手づかみ食べがスムーズに進む!簡単レシピ12選
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赤ちゃんの成長を見守る中で、自分で食べる力を育む「手づかみ食べ」は、大切なステップのひとつです。この時期の手づかみ食べは、ただ食事を楽しむだけでなく、指先の器用さや自立心を育てる役割も果たします。しかし、初めて取り組む際には「どう進めたらスムーズなのか」と悩むことも多いのではないでしょうか。
この記事では、手づかみ食べを実践する際のコツ、さらには手軽に作れるレシピを紹介します。「食べることが楽しい!」と赤ちゃんが感じられるような工夫やポイントを押さえることで、毎日の食事時間がより楽しくなり、親子の絆も深まるはずです。
ぜひこの記事を参考に、無理なく楽しく手づかみ食べを取り入れてみてください!
Table of Contents
手づかみ食べとは
「手づかみ食べ」は赤ちゃんが目で食べ物を確認し、それをつかんで口に運び、食べるという一連の動作を通じて発達する行動です。このプロセスを繰り返すことで、やがてスプーンや食器への興味が芽生え、自立した食事への第一歩となります。
さらに、さまざまな食材を「見る」「触れる」「味わう」体験を重ねることで、赤ちゃんの好奇心や意欲が育まれ、自分から進んで食べようとする力が養われます。手づかみ食べは、食事の楽しさとともに、成長の大切なステップです。
参照:厚生労働省
手づかみ食べをスムーズに進めるポイント
赤ちゃんが自分で食べる楽しさを感じられる「手づかみ食べ」。ここでは、無理なく進めるためのコツを紹介します。
- 「切るだけ」「茹でるだけ」から気軽にスタート
- 慣れたら「簡単レシピ」にトライ
- 冷凍を活用して調理時間を短縮
手づかみ食べを始める際に、ぜひ参考にしてみてください。
「切るだけ」「茹でるだけ」から気軽にスタート
手づかみ食べを始める際は、シンプルな調理法で用意できる食材からスタートしてみましょう。例えば、バナナは皮をむいて一口サイズに切るだけで準備が整います。
また、にんじんやブロッコリーなどの野菜は柔らかく茹でて、赤ちゃんがつかみやすいスティック状にすると食べやすくなります。このように簡単な準備で手づかみ食べに挑戦すれば、親にとっても負担が少なく、赤ちゃんも安心して新しい体験に向き合えるでしょう。
食材の大きさは、赤ちゃんのお口のサイズに合わせて調整してみてください。まずは無理せず、シンプルなステップから始めて、赤ちゃんの成長を楽しく見守りましょう。
慣れたら「簡単レシピ」にトライ
手づかみ食べに慣れてきたら、少し手間を加えた簡単なレシピに挑戦してみましょう。例えば、おやきや野菜入りパンケーキは、見た目も楽しく、栄養バランスも取りやすいので人気があります。
おやきは、ほうれん草やかぼちゃなどの野菜を細かく刻んで混ぜると、赤ちゃんが野菜に親しみやすくなります。パンケーキは手づかみで食べやすいサイズに焼き上げ、すりおろしたりんごやにんじんなどを加えると甘みが増します。
簡単なアレンジを楽しみながら、赤ちゃんの新しい食べる楽しみを広げてみましょう。
冷凍を活用して調理時間を短縮
手づかみ食べの食材やレシピをまとめて作り、冷凍保存することで、忙しい日でもスムーズに準備ができます。例えば、おやきや茹でた野菜スティック、パンケーキなどを一度に多めに作り、小分けにして冷凍しておくと便利です。
冷凍する際は、一回分ずつラップで包んだり、フリーザーバッグに入れておくと解凍も簡単にできます。使うときは電子レンジを利用すれば、忙しい朝でも手軽に準備可能です。
冷凍保存を活用して、手づかみ食べを続けやすくしましょう。
手づかみ食べのレシピ12選
ここでは、楽天レシピで人気のある手づかみ食べのレシピを紹介します。
- ひじきの豆腐ハンバーグ
- じゃがいもと鶏むね肉のおやき
- 一口おにぎり
