キッチンにベビーゲートは必要?設置のメリットやおすすめアイテムを紹介

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赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちを始めると、キッチンの危険が気になりませんか?調理中の熱い鍋や包丁、床に落ちた小さなものなど、赤ちゃんにとってキッチンは危険がいっぱい。そんなときに役立つのが「ベビーゲート」です。

この記事では、ベビーゲートの設置メリットや使用時期、種類、選び方について詳しく紹介します。さらに、おしゃれで使いやすいおすすめのベビーゲートもご紹介!お子さんの安全を守りながら、快適に家事ができるように、ぜひ参考にしてください。

キッチンにベビーゲートは必要?設置するメリット

小さな子どもがいる家庭では、成長とともに好奇心が旺盛になり、家の中を自由に動き回るようになります。特にキッチンは、赤ちゃんにとって危険が多く潜んでいる場所です。

そこでおすすめしたいのが「ベビーゲート」の設置。ここでは、キッチンにベビーゲートを設置することの主なメリットを3つ紹介します。

事故防止

キッチンには、火や刃物、熱湯、重たい鍋や調理器具など、子どもにとって危険なものがたくさんあります。例えば、調理中に熱い鍋に触れて火傷をしたり、落ちていた包丁で手を切ってしまう可能性もゼロではありません。

さらに、洗剤や調味料などの誤飲にも注意が必要です。ベビーゲートを設置することで、子どもが不用意にキッチンへ入り込むのを防ぎ、こうした事故のリスクを大きく軽減できます

親のストレス軽減

子どもが活発に動き始めると、家事をしながらも「キッチンに入ってこないかな」「危ないものを触っていないかな」と常に気を配る必要が出てきます。このような状況が続くと、親のストレスもたまってしまうかもしれません。

ベビーゲートを設置すれば、物理的に子どもがキッチンに入れなくなるため、調理中や片付けの時間も安心して作業でき、精神的なゆとりが生まれるでしょう。

育児と家事の効率アップ

ベビーゲートによって子どもの行動範囲を制限することで、安心して家事に集中できる時間が増えます。その結果、調理や洗い物といったキッチンでの作業もスムーズに進み、家事効率の向上が目指せます

また、安全なスペースで子どもが遊んでいる間に作業を進められるため、育児と家事を両立しやすくなるというメリットもあります。限られた時間の中で日々のタスクをこなすうえで、ベビーゲートは非常に心強いアイテムです。

キッチンのベビーゲートはいつから使う?


赤ちゃんの成長に合わせて、行動範囲はどんどん広がっていきます。特にキッチンは危険が多いため、どのタイミングでベビーゲートを設置するか悩む方も多いのではないでしょうか。

ここでは、目安となる時期や注意したいポイントを紹介します。

ハイハイが始まる5~6ヶ月頃から

生後5〜6ヶ月頃になると、赤ちゃんはハイハイをするようになり、興味のあるものに向かって自分で移動できます。これまで寝返り程度だった赤ちゃんの行動範囲が一気に広がり、キッチンに入ってくる機会が増えるため、事故防止の観点からも生後5〜6ヶ月頃の設置がおすすめです。

つかまり立ち・伝い歩きが始まる時期も要注意

生後8〜11ヶ月頃になると、赤ちゃんはつかまり立ちから伝い歩きへと発達します。キッチンカウンターや棚に手を伸ばして物をつかんだり、引っ張ったりする行動も増え、転倒や物の落下によるケガのリスクも高まる時期です。

明確に「いつから」と決めずとも、早めにベビーゲートを設置しておくことで、安全な生活環境づくりに繋がるでしょう。

キッチンのベビーゲートはいつまで使う?


ベビーゲートは、赤ちゃんや幼児の安全を守るための重要なアイテムですが、ずっと使い続けるわけではありません。子どもの成長や発達段階に応じて、適切なタイミングで撤去することが大切です。

ここでは、キッチンのベビーゲートを「いつまで使うべきか」の目安となるポイントを3つ紹介します。

言葉を理解し始める2歳くらいまで

一般的に、ベビーゲートの使用は子どもが「ダメ」や「危ない」などの言葉の意味を理解できるようになる2歳前後がひとつの目安とされています。この頃になると、口頭での注意やルールを少しずつ守れるようになってくるため、物理的にキッチンへの侵入を防ぐ必要性が徐々に減っていくでしょう。

ただし、言葉が理解できても好奇心の強い子どもも多いため、完全に安心できるまで様子を見ながら使用を続ける家庭もあります。子どもの個性や発達に合わせて、無理なく判断することが大切です。

子どもがベビーゲートに登ろうとしたとき

活発に動き回るようになると、ベビーゲートに登ろうとする子どももいます。特に身長が伸びてくると、ゲートを乗り越えようとしたり、上にぶら下がったりする行動が見られるようになるかもしれません。

このような状態になると、逆にゲートの存在が新たな危険を生むことになってしまいます。転倒や落下などのリスクを防ぐためにも、登る素振りが見られた段階でゲートの役割を再評価し、撤去を検討するのがよいでしょう。

ベビーゲートが破損したとき

長期間の使用により、ベビーゲート自体が劣化してくる場合もあります。例えば、ロック部分の締まりが悪くなったり、フレームがぐらついてきたりすると安全性が損なわれます。

