、パッケージ裏側の成分表示をチェックしましょう。香りや色がついていないものを選ぶこと。そして、できるだけ植物性オイルなどのナチュラルな成分が入っているものが良いでしょう。
準備しておきたいあせも用とかさかさ乾燥用クリーム
これはプラスアルファの準備ですが、赤ちゃんが生まれてくる季節によっては、ケア用のクリームを準備しておくと安心です。
夏に生まれてくるベビーは、あせも対策が必要です。ただでさえ汗をかきやすい赤ちゃんですが、夏場となると、洋服とのこすれや、おむつかぶれなどのトラブルが心配です。あせも対策クリームを準備しましょう。
冬に生まれてくるベビーは、乾燥が気になります。大人でも冬場は「しっとり」タイプのクリームに切り替えますよね。ベビークリームの中でも、全身用の伸びがいいものに加えて、ピンポイントでカサカサした場所に使える保湿成分の濃度の高いものを準備するといいかもしれません。
実はポイント!使いやすい容器でストレス軽減
赤ちゃん用のケアアイテムを見ていくと、いろいろな容器に入ったものがあります。それぞれの用途に合わせて、一番便利なものを選びましょう。
- ポンプつき容器:片手で使えるので、お風呂上りなどのバタバタしているタイミングで便利です。
- 蓋つき容器:多めの量を取り出しやすいので、全身に塗りたいベビークリームに最適です。
- チューブ式容器:少量であることが多いですが、持ち歩くのに便利です。また、少量だとしっかり使い切れることでクリームが古くなるのを防げます。
【体験談】お肌のトラブルはお医者さんに相談しよう
市販のベビークリームにも種類がいろいろありますが、もう一つ頭に入れておいて頂きたいのが「お医者さんで処方してもらうクリーム」です。
長男の時は肌トラブルに遭遇しませんでしたが、次男は生後1か月頃からカサカサが目立つようになりました。朝とお風呂上りの1日2回保湿を続けていましたが、それでもカサカサ。気付いたら自分でかきむしるようになってしまいました。
たまたま自分の用事で訪れた皮膚科にて、抱っこ紐から出ている子どもの足を見て先生が声をかけてくれました。なんとなく赤ちゃん=小児科と思っていて、皮膚科にお世話になるイメージがなかったのです。
そこで処方していただいたクリームを塗ったら、少しずつカサカサが改善してきました。小児科や皮膚科で処方してもらうクリームは、市販のものよりも有効成分が強かったり、濃度が高かったりと、肌トラブルのケアに特化しています。赤ちゃんの肌で気になることがあれば、市販のものをあれこれ試すよりも、お医者さんに相談してみましょう。
ベビークリームはどうやって使うのが効果的?
いざ赤ちゃんとの生活が始まったら、ベビークリームはどうやって使うのでしょうか。プレママ・プレパパさんに向けて、ご紹介します。
基本的に保湿は毎日してあげよう
赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。保湿は1日に少なくとも1,2回、毎日してあげるようにしましょう。生活の中で「お風呂のあと」「お着替えのタイミング」などと決めてしまうと、うっかり忘れていた!なんてことが避けられます。
それに加えて、なんだかカサカサしているなと気づいた場合には、ベビークリーム等の保湿剤をぬってあげることを習慣にしましょう。
お風呂の後は毎日のルーティンに
赤ちゃんは基本的に毎日沐浴をします。沐浴後は乾燥しやすいため、沐浴のあとは必ず保湿してあげたいものです。大人の肌でも、顔を洗った後にそのままにしておくと、少しずつ肌がパリパリとしてくるものです。肌の保護膜が薄い赤ちゃんは、大人よりも早いスピードで乾燥が進んでしまいます。
お風呂から出てきたら、全身をタオルで拭いて、服を着る前に全身にベビークリームを塗るところまでをルーティンにしてしまいましょう。この時に全身の様子をチェックする癖もつけておくと、肌トラブルや体の異変が出たときに早く気付けるようにもなりますよ。
リラックスタイムのマッサージにも
赤ちゃんとのスキンシップとしてベビーマッサージを楽しむのも素敵な習慣です。お風呂上りにマッサージをしても良いですし、昼間のご機嫌がいいタイミングを狙って、赤ちゃんを裸にしてマッサージをするのはどうでしょうか。親子での楽しい時間でありながら、ベビークリームやベビーオイルを使って保湿タイムにもなりますよ。
ベビークリームはいつから使うもの?
