命名式(お七夜)とは?記念に残る命名書で素敵な名前をプレゼントしよう!

命名式(お七夜)とは?記念に残る命名書で素敵な名前をプレゼントしよう!

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命名式とは、生まれてきた赤ちゃんの名前を親族にお披露目する儀式のことです。

「お七夜」と呼ばれる、生後7日目を祝う儀式と一緒におこなわれるのが一般的です。大切なわが子に、思いのこもった名前をプレゼントする日ともいえます。

せっかくなら一生の記念に残るよう、素敵な命名書を送ってあげたいですよね。

とはいえ命名式は、出産を終えたママにとっては産後7日目。体調は万全ではありません。無理のない範囲で行いましょう。

今回は、命名式の方法や準備物、命名書の書き方について解説します。また、命名書だけでなく「一生の記念に残る命名式にする方法」をご紹介します。

ぜひ参考にして、素敵な命名式を楽しんでくださいね。

この記事の監修者

古川絢一 一般社団法人名前学協会代表理事

古川絢一
一般社団法人名前学協会代表理事

1979年、神奈川県出身。中学卒業後、とび職に従事。29歳のときにIT業界へ転職し、3年後に起業。ITやデジタル資産のアドバイザー、経営やWEB、事業構築のコンサルタントなどを務め、名前鑑定から独自の理論を組み合わせた「名前学」を考案し、2021年11月22日一般社団法人名前学協会を設立。

名前学協会公式HP:https://www.namaegaku.com/

命名式(お七夜)とは?

命名式(お七夜)とは?

命名式とは、生まれてきた赤ちゃんに「これからも健康に育ちますように」と、願いを込めて両親から名前を贈る儀式です。

一般的には、生まれてから7日目のお祝いである「お七夜(おしちや)」の日に命名式をおこないます。

命名式について、こちらでは下記4つを確認していきましょう。

  • 命名式の目的や由来
  • 命名式はいつする?
  • 命名式をしなくてもいい?
  • 出生届は忘れずに!

命名式の目的や由来

命名式には、赤ちゃんの名前を親族に披露する目的があります。赤ちゃんが生まれてすぐに亡くなることが多かった平安時代に、生まれてから7日間を無事に過ごしたお祝いとして「お七夜」が広まりました。

お七夜のお祝いに集まった親族に、命名した名前をお披露目し、新しい家族として迎え入れてもらう意味もあります。

命名式はいつする?いつまでに?

命名式があるからといって、それまで赤ちゃんの名前を決めずに待つわけではありません。もちろん、命名式までに決めなければならないといったルールもないのです。

赤ちゃんにとって、名前は一生使う大切なもの。焦らず思いを込めて決めてあげましょう。

では、命名式には「いつからいつまでに」といった決まりはあるのでしょうか?簡単に解説します。

生後7日目のお七夜に

命名式は、一般的に生後7日目の夜に行うとされています。赤ちゃんが生まれた日を1日目と計算するため、1月1日生まれならば1月7日がお七夜、つまり命名式という計算になります。

しかし、出生届の提出期限である「出生後14日後」に命名が間に合えば問題ありません。

名づけをギリギリまで悩む場合は、決定してから命名式をおこなっても遅くはないでしょう*1。

ママと赤ちゃんの体調が優先

命名式は、赤ちゃんが生まれて最初の行事です。思いを込めた大切な名前をプレゼントする日でもあるため「お七夜に盛大にお祝いしてあげたい」と考える人も少なくないのではないでしょうか?

しかし、命名式を生後7日目に必ず行うという決まりはないため、ママと赤ちゃんの体調を優先させましょう。生後7日目は、ママにとっても産後7日目。

大変な出産を終えてから、まだたったの7日目です。なかには、まだ入院中というママや赤ちゃんもいるでしょう。思いを込めた名前に期限はありません。

体調が戻るまで延期してもよいので、無理のない範囲で行いましょう

命名式をしなくてもいい?

赤ちゃんが生まれたら名前を決めて、出生届を出すことは義務とされています。しかし、命名式を必ず行うといった決まりはありません。

退院から間もない体で、お七夜のために親族を呼んでお祝いするのは大変です。決めた名前を親族に報告するだけでも十分と考え、命名式をしなかった人も少なくないようです

出生届は忘れずに!