目に見える破損はもちろん、ちょっとした違和感や不安を感じるようになったら、早めに撤去や買い替えを検討しましょう。無理に使い続けるよりも、安全を最優先にすることが大切です。

キッチンベビーゲートの種類


キッチンに設置するベビーゲートには、主に「置くだけ自立式」と「つっぱり式」の2種類があります。それぞれに特徴やメリットがあるため、環境や使用目的に合わせて選んでみてください。

ここでは、それぞれのタイプの特徴を紹介します。

置くだけ自立式ベビーゲート

自立式ベビーゲートは、その名の通り、床に置くだけで使えるタイプです。壁や柱に穴を開ける必要がなく、組み立ても簡単ですぐに設置・撤去できます

引っ越しや模様替えの際にも移動が楽で、使いたい場所にサッと移動できるのが大きな魅力です。工具不要で扱いやすいため、初めてベビーゲートを使う家庭や、設置に手間をかけたくない人にもおすすめ。

特に賃貸住宅では壁や床を傷つけたくないという方も多いため、自立式は重宝されます。ただし、軽量なベビーゲートの場合、強く押すとずれてしまう可能性もあるため、使用時は赤ちゃんの力や動きに注意しましょう。

つっぱり式ベビーゲート

つっぱり式は、壁や柱に突っ張って固定するタイプのベビーゲート。ネジや釘を使わずに設置できるのにしっかりと固定されるため、安定感があり倒れにくいのが特徴です。

赤ちゃんが寄りかかったり、少し力を加えたりしても簡単には動かないため、安全性を重視する家庭に向いています。また、ドア付きのタイプもあり、大人は開閉しながら通行できるため、キッチンの出入りが頻繁な家庭にも便利です。

おすすめ!おしゃれなキッチンのベビーゲート4選

ここでは、置くだけで設置できるタイプや、すっきりとした見た目のロール式など、使いやすくて見た目もスマートなベビーゲート4種類を紹介します。赤ちゃんの安全を守りながら、デザイン性と機能性を兼ね備えたおすすめ商品を厳選したので、ぜひ参考にしてください。

置くだけベビーゲート

こちらは、場所を選ばず簡単に設置できる「置くだけのベビーゲート」です。キッチンはもちろん、階段の登り口、サイズが合えばお風呂場や脱衣所前など、赤ちゃんが入ると危険な場所に設置できます。

必要なときに必要な場所へサッと設置できるので、ライフスタイルに合わせて臨機応変に使いたい方にもおすすめです。

カラーが選べるベビーゲート

こちらは、突っ張り式で壁に穴をあける必要がなく、賃貸住宅でも安心して使えるベビーゲート。しっかり固定できるのに設置や取り外しも比較的簡単で、使い勝手の良さが魅力です。

デザインは、艶消し加工が施されたマットな質感のカラー展開が豊富。グレージュやチャコールグレーなど、部屋の雰囲気に溶け込みやすいシックな色味も揃っているため、生活感を抑えた空間づくりをしたい方にぴったりです。

見た目の主張が少ないため、リビングやキッチンなど目につく場所に設置しても違和感が少ないでしょう。

じゃばら式のベビーゲート

こちらは、じゃばら構造になっているベビーゲートです。ロックを解除すると自動で畳まれる仕組みで、片手でも簡単に開閉できます。赤ちゃんを抱っこしているときや、荷物を持っているときでもスムーズに通れるのは嬉しいポイントです。

使用しないときは、じゃばら部分がコンパクトに折りたたまれて壁際に収まるため、圧迫感が少なく空間を有効に使えます。キッチンや廊下など、普段の生活動線を妨げずに使いたい場所にぴったりです。

ロールタイプのベビーゲート

こちらは、引き出して使うロールタイプのベビーゲート。最大約140cmまで対応できるため、キッチンの出入口はもちろん、広めの間口にも柔軟に設置できます。

使用しないときは、ロールを巻き取ってコンパクトに収納できるため、見た目もすっきり。普段は開けておきたいけれど、料理中など必要なときだけキッチンへの侵入を防ぎたい場合に便利です。

ゲート部分はメッシュ素材でできており、圧迫感が少ないのも嬉しいポイント。向こう側が見えるため、赤ちゃんの様子を確認しやすく、赤ちゃんもママの姿が見えることで安心できます。

まとめ


キッチンは火や刃物など危険が多く、赤ちゃんの安全対策としてベビーゲートを検討する家庭も少なくありません。使用開始の目安は、ハイハイやつかまり立ちが始まる生後5〜6ヶ月頃から

撤去の時期は、言葉を理解するようになった頃や、ゲートによじ登ろうとする行動が見られたときが判断のポイントです。開閉式やロール式など種類も多く、設置場所や暮らしに合ったタイプを選ぶことができます。

ベビーゲートを上手に取り入れて、安全で快適な育児環境を整えましょう。

この記事のライター

田中しづる

田中しづる

【離乳食・幼児食コーディネーター / 主婦ライター】
未就学児2人の子育てをしている、田中しづると申します。 現在は上の子が保育園に通っている間に、自宅で赤ちゃんを見ながらWEBライターをしています。 とはいえ、育児と仕事を両立するのは大変で毎日あっという間に1日が過ぎております。 子育て中のママの悩みに寄り添いながら、役立つような情報を発信していきます!