産後の過ごし方を解説!産後やってはいけない7つのリストと3つの姿勢
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出産まであと間近。赤ちゃんとの出会いを待ちわびて、そろそろ出産の準備を始めたいですね。
出産の準備をし始めると気になるのが、産後の過ごし方。
本記事では、産後に理想とする過ごし方や週数ごとの変化、産後にやってはいけないことを解説しています。
「産後の無理は一生を祟る」とまで云われています!本記事を読んで一生の祟りを回避しましょう。
Table of Contents
産褥期とは?
産褥期とは、出産によって変化した体の状態が元にもどるまでの期間をいいます。
出産後の約6週間~8週間が産褥期に該当します。
回復を早めるために、母子ともに睡眠と休養を十分に取ることが大切です。
体の状態
出産によって、母体の状態は大きく変化します。
赤ちゃんを大切に育てた子宮は、およそ4週間~8週間かけて妊娠前の大きさにもどります。子宮復古です。
出産後すぐに子宮は強い力で収縮し、元の大きさにもどろうとします。収縮によって生じる痛みには個人差があり、生理痛のような痛みを感じるお母さんや陣痛と同等の痛みを感じるお母さんなど様々です。
メンタルの状態
妊娠中に分泌されていたホルモンは出産によって急激に減少します。急激なホルモンバランスの変化に、不調を感じるお母さんも多くいます。
つらい症状があれば周りの人にサポートを訴えましょう。
筆者も初めての出産後は、帝王切開の痛みに耐えながら、母乳をあげなければいけないことに四苦八苦しました。産後5日目の夜中、涙が止まらずにナースコールを押したことがあります。
つらい症状や気分の変化を感じたときは、遠慮なく周りの人にサポートをあおぎましょう。
産後1か月間の理想とする過ごし方
産褥期でもある産後の1か月は、母子ともに十分な睡眠と休養をとらなければなりません。
理想とされる産後1か月の過ごし方を週数ごとに見ていきましょう。
産後1週~2週間
産後2週間目までは、安静に過ごしてください。
体やホルモンバランスの急激な変化が著しく、出産によってライフスタイルも変化します。
赤ちゃんのお世話に集中し、家事や上の子の育児などは周囲の人にサポートしてもらいましょう。赤ちゃんが眠っている間は、お母さんも一緒に眠ってください。
筆者は、夫や両親に家事や上の子の育児を任せるため、上の子が普段食べられるメニューや登園の持ち物などを動画撮影やノートに記し、家族間で共有しました。
産後3週~4週間
産後3週目から、少しずつ活動する時間を増やしましょう。
しかし、無理は禁物です。短時間でできる家事を優先させ、少しずつ家事や上の子のお世話を再開してください。
赤ちゃんは生後一か月に満たないため、赤ちゃんを連れて外出できません。外出するような家事や育児は控えましょう。
産後4週目になれば、一か月検診を迎えます。一か月検診で医師の許可が下りれば、バスタブでの入浴が可能になるうえ、家事や育児を再開させられます。
しかし、産後4週目でも無理は禁物。疲れたら休むことを心がけ、周囲の人にサポートをあおいでください。
産後は家族や施設のサポートが必要
産後は、家族や医療機関、民間団体のサポートなくして回復できません。
産褥期の家事を任せられそうな人が周囲にいない、あるいは産後に里帰りする予定だったが諸事情で帰れないという場合は、民間の施設や医療機関のサポートを利用することをおすすめします。
近年、産後ホテルに宿泊し、産褥期を過ごすお母さんも増えています。助産師や保育士が常駐し、24時間赤ちゃんのお世話をサポート。
専門家が監修した献立の食事やエステ、おっぱいマッサージなど多くのサービスが提供されているので、安心して赤ちゃんと向き合えます。
「産後の無理は一生を祟る」とまで云われています。産褥期はかけがえのない時間です。悔いのないよう新生児期を過ごしましょう。
産後にやってはいけないこと7リスト
産褥期は、赤ちゃんと安静に過ごすことが最も大切ですが、過ごし方にも注意しなければなりません。
次のような過ごし方は控えましょう。
一つずつ解説します。
水を使ってこなす家事・仕事
水を使う洗い物や洗濯などの家事は控えましょう。