- 豆腐お好み焼き
- ポテトもち
- かぼちゃと鶏むね肉のおやき
- 焼き芋米粉蒸しパン
- 卵不使用!きな粉蒸しパン
- ほうれん草&バナナ蒸しパン
- 手づかみ焼きうどん
- 無添加ホットケーキ
- 納豆入りご飯のおやき
栄養満点で簡単に作れるレシピなので、ぜひ参考にしてみてください。
ひじきの豆腐ハンバーグ
離乳食後期から手づかみ食べにおすすめの、ひじきの豆腐ハンバーグです。冷凍もできるので、たくさん作っておけば忙しい時にも便利ですよ。
必要な材料は、以下のとおりです。
- 鶏ひき肉 200g
- 豆腐 150g
- ひじき(戻したもの) 大さじ1
- にんじん 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1
ひじきは身体の調子を整える働きをするミネラルが豊富に含まれており、赤ちゃんにとって大切な栄養素になります。ひじきは食物繊維が多いため赤ちゃんが食べづらそうにしている場合は、細かく刻んでから加えてみるのもおすすめです。
「ひじきの豆腐ハンバーグ」の作り方は、以下を参考にしてみてください。
じゃがいもと鶏むね肉のおやき
野菜とお肉をバランスよく食べてもらいたいときにぴったりな「じゃがいもと鶏むね肉のおやき」。冷凍保存が可能なので、忙しい日にも便利です。
必要な材料は、以下のとおりです。
- じゃがいも 400g
- 鶏むね肉 100g
- 葉物野菜(小松菜・大根菜など) 1株
- 片栗粉 大さじ1
鶏むね肉は脂肪が少なくあっさりとした食材ですが、赤ちゃんの成長に必要な高たんぱく質やビタミンが豊富です。鶏ささみに慣れたあと、むね肉やもも肉へ段階的に進めると良いでしょう。
「じゃがいもと鶏むね肉のおやき」の作り方は、以下を参考にしてみてください。
一口おにぎり
後片付けを簡単にしたいときに便利な「一口おにぎり」。手が汚れにくく、ご飯が散らかりにくいので、赤ちゃんの手づかみ食べにもぴったりです。海苔でご飯をサンドイッチのように挟むだけなので、手間をかけずに作れます。
必要な材料は、以下のとおりです。
- ごはん(混ぜご飯などなんでもOK) 80g〜
- 海苔 4枚
手間のかかる丸いおにぎりを一つひとつ作る必要がないので、時間の節約にもなりますよ。お弁当にも活用できるシンプルで便利な一品です。
「一口おにぎり」の作り方は、以下を参考にしてみてください。
豆腐お好み焼き
栄養満点でふんわり仕上がる「豆腐お好み焼き」は、混ぜて焼くだけの簡単時短レシピです。豆腐が鶏ひき肉をしっとりさせ、赤ちゃんも食べやすい一品となっています。
必要な材料は、以下のとおりです。
- 豆腐 70g
- 海苔 4枚
- キャベツ 70g
- 卵 1個
- 薄力粉 大さじ2
- 水 大さじ1
- 青のり 小さじ1
- かつおぶし 小さじ1
- 水煮コーン 小さじ2
- 1歳からのお好みソース 表面にほんの少し塗る程度
キャベツやコーンなどの野菜もたっぷり入っているので、野菜不足が気になるときにもぴったりです。赤ちゃんの手づかみ食べとしてだけでなく、家族みんなで楽しめそうですね。
の作り方は、以下を参考にしてみてください。
ポテトもち
じゃがいもと片栗粉だけで作れるシンプルな「ポテトもち」は、手づかみ食べにもぴったりです。赤ちゃんにも親しみやすい味で、食べムラがある時期にもおすすめです。
必要な材料は、以下のとおりです。
- じゃがいも 1個
- 片栗粉 小さじ3~4
大人向けにはチーズを生地に混ぜると、さらに風味がアップします。じゃがいもの自然な甘さが感じられるので、赤ちゃんも喜んで手づかみしてくれるかもしれません。
「ポテトもち」の作り方は、以下を参考にしてみてください。
かぼちゃと鶏むね肉のおやき
甘みたっぷりのかぼちゃを使った「かぼちゃと鶏むね肉のおやき」は、お子さまに人気のレシピです。栄養価の高い材料を使いながらも、簡単に作れるので忙しい日にもおすすめです。
