
【保育士執筆】0歳にピッタリのおもちゃとは?選び方や簡単な手作りおもちゃを紹介!
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0歳の赤ちゃんは、日ごとにできることが増え著しい成長を見せます。周囲のものに興味を持ち、一生懸命手を伸ばす姿はとても微笑ましいですよね。しかし、動けるようになると「なにかおもちゃを与えた方がいいのかな?」「0歳にはどんなおもちゃが良いの?」と、悩むことも増えるでしょう。
そこでこの記事では、0歳の赤ちゃんにピッタリのおもちゃを解説します。発達に合った選び方だけでなく、おうちで簡単にできる手作りおもちゃも紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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0歳の赤ちゃんにピッタリのおもちゃとは?

おもちゃの購入を検討しているものの「0歳の赤ちゃんはまだおもちゃで遊べない」と思っている人が多いかもしれません。実際に、おもちゃだと認識して遊べるようになるのはもっと先のことです。
しかし、生後1~2ヶ月になれば、カラフルなおもちゃを目で追い始めます。赤ちゃんに良い刺激を与えるためにも、おもちゃ選びは大切なのです。ここからは、各月齢に合ったおもちゃの種類や選び方を解説します。
0歳の発達に合わせたおもちゃの種類
0歳といっても、新生児期と早い子は歩き始める11ヶ月では、成長段階が異なります。そのため、以下のような月齢に合ったおもちゃ選びが大切です。もちろん発達には個人差がありますので、焦らず見守ってあげてくださいね。
0ヶ月~2ヶ月
新生児期から2ヶ月までの間は、ガラガラやメリーなど、目や耳で楽しむおもちゃがおすすめです。パパやママが赤ちゃんの目の前で音を鳴らしたり、カラフルなおもちゃを動かしたりして、刺激を与えてあげましょう。
3ヶ月~5ヶ月
首が座ったり、寝返りができるようになったりする3~5ヶ月は、気になるものに手を伸ばします。そのため、触ったときの感触が良い布絵本やにぎにぎがおすすめです。口に入れて確かめる様子が見られます。
生後3ヶ月~5ヶ月の赤ちゃんにピッタリのおもちゃは、以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。
6ヶ月~8ヶ月
ずりばいやハイハイが始まる子が多いこの時期は、手先を使って遊べるようになります。手に触れたものを引っ張ったり、押したりして何でもおもちゃにします。ラッパやピアノなど自分で音を出せるおもちゃがおすすめです。
生後6ヶ月~9ヶ月の赤ちゃんにピッタリのおもちゃは、以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。
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生後7ヶ月8ヶ月9ヶ月の赤ちゃんがハマる!おもちゃ・知育玩具おすすめ18選
9ヶ月~11ヶ月
この時期は、つかまり立ちや伝い歩きを始めます。ボールや手押し車を使って体を動かすことを楽しみます。ハイハイや伝い歩きなどで気になるものを見つけては、なんでもおもちゃにしてしまいます。
生後10ヶ月~11ヶ月の赤ちゃんにピッタリのおもちゃは、以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。
0歳に与えるおもちゃの選び方
0歳の赤ちゃんに与えるおもちゃには、さまざまな配慮が必要です。赤ちゃんが安全に楽しく遊ぶためにも、月齢に応じたおもちゃを選びましょう。ここからは、0歳に与えるおもちゃの選び方をご紹介します。
誤飲などの危険がなく安全なもの
0歳の赤ちゃんは、手に触れたものを何でも口に入れます。母乳やミルクを飲むときの哺乳反射や吸啜反射が関係しています。歯が生え始める時期は、歯茎がムズムズすることから物を口に入れやすくなります。
そのため、誤飲の危険がないよう目安として直径4㎝未満のものは与えないように注意しましょう。また、落とすと危険なもの、部品が取れそうなものなどにも気を付けてくださいね。
衛生面を考慮したもの
0歳はなんでも口に入れるため、衛生面への配慮も必要です。口に入れても害のない素材かどうかや、汚れたらすぐに拭き取れるかなど、衛生面にも気を付けましょう。なお、おもちゃを洗浄する際の洗剤にも注意が必要です。赤ちゃんに刺激の少ないものを選びましょう。
カラフルで目を引くもの
新生児期の視力は、ぼんやり光が見える程度だといわれています。少しずつ色が分かるようになりますが、おもちゃは赤ちゃんが目で追えるようカラフルな物を選びましょう。年齢を追うごとに、おもちゃを使って色を覚えるようになるため知育にも最適です。
動きや音で興味を引くもの
生まれた当初に購入した、ぬいぐるみやにぎにぎは、月齢を追うごとに刺激が不足します。月齢に合わせて、動くものや音が鳴るものなど赤ちゃんの興味を引くものを選びましょう。赤ちゃんによっては、大きな音や動きを怖がることもありますので、しっかり様子を見てあげてくださいね。
0歳が喜ぶおすすめのおもちゃ12選

