【現役保育園勤務の筆者オススメ】保育園の選び方ポイント!見学の心得や質問リストもご紹介!
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大事な我が子を預ける保育園。1日のうち長時間預けることになり、0歳から通えば6年間にもなります。そんな保育園ですから、選ぶのに失敗したくありませんよね?
そこで今回は、現役で保育園で働く筆者が保育園選びのポイントをご紹介!
選ぶポイントはもちろん、見学のポイントや心得、質問リストまでお伝えします!
Table of Contents
保育園選び方のポイント10
まずは事前準備!
数ある保育園の中で、まずは希望に合う園をピックアップしましょう!
①保育園の立地
保育園の立地は、選ぶ際の最重要ポイントと言えます。
遠すぎると、親にも子供にも負担がかかります。
家もしくは職場の近くどちらがいいか、ライフスタイルにあった立地の保育園を探しましょう。
②園庭の有無
保育園には、必ずしも園庭があるとは限りません。
小規模な保育園では園庭がなく、近くの公園で外遊びをしている場合があります。
園庭がない場合は、どれくらいの距離の公園へ行くか、周辺の交通量などを調べましょう。
③受け入れ月齢・年齢
保育園によっては、「○ヶ月未満の子供はお断り」という場合があります。
受け入れ可能でも、「離乳食提供は○ヶ月から」など制限がある場合も。
また小規模保育園だと0〜2歳までが対象の場合もあり、6年間預けようと考えている場合は注意が必要です。
④保育時間
預け先の保育施設によって保育時間は様々です。
保育時間も、働くママパパにとってはとても重要事項です。
基本の保育時間は何時間か、お仕事の時間と比較して調べましょう。
⑤延長有無
早朝の預かりや延長保育を行なっているかを調べましょう。
どうしても基本の保育時間外に、預ける必要に迫られるタイミングがありますよね。
そのような緊急時に対応してもらえる保育園か調べておきましょう。
⑥休日対応
休日出勤が必要な場合の対応や、ママパパが平日休みの際の預かり有無を調べておきましょう。
預け先によっては、土日に開園していない場合もあります。
⑦料金・費用
預け先で大きく変わってくるのが料金・費用です。
認可、認可外などでも大きく費用が変わってきます。
また、保育料以外でも給食費やその他カリキュラム費がかかる可能性もあります。
⑧給食・捕食
給食・捕食は、まず園内調理か配達かを調べましょう。
また、アレルギーに対応しているか、量はどれくらいか。
幼い月齢から預ける場合は、離乳食が何ヶ月から始まるかなどを調べましょう。
⑨行事・役員
ある程度の規模の保育園になると、親が役員として保育園に関わる園もあります。
反対に小規模保育園になると、親が平日の様子を見ることができる機会や行事がほぼない園などもあります。
どれくらい保育園に関われるか、関わりたいかを考えてみましょう。
⑩保育方針・特色
保育園によって、方針や特色は全く異なります。
外遊びが多くのびのび過ごす園、学習系が多くしっかり座ってお勉強を行う園。
ぜひお子様にあった園を探してみてください。
保育園見学のポイント10
事前準備が終わり保育園を絞ったら、ぜひ候補の保育園に見学へ行きましょう!
実際に見学に行く際の見るべきポイントを10個ご紹介します。
①園内が清潔であるか
個人的に筆者が一番見て欲しいポイントが、園内の清潔さです。
- 室内に埃が溜まっておらず床が清潔か
- トイレや水回りは清潔か
- (園内調理の場合)キッチンは清潔か
園内が清潔に保たれているかどうかで、保育士の数が足りているか、子供への配慮が足りているかなどが分かると思います。
②絵本やおもちゃの状態
園内の清潔さと似ていますが、絵本やおもちゃの状態が綺麗だと、隅々まで手が行き届いている園だと思います。
- 絵本がビリビリのままではないか
- おもちゃが汚れていないか
- 絵本やおもちゃは片付いているか
③絵本やおもちゃの種類
様々な年齢の子供が集まっている保育園なので、どんな年齢層の子供でも楽しめる絵本やおもちゃが揃っているかは見ておきたいところです。
- 年代にあった絵本があるか
- 女の子向け、男の子向けと絵本やおもちゃが偏っていないか
- 様々な種類の絵本やおもちゃがあるか
④安全対策がされているか
怪我などを事前に防ぐための安全対策がされているかは、とても重要です。
- 家具などの角にコーナークッションが施されているか
- 転びそうな段差はないか(ある場合は対策がされているか)
- キッチンへ簡単に入れるようになっていないか
⑤保育士さん同士の雰囲気
保育士さん同士の仲が良い保育園の方が、園全体の雰囲気が良く子供達にとっても環境がいいです。
- 保育士さん同士でコミュニケーションを取っているか
- 保育士さんが笑顔でいるか
⑥保育士さんの忙しさと子供への接し方
保育士さんの数が園児数に適した人数配置されていないと、子供1人1人へのフォローが回らない可能性があるので、ここもしっかり確認しましょう。
- 積極的にコミュニケーションを取っているか