上記した通り命名式は必ず行う必要がありませんが、出生届は出さなくてはなりません

出生届の提出期限は、「出生から14日以内」とされていて、下記いずれかの役所に提出する必要があります。

  • パパ・ママの住民票がある役所
  • 赤ちゃんが生まれた病院がある役所
  • 本籍地がある役所

土日や休日・夜間でも提出できますが、夜間休日受付窓口で提出した出生届は翌開庁日に審査されるため、万が一不備があった場合を考慮して時間に余裕を持って対応することをおすすめします*2。

監修者コメント

古川絢一 一般社団法人名前学協会代表理事

命名式はできるだけ行うようにしましょう!

赤ちゃんの名前を決めるという行為は、子供の生き方の道標を決めるという意味を表します。

親子の幸せの始まりという子供の人生の門出でもありますので、命名式はできる限り行うようにしましょう。

命名式はどこでどんなことをする?

命名式はどこでどんなことをする?

命名式では、命名書に名前をかいて親族に名前を披露したり、お祝い膳を囲んだりします。

とはいえ、産後1週間の体でたくさんの親族と顔を合わせることに、嫌悪感を抱くママも多いのではないでしょうか?大変な出産のあとですから、そう思っても無理はありません。

しかし、親族のなかには孫やひ孫の命名式を心待ちにしている人もいるはず。

では、親族には具体的にどこまで声をかけ、どこでどのような準備をするのでしょうか?下記3つを詳しく見ていきましょう。

  • 命名式の内容は?
  • 命名式の場所や参列者は?
  • 命名式の食事は?

命名式の内容は?

命名式は、赤ちゃんの健やかな成長を祝う儀式です。生まれてきた赤ちゃんの名前を命名書として台紙に書き、参列者に披露します

そのほか、赤ちゃんの手形や足形を記念に取ったり、出産祝いや退院祝いを兼ねてお祝い膳をいただきます。また、命名書とともに写真に収めたり、家族で記念写真を撮影したりします。

監修者コメント

古川絢一 一般社団法人名前学協会代表理事

お七夜のはじまりと歴史

お七夜は、赤ちゃんの名前を命名書に書いてみんなにお披露目する日でもあり「名づけ祝い」とも言い、赤ちゃんの命名式もその1つです。

命名書は誰が書くべきという厳密な決まりはありませんが、名付け親がいる場合はその人に書いてもらうのがよいとされています

命名式の場所や参列者は?

命名式の場所は里帰りの有無、参列者は親族との関係性によって異なります。明確な決まりがなく困惑することもあるでしょう。

くれぐれも、ママや赤ちゃんの体調を最優先に考えてくださいね。

命名式の場所や参列者について、下記4つのケースごとにポイントを紹介します。

  • ケース1:自宅
  • ケース2:ママの実家
  • ケース3:パパの実家(義実家)
  • ケース4:家族のみでお祝いする

自宅

里帰り出産しなかった場合は、自宅で命名式をおこないます。その際、自宅にほど近い距離に実家や義実家があるなら、親族一同に声をかけてもよいでしょう。

しかし、産褥期のママが主催者となってすべての準備を請け負うことはおすすめできません。パパが食事を外注したり、お開きの時間を決めておいたりして、負担がかからないように配慮しましょう。

また、出産後のママは精神的にも不安定です。少しでも不安が残るようであれば、命名式は夫婦で行うと決めてしまってもよいでしょう。

ママの実家

里帰り出産で実家に帰省していたり、ご両親と同居している場合は実家で命名式を行います。その際の参列者は、夫婦の意見だけでなく、ご両親の意見も考慮する必要があります。

義家族との関係性もそれぞれの家庭で異なるため、しっかり話し合いましょう。パパが間に入ることで意見交換がスムーズに進むかもしれません

義家族を呼ばず、実家に住んでいる人のみで命名式を行う場合は、その旨を失礼のないように伝えましょう。

命名式の記念品や写真を贈るなどのフォローをするのもおすすめです。

パパの実家(義実家)

「大切な行事は義実家で行うことが多い」といった家庭もあるでしょう。実家のご両親を呼びにくかったり、率直な意見を言えず遠慮してしまったりすることもあるかもしれません。

しかし、赤ちゃんや産後のママの体調が最優先です。「体がしんどいのでたくさんの人は呼ばないでほしい」など、気持ちはしっかり伝えましょう。

その際は、パパが先導して間を取り持ってあげたいですね。

家族のみでお祝いする

お七夜は家族のみでお祝いしても問題ありません。赤ちゃんのお祝い行事は、その後もお宮参り、お食い初めなど続くからです。

私は里帰り出産をしなかったので、産後7日目には心身ともに余裕がなく、命名式どころではありませんでした。本格的な命名式はおこなわず、夫に頼んで命名書の作成だけ行いました。

体調を優先したことに悔いはありませんが、まともな写真を残すことができなかったのが少し心残りです…。

命名式の食事は?

