10月19日は「イクメンの日」パパにとっての育児を考えよう!
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10月19日は「イクメンの日」です。「イクメンって聞いたことあるけど詳しくは知らない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「イクメンの日の由来」や「イクメンとは」「日本男性の育児参加の現状」などについて解説します。ぜひ参考にしてください。
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イクメンの日の由来
イクメンの日は、毎年最も育児を楽しんで頑張った著名人を表彰する、「イクメンオブザイヤー実行委員会」が、制定した記念日です。イクメンの日の日付は、「父(トウ=10)さん、育(イク=19)児」という語呂合わせから、10月19日とされています。2011年に日本記念日協会により、認定・登録されました。
毎年イクメンの日には、「イクメンオブザイヤー」が開催されています。厚生労働省の「イクメンプロジェクト」から後援を受けて、男性の育児休暇取得推進運動の一翼を担うイベントです。
そもそもイクメンとは
イクメンとは、「育児をするメンズ(男性)」を略して作られた言葉のことです。他に、イクメンという言葉には違う意味合いもあります。
厚生労働省の「イクメンプロジェクト」が定義するイクメンの意味は、以下の通りです。
- 育児中の男性
- 積極的に育児を楽しみながら自身も成長しようとする男性
- 「積極的に育児に参加できていないが、将来的には参加したい」と考えている男性
イクメンプロジェクト
「イクメンプロジェクト」とは、男性の子育て参加や育児休業取得促進などを目的として、厚生労働省が始めたプロジェクトです。2025年までに男性の育児休業取得率を30%に上げるという政府の目標に向けて、さまざまな取り組みを行っています。
たとえば、経営者や若年層などに向けて、仕事と育児の両立に関する情報・好事例などを提供するセミナーを開催しています。その他、男性の育児と仕事の両立を積極的に推進する企業を表彰する「イクメン企業アワード」も活動の1つです。
日本男性の育児参加の現状
日本における男性の育児参加率は、世界の先進国の中でも低いほうです。1980年に男女雇用機会均等法と男女共同参画社会基本法が導入されたことで、働く女性は増えました。
しかし、家事・育児の負担が大きく仕事を続けられなくなったり、働き続けるために子どもを生むことを躊躇したりするなど、課題が多い状況だったのです。実際に、2010年ごろの日本の男性の育児休暇取得率は1%以下でした。
そこで、厚生労働省は「子育て中の働き方の見直し」や「父親も子育てできる働き方の実現」などの改正点を、新たな育児・介護休業法に盛り込みました。
また、イクメンという言葉の流行が、男女の家事・育児分担に影響を及ぼし、令和2年度には男性の育児休業取得者の割合が12.65%になりました。
とはいうものの、世界的に見るとまだまだ日本の男性の育児時間は短く、育児内容は”女性が行う育児の補助”的な内容が多い傾向にあります。日本の会社の育児への理解や労働時間の長さなど、まだまだ課題や障壁が多いのも現状です。
イクメンの日をきっかけに、夫婦で育児について考えてみよう!
今回は、「イクメンの日の由来」や「イクメンとは」「日本男性の育児参加の現状」などについて解説しました。「イクメン」という言葉が流行する以前に比べ、男性の育児参加率は上昇していますが、世界的に見るとまだまだ低いのが現状です。「イクメンの日」をきっかけに、夫婦でどのように育児に取り組んでいくかを考えてみましょう。
この記事のライター
吉田英梨香
小学生と幼稚園児を子育て中のママライターです。子育てと仕事を両立させながら、子供たちの感性や表現力などを伸ばしていく手助けができるように、日々悩みながら試行錯誤しています。私は子供たちの「やりたい」を大切にするようにしていますが、つい「やりたい」を大切にしすぎて甘やかしてしまうこともしばしば……休みの日は、子どもと一緒にベランダ菜園や工作などを一緒に楽しんでいます。 育児に悩むママさんに寄り添った情報をお届けいたします。