- しっかり目線を合わせて話しているか
- あまりに忙しそうにしていないか
⑦保育士さんの年齢層
保育士さんの年齢は、若い方がいい、ベテランの方がいいなど一概には言えません。
しかし、いろんな年齢層の方がいると働きやすいいい環境と言えるので、一つのチェックポイントにしましょう。
- 若い人ばかり、ベテランばかりなど偏り過ぎていないか
- 様々な年齢層の保育士さんがいるか
⑧保育士さん・園長への話しかけやすさ
今後、保育園に関する事以外にも育児などで相談する事もあるかもしれません。
そのため、話しかけやすい雰囲気の保育園がどうか見学の時に確認しましょう。
- 見学時にたくさん質問できる雰囲気か
- 質問に丁寧に回答してくれるか
⑨子供達の雰囲気
通っている園児が楽しそうかどうかは、とても重要ですよね。
また通っている園児の雰囲気と、お子様の雰囲気が合っているか見てみましょう。
- 子供達が笑顔で楽しそうかどうか
- 自分の子供と雰囲気が似ているかどうか
- 自分の子供が馴染めそうな雰囲気かどうか
⑩子供達の保育士への接し方
保育士への園児の接し方で、日頃の保育士さんの対応が見えてきます。
- 子供達がおどおどしていないか(緊張している雰囲気は要注意)
- 積極的に子供達が話しかけているか
- 保育士さんと話している時楽しそうかどうか
保育園見学の心得5
見学の際に見て欲しいポイントの次は、実際に保育園の見学へ行く前に確認しておいて欲しい心得を5つご紹介します。
①事前準備が大事!チェックリストや優先項目などを決めてから見学に望もう!
保育園に見学へ行くと、「ここも良い!」「こっちも良い!」と目移りしてしまう可能性があります。
そのため見学後に迷わないように、必ずチェックする項目や優先項目を必ず決めてから見学に望みましょう!
②HPや書類などを鵜呑みにせず、全て質問しよう!
HPに載っているから、書類に書いているからといって、そのまま鵜呑みにしてはいけません。
実際は異なる場合もあるので、気になる事は全て質問しましょう!
③ママだけでなく、協力できる人全員に質問があるか聞いてみよう!
送迎はママだけとは限りません。
パパや時によってはご両親などの親族にお願いすることも。
そのため、送迎の可能性がある人みんなに保育園に関する質問がないか、あらかじめ聞いておきましょう。
④せっかく足を運んだので、隅々まで見学させてもらおう!
産前産後関わらず、大変な中保育園の見学に行っているので、隅々まで見学しましょう。
何度も足を運ぶのは労力がかかりますので、一度で見たいもの聞きたいことを聞けるようにしましょう。
⑤可能であれば、お昼寝タイミングを外して見学に行こう!
保育園の見学の時間は、園側に指定されてしまうこともあるかもしれません。
しかし、可能なら子供達が起きているであろう時間に行けるとベストです。
保育をしている時間帯の方が、実際の保育園の様子をダイレクトで感じることができますよ。
保育園での質問リスト35
保育園に見学に行く際に、聞いて欲しい質問をリスト化してみました。ぜひこのリストを参考に、見学する園を深く知ってください。
No. | 認可 | 認可外 | ||
---|---|---|---|---|
1 | 設置基準 | 国(厚生労働省)の基準を全て満たしている | 国(厚生労働省)の基準を満たしていない | |
2 | 保育料 | 支払先 | お住まいの自治体に支払い | 園に直接支払い |
料金設定 | お住まいの自治体が設定 | 園が独自に設定 | ||
支払い料金 | 子どもの年齢や世帯収入などによって決定 | 登園時間や延長有無などで違いがあり | ||
3 | 申し込み先 | お住まいの自治体が選定 | 園が選定 | |
4 | 無償化 | 0~2歳まで | 住民税非課税世帯の子供の保育料が無償化 | 住民税非課税世帯の子供は保育料月額4万2000円までが無償化 |
3~5歳まで | 一部食費や送迎費、行事費などを除く保育料が無償化 | 保育の必要性を認められた子供は保育料月額3万7000円まで無償化 |
知りたいこと、わからないことは全て聞こう!我が子にあった保育園選びを
最初の保育園選びは、わからないことだらけ。知らないことがあって当然です。「恥ずかしい」「どう思われるか心配」などと思わず、わからないこと、知りたいことは全て聞きましょう!
大事な我が子が長期でお世話になる保育園です。しっかり調べて準備して、子供に合った保育園を選んであげましょう!
この記事のライター
小鳥遊きさ
令和生まれの年子を育てる、主人のことが大好きなアラサー主婦です。 主人の転勤で、完全に未知なる土地で出産、育児を行なっています。 里帰りなし!親族の協力ゼロ!手伝ってくれる人は主人だけ!という環境のもと、 髪を振り乱し、白目を剥きながら、365日24時間チビ怪獣たちと格闘しています。 悩み、奮闘する1人のママとして、経験してきたことなどを発信していけたらと思います。 また趣味の料理や旅行をゆっくりできる日を夢見て、今日も主人と2人頑張ります!