ベビークリームはいつから使っていいのでしょうか。生まれたてホヤホヤのタイミングから使って大丈夫なのかな?と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
新生児から保湿が推奨されている
赤ちゃんの肌にベビークリームを塗ることは、生まれた直後(産院にいるとき)から始まります。赤ちゃんは胎脂と呼ばれる白い脂がついた状態で生まれてきます。これは赤ちゃんを寒さから守ったり、ばい菌から守るような役割をしているそうです。
生まれた直後はこの胎脂が守ってくれていますが、お洋服を着たり、沐浴をしたりするたびに、少しずつ減っていきます。だからこそ、産院にいる頃からベビークリームを使って保湿してあげる必要があるのです。
生後2か月目頃からカサカサ感が強くなる子が多い
目に見えるべったりとした胎脂は、産院を退院する頃にはきれいに洗い流されてなくなっています。でもバリアとしての機能は、数週間は続いているといわれています。
自宅での生活が始まって少し経った生後2か月を迎えるころに、この胎脂の機能が減っていきます。そのため、生後2か月頃からお肌のカサカサ感が強くなっていく子が多いです。自然現象なので心配する必要はありませんが、ベビークリームで保湿を続けてあげましょう。
【体験談】出産病院でもベビークリーム&ベビーオイルを使用
実際に私が出産をした病院でも、ベビークリームとベビーオイルの両方が準備されていて、「積極的に保湿してあげてくださいね」と推奨されていました。
- ベビークリーム
:沐浴の後にナースがつけてくれたのに加えて、手や足などのかさかさしている場所には授乳のたびに塗るよう勧められました。 - ベビーオイル
:足首や指先などの細かい場所も含め、かさかさが気になるポイントには塗り込むように教わりました。また、うんち汚れが気になる場合もベビーオイルが役に立ちます。ウェットティッシュの成分はほとんどが水なので、ごしごしこすると乾燥に繋がります。そんな時はウェットティッシュにベビーオイルを垂らしてあげることで、おしりを保湿しながら汚れを落とせます。
生まれた日から保湿クリームにはお世話になり、退院してからもお風呂の後の保湿は毎日のルーティンになっています。
まとめ:赤ちゃんとの暮らしにおいてベビークリームはマストアイテム
赤ちゃんは大人と比べると皮脂の量が圧倒的に少なく、頭周りとTゾーン以外は基本的に乾燥しています。小さな手や足がカサカサしているのを見ると、ちょっと心配になってしまうものです。
だからこそ、ベビークリームを使って保湿をしてあげることはとても大切です。いろいろな種類があって悩んでしまいますが、成分がシンプルなものを選ぶように意識しましょう。
毎日の暮らしの中で1,2回ずつ訪れる保湿タイムが、親子の楽しいスキンシップの時間になりますように。ぜひ、マッサージを取り入れてみたり、時には新しいクリームにしてみたりと、楽しみながら保湿をしていきましょう。
この記事のライター
いいだ あさと
アフリカ在住フリーライター、いいだあさとです。ルワンダという国に移り住んで早4年目。スポーツバカな夫&大食いな2歳の男の子と暮らしています。大人も子供も、異文化にもまれながら楽しく生活中です。ちなみに、ここルワンダはコーヒーが美味しいんです! 記事を通して、毎日の暮らしの中に隠れている「小さなハッピー」を見つけるキッカケを提供出来たらと思っています。あっという間に過ぎてしまうドタバタな子育て期間。できるだけ楽しいことや嬉しいことに目を向けて、一緒に楽しんでいきましょう! 趣味は写真を撮ること&日記を書くこと。最近はピラティスも始めました。