ここからは、0歳が喜ぶおすすめのおもちゃを紹介します。成長過程に合わせて紹介しますので、検討してみてくださいね。
物に手を伸ばすようになったら
物に手を伸ばすようになったら、誤飲の危険がなく、軽くて衛生的なものを選びましょう。
オーボール
オーボールはどこからでも掴めるようになっているため、手先の動きが未発達な赤ちゃんでも楽しく遊べます。やわらかい樹脂でできているのでケガの心配もありません。
歯固め
手に取ったものを何でも口に入れてしまう赤ちゃんには、歯固めがおすすめです。柔らかく、水洗いできる素材を選ぶと良いでしょう。
プレイジム
音楽を流したり、クルクル回ったりするプレイジムはねんね期の赤ちゃんにピッタリのおもちゃです。手を伸ばして掴もうとする、とても可愛い姿が見られるはずですよ。
手先をつかうようになったら
手先をつかうようになったら、その楽しさを倍増させてあげましょう。手触りにこだわって選ぶことをおすすめします。
布絵本
0歳に絵本を与えると、破いたり絵本の角でケガをしたりする恐れがあります。そんなときにおすすめなのが布絵本です。しかけがあるものや、触るとシャカシャカするものが多く販売されています。
ラッパやピアノ
指先で掴む・押すなどの動作は、赤ちゃんの良い刺激になります。0歳がラッパを吹くのはとても難しいことですが、ふとした拍子に音が鳴れば大喜びしてくれますよ。
積み木
指先を使えるようになると、大きな積み木を積めるようになります。もちろん、まだ投げてしまうこともあるため温かく見守ってあげましょう。
身体を動かすようになったら
ハイハイや伝い歩きなどを楽しむようになったら、動きのあるおもちゃを選びましょう。赤ちゃんが思わず一緒に動きたくなるようなものがおすすめです。
車など動くおもちゃ
赤ちゃんは、ゼンマイ式の車や後ろに引くと動く車に興味津々!パパやママが目の前で走らせてみてはいかがでしょうか?
ボールなど転がるおもちゃ
つい追いかけたくなるボールは、幼児期になっても使える長持ちするアイテムです。あちこち移動する様子が楽しい、ボールトラッカーも良いですね。
カタカタ手押し車
ひとりで歩き始めたら、手押し車を活用してみましょう。カタカタ音が鳴る様子に惹かれ、身体を動かしたくなるはずです。
知育を意識したいなら
パパやママのなかには「せっかく買うなら知育に役立つものを買いたい」と考える人も少なくないでしょう。赤ちゃんの知的好奇心をくすぐるため、以下のような素敵なおもちゃを用意してあげましょう。
ルーピングコースター
指先を使えるようになったら、ルーピングコースターがおすすめです。ビーズをあちこち移動させながら、さまざまな感覚を刺激します。
スタッキングリング
輪っかを重ねて遊ぶスタッキングリングは、重ねるだけでなく輪っか単体としても遊びの幅が広がります。
型はめパズル
パーツの大きさに注意して選びましょう。丸や四角、三角など形の学習にもつながります。
0歳にピッタリ!簡単手作りおもちゃ

0歳の赤ちゃんのなかには「おもちゃを買ったのに興味を示してくれない」「おもちゃがあるのに違うもので遊ぼうとする」ということも多いでしょう。購入したおもちゃを使わず、リモコンや>ビニール袋ばかりに興味を持たれると、ガッカリしますよね。
そのような場合は、いっそのこと手作りおもちゃを作ってみてはいかがでしょうか?ここからは、簡単にできる0歳にピッタリの手作りおもちゃをご紹介します。
フェルトで「にぎにぎ」

裁縫が得意なパパやママは、フェルトでにぎにぎを作ってみてはいかがでしょうか?綿を入れると触り心地も良く、温かみのあるおもちゃになりますよ。
用意するもの
- フェルト
- 裁縫道具
- 型紙
注意点
- ビーズなどの装飾は誤飲につながります
- 定期的に糸のほつれを点検しましょう
ペットボトルの「マラカス」

ペットボトルなどに音が鳴るようビーズを入れたら簡単にマラカスが完成します。0歳であれば転がして遊ぶだけでも楽しめますよ。
用意するもの
- ペットボトル
- 中に入れるもの
- ビニールテープ
注意点
- ボトルの口の部分は固く閉めてビニールテープで補強します
- 定期的にフタの緩みがないか点検しましょう
ペットボトルのフタで「ぽっとん落とし」
タッパーやミルクの缶などがあれば、簡単にぽっとん落としが作れます。穴を開けてペットボトルの蓋などを落としてみましょう。
用意するもの
- タッパーなど蓋つきの箱
- ペットボトルの蓋を2つつなげたもの
- ビニールテープ
注意点
- 穴を開けた切り口はケガがないようビニールテープで補強します
- ペットボトルの蓋は誤飲防止のため2つつなげて使います
- 定期的に蓋やテープの緩みがないか点検しましょう
0歳には安全で発育に合ったおもちゃを与えよう
おもちゃは、0歳の赤ちゃんにも必要なアイテムです。おもちゃの色や形、音、動きが赤ちゃんの五感を刺激してくれます。しかし、なんでも口に入れたり、すぐに手を放したりするため、誤飲やケガに十分注意しなければなりません。
おもちゃを選ぶときは「危険がなく衛生的か?」「月齢や発達に合っているか?」など、しっかり吟味してあげましょう。
また、どのようなおもちゃを買ったら良いか悩んだときは、手作りおもちゃがおすすめです。廃材を使用すれば処分にも困らないため、試してみてくださいね。
この記事のライター

山本あやか
【資格:保育士免許・幼稚園教諭一種免許 / 児童館、幼稚園、保育園の勤務経験あり】
未就学児2人の母でwebライターとして活動中!保育士資格・幼稚園教諭一種免許を取得し、10年間保育士として勤務した経験があります。子ども達がワクワクする遊びの提供が得意です。とはいえ保育士でも毎日子育ての悩みは尽きません…。ママ達のお悩みに寄り添える保育士ライターを目指しています!