命名式の食事は、生後間もない赤ちゃんがいるため外食はおすすめできません。伝統的な行事なので、自宅で尾頭付きの鯛やお赤飯などのお祝い膳を用意するのが最適です。

しかし、産後間もないママが用意する必要はありません。慣れない新生児の育児の上、お祝い膳の手配なんて、本当に大変です。

パパに主導してもらい、ママの負担になることは避けましょう。

記念に残る命名書の書き方

記念に残る命名書の書き方

命名式のメインイベントである命名書の作成。生年月日や名前を記載し、記念に飾るのが一般的です。せっかく書くなら、思いをこめた特別な命名書にしたいですよね。

ここからは、命名書の準備物や書き方について下記3つを解説します。

  • 命名書は奉書紙を使うのが正式なカタチ
  • 命名書の書き方は?誰が?何を書く?
  • 命名書を書いたあとはどうする?

命名書は奉書紙を使うのが正式なカタチ

命名書は、奉書紙を3つ折りにして使う正式な書き方と、半紙を用いた略式な書き方があります。そのほか、色紙を使ったり、厚紙に印刷したりするなど方法はさまざまです。

命名書は、ベビー用品を取り扱うお店などで販売されており、可愛いキャラクターが入ったものもあります。また、インターネットでテンプレートをダウンロードすることも可能です。

産後すぐの行事でバタバタする可能性があるため、命名書や筆、ペンなどは事前に準備しておくと安心です。

命名書の書き方は?

命名書には、大きく赤ちゃんの名前を記入し、端に生年月日を記載するのが基本です。その際の生年月日は、日本の伝統行事であることから西暦ではなく元号を採用します。

また、子どもの続柄や、記念として赤ちゃんの身長・体重を書き入れてもよいでしょう。

とくに決まりがあるわけではないので、夫婦で相談して思いを込めた命名書を作成しましょう。

命名書は、赤ちゃんの名前を命名した人が書きます。両親が名付けた場合は、両親のどちらかが、祖父母が名付け親なら祖父母にお願いしましょう。

とはいえ、命名式への参列の有無によって、叶わない場合もありますよね。地域によっては、特別なしきたりがあることも考えられますので、角が立たないよう事前に誰が書くか相談しておきましょう。

命名書を書いたあとはどうする?

作成した命名書は、神棚に飾ります。しかし現在は、神棚を備えている家庭は少ないですよね。そのため、赤ちゃんのベビーベッドの横に飾ったり、よく目に見える場所に貼り付けておきます

命名書を飾っておく期間に決まりはありません。家族の大切な名前として、ずっと飾っていてもよいでしょう。

記念としてキレイに保管しておき、子どもが大きくなってから見返すのもおすすめです。

監修者コメント

古川絢一 一般社団法人名前学協会代表理事

命名書と一緒に名前の意味や名付けの想いも一緒に保管

名前とは自分自身。名前を嫌いになると自分のことも嫌いになる傾向が強いことから、子供の名前に対する意味や想いを書き記して保管することで、子供がより自分のことを受け入れる役割を担います

命名式をもっと素敵な記念にする方法

命名式をもっと素敵な記念にする方法

命名式では、命名書をかいて名前を発表し、食事を楽しむのが一般的です。しかし、現在はオシャレなママ達により命名式の方法は多様化しています。

命名式は、赤ちゃんが生まれて初めての行事なので、記念に残る行事にしたいですよね。そこでここからは、命名式をもっと素敵にする方法をご紹介します。

今しかない!手形や足形を残す

当サイト『memorico』が2022年に実施した下記の調査によると、「手形足型スタンプ」は、先輩パパママが「やっておけばよかった成長記録」として1位にあがっています。

命名書と一緒に、赤ちゃんの手形や足形を残しておくと「新生児期はこんなに小さかったんだ」と、振り返ったときに大切な思い出になります。

もう二度と戻ることのない、生まれたての大きさを記念に残してみてはいかがでしょうか?