水を使うことで手足を冷やします。体の冷えは、回復に悪影響を及ぼします。
洗い物や洗濯など水を使うような家事は、できるだけ周囲の人に担ってもらいましょう。
読書やネット閲覧など目を酷使すること
読書やネット・スマホ閲覧など目を酷使するような過ごし方もできるかぎり控えましょう。
赤ちゃんが産まれると、育児に関する悩みや疑問が次々に湧き出て、スマホや本で調べます。調べて答えが得られたらスマホや本の閲覧は中断し、目を休ませましょう。
長時間の読書やスマホ閲覧は、避けるよう心がけてください。
バスタブに浸かって入浴
産後は、バスタブに浸かって入浴することは厳禁です。
産後は子宮口が閉じきっていません。子宮内に雑菌が入ると思わぬトラブルを招く原因になります。医師の許可が下りるまでは、シャワーで入浴を済ませましょう。
筆者は「ママとお風呂に入りたい」とせがむ上の子と、足湯とシャワーで済ませて産褥期を過ごしました。
長時間の外出
長時間の外出もできるかぎり避けましょう。
産後一か月までは、子宮の状態が万全に回復していません。悪露が収まってきたからと安易に外出せずに、おうちの中で過ごしましょう。自転車や車の運転も控えてください。
産後一か月間は、産院までの往復までにとどめておくことをおすすめします。
喫煙
喫煙は厳禁です。母乳の分泌にも多大な影響を及ぼすだけではなく、赤ちゃんが副流煙を吸入してしまうことからSIDS(乳幼児突然死症候群)を招くリスクにもつながります。
産後一か月にとどまらず、妊娠出産を機に禁煙を検討しましょう。
カフェインの大量摂取
お母さんが摂取したカフェインは、母乳を通して赤ちゃんも摂取してしまいます。厳禁ではありませんが、少量の摂取にとどめておきましょう。
コーヒーだけではなく、緑茶や煎茶にもカフェインが含まれます。飲料には十分注意しましょう。
筆者は、無類のコーヒー好き。妊娠中からカフェインレスのコーヒーや緑茶を購入し、産後も母乳育児をしている間はカフェイン含有物に配慮しました。
医師に確認する前の性交渉
一か月検診で、医師の許可が下りるまでは性交渉も控えましょう。子宮口が閉じきるまでは、子宮内に雑菌が入ってしまうとトラブルになりかねません。
また、悪露が落ち着いてきていても子宮内が万全に回復したとはかぎりません。
焦らずにパートナーにも理解を促しましょう。
産後やってはいけない3つの姿勢
出産によってひらいた骨盤は、産後すぐに元にもどるわけではありません。
産褥期は、姿勢にも注意して過ごしましょう。無理な姿勢は、腰痛や肩こりの原因になります。
女の子座り
脚を床に接地させる女の子座りは、避けておきたい姿勢です。
骨盤や腰に負担をかけ、腰痛や猫背の原因になります。
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産後は、頻繁に赤ちゃんを抱っこし、腰痛や猫背、膝に痛みを生じやすい状態です。
できる限り負担をかけない座り方を心がけましょう。
脚を組んで座る
脚を組んで座る姿勢もできる限り避けましょう。
産後は、出産によってひらいた骨盤が安定していません。脚を組んで座ることで、骨盤が歪む原因になります。
骨盤の歪みは、骨盤底筋のゆるみや股関節の痛みといったトラブルに。正しい姿勢で座りましょう。
重い物を持ち上げる
重い物を持ち上げるような動作も避けるべきです。
腹圧がかかることにより、万全に回復していない子宮にも負担が生じます。
重い荷物は、周囲の人に持ってもらいましょう。
まとめ
産後は、産まれてきた赤ちゃんと十分な睡眠と休養を取ることが大切です。
赤ちゃんが眠っている間は、お母さんも一緒に眠る過ごし方が理想的ですが、なかなか理想的には過ごせないお母さんが多いのが事実。
民間の施設や医療機関、産後ケアを提供するサービスを利用し、赤ちゃんとお母さんの回復を優先させましょう。
この記事のライター
にさわ あや
フリーランスライターとして活動しておりますにさわ あやです。ネイリストを経てネイル関連の通販サイトを運営してきましたが2021年に売却し培った経験を活かしてライターをしています。自閉症スペクトラム障害をかかえた4歳児と0歳児の子育てをしながら仕事との両立に日々奮闘しています。発達障害児の子育てにまつわるリアルな経験や情報をご提供します!