インテリアとして飾れるように工夫する

せっかく書いた命名書も、柔らかい半紙では劣化してしまいます。いつまでも記念として残しておけるよう、インテリアとしての命名書を作成するのもおすすめです。

生まれたときの写真を挿入したり、似顔絵やイラストを添えて額縁に飾ってもいいですね。

インテリアとして飾れるように工夫する

写真を見るだけで、出産時のエピソードがよみがえりそう!オシャレな額縁に入れておけば、インテリアとしても映えますね。

両親にプレゼントできるような命名書をつくる

産後すぐの行事のため「命名式という行事を知らなかった」「慌ただしくてそれどころではなかった」といった人も少なくないようです。

遠方に住んでいる親族を命名式に招待できず、しっかり名前をお披露目できなかったと後悔している人もいるかもしれません。

そんなときは、命名式が過ぎたあとでも命名書の作成を考えてみてはいかがでしょうか?親族へのプレゼントとして、記念に残る命名書を作成してみましょう。

両親にプレゼントできるような命名書をつくる<

赤ちゃんだけではなく、ご両親も一緒にイラストに。祖父母にとって、孫の誕生は大変嬉しいことですが、我が子がママ・パパになった喜びも大きいはずです。

命名書に家族全員のイラストを加えるだけで、素敵なプレゼントになりますよ!

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おすすめの命名グッズ

一生の記念に残る命名式にするために、命名書と一緒に「思い出に残る命名グッズ」を作成してみてはいかがでしょうか?

ここからは、思い出に残るおすすめの命名グッズをご紹介します。

おすすめの命名グッズ

生まれた時間を刻んだ成長時計です。本物の時計で作成してもいいですね。ずっと残しておきたくなる記念品です。

ハンドメイドマーケットのminneなどでオーダーメイドできますよ。

特大の命名書

特大の命名書を作成して、お昼寝アートにしてみてはいかがでしょうか?インパクトがあって、思い出の1枚になりそうです!

命名書を作成して、写真館に持ち込んでプロに撮影してもらってもいいですね。

家族全員の手形を残す

家族全員の手形を残す素敵なアイディアです。ママやパパ、赤ちゃんの、この時期にしか取れない貴重な記念品になりますよ!

命名式(お七夜)でお祝いをいただくこともある

命名式(お七夜)でお祝いをいただくこともある
招待した方から、命名式(お七夜)でお祝いを頂くことがあるでしょう。どのように対応したら良いかをご紹介します。

お祝い金の相場は5,000円~10,000円

命名式(お七夜)で頂くお祝い金の相場は5,000円~10,000円が一般的です。

しかし「出産祝い」と兼ねて包んでくれる方もいるため、高額になることも考えられます。お祝い金とは別にベビーグッズや手土産を持ってきてくれる方も。

よって事前に予測することは難しいため、可能なら招いた方全員に手土産を準備しておくと安心です。この場では、お祝いを持参した方、持参しない方の差が出ないよう対応するようにしましょう。

食事を振舞う場合には内祝いは手土産でOK

「命名式(お七夜)」としてお祝いを頂いて食事を振舞う場合には、基本的に内祝いは手土産で済ませてOKです。食事が「内祝い」という考え方です。

しかし上記で触れたように「出産祝い」を兼ねて持参して頂いた場合、または命名式(お七夜)に参加しない方からお祝いを頂いた場合には、頂いた額の1/3~半額程度を目安に後から「内祝い」としてお返しすることをおすすめします。

命名式は「大切な名前をプレゼントする日」

命名式は、大切な我が子へ名前をプレゼントする大切な日です。心を込めて命名書を作成することで、健やかな成長を願うとともに、名前のお披露目を行う役割を担っています。

とはいえ、命名式は生後7日目。帝王切開や黄疸治療など、出産の状況によっては入院中であるママや赤ちゃんも少なくありません。

退院していても、慣れない新生児のお世話で命名式どころではないかもしれません。

大切な行事ではありますが、ママや赤ちゃんの体調が最優先です。出生届だけは忘れずに提出し、命名書の作成は後日でも問題ありません。

産褥期が明けて、体を動かせるようになってからでも遅くありません。無理のないように、記念に残る命名式を考えてみてくださいね。

【参考文献】