必要な材料は、以下のとおりです。
- かぼちゃ 400g
- 鶏むね肉 100g
- 葉物野菜(小松菜・大根菜など) 1株
かぼちゃ以外にも、じゃがいもやさつまいもを使ったアレンジが可能です。また、葉物野菜が苦手なお子さまでも、甘みのあるかぼちゃに混ぜることで食べやすくなります。
「かぼちゃと鶏むね肉のおやき」の作り方は、以下を参考にしてみてください。
焼き芋米粉蒸しパン
焼き芋の自然な甘みを活かした蒸しパンです。秋冬のさつまいもが旬の時期に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
必要な材料は、以下のとおりです。
- 焼き芋(さつまいも) 50g
- 米粉 90g
- きな粉 10g
- 牛乳 130g
- ベーキングパウダー 5g
米粉を使用するため、グルテン(小麦などに含まれるたんぱく質)が含まれておらず、小麦アレルギーの方も安心して食べられます。また、アレルギーをお持ちの方だけでなく、白米が苦手な赤ちゃんのおやつとしてもおすすめです。
「焼き芋米粉蒸しパン」の作り方は、以下を参考にしてみてください。
卵不使用!きな粉蒸しパン
粉ミルクの優しい甘みを活かした蒸しパンです。ミルクを卒業した赤ちゃんの粉ミルクを活用したいときに、ぜひ作ってみてください。
必要な材料は、以下のとおりです。
- 小麦粉 70g
- きな粉 10g
- ベーキングパウダー 3g
- 粉ミルク 100ml分
- 水 100cc
きな粉は大豆由来のタンパク質や鉄分、カルシウムなどを豊富に含んでおり、赤ちゃんの栄養補給にぴったりです。手軽に作れるので、おやつタイムにおすすめです。
「卵不使用!きな粉蒸しパン」の作り方は、以下を参考にしてみてください。
ほうれん草&バナナ蒸しパン
離乳食が苦手なお子さまでも、蒸しパンなら食べられるという方も多いのではないでしょうか。「ほうれん草&バナナ蒸しパン」は、野菜も一緒に摂ってほしいときにぴったりのレシピです。
必要な材料は、以下のとおりです。
- ほうれん草 5g
- バナナ 10g
- 薄力粉 40g
- ベーキングパウダー 2g
- ミルク 40g
蒸しパンを作る際には、アルミニウムフリーのベーキングパウダーを選ぶとより安心です。(アルミニウムの過剰摂取は、健康に影響を与える可能性があるとされています。)野菜と果物の自然な甘みで、おいしいおやつを作ってみてください。
「ほうれん草&バナナ蒸しパン」の作り方は、以下を参考にしてみてください。
うどんのおやき
うどんを焼いて作るおやきは、表面がべたつかず、手づかみ食べの練習にもなる便利な一品です。野菜はお好みでアレンジして楽しんでください。
必要な材料は、以下のとおりです。
- うどん 1/2玉
- 薄力粉 大さじ2
- 水 大さじ3
- 小松菜(みじん切り) 大さじ1
- 玉ねぎ(みじん切り) 大さじ1
- かつお節 山盛り大さじ1
うどんを焼くことで、つるっと滑って食べこぼす心配が減り、後片付けも楽になります。
「うどんのおやき」の作り方は、以下を参考にしてみてください。
無添加ホットケーキ
ホットケーキは子どもたちに大人気のメニューですが、こちらはホットケーキミックスがなくても簡単に作れる無添加レシピです。
必要な材料は、以下のとおりです。
- 薄力粉 100g
- ベーキングパウダー 5g
- 牛乳または粉ミルク 100ml
- 卵 1個
市販のホットケーキミックスには砂糖が多く含まれているものも多いため、甘さ控えめのホットケーキを作りたい方におすすめです。また、パンケーキに欠かせないはちみつは、乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、1歳未満の赤ちゃんには使用を避けてましょう。
「無添加ホットケーキ」の作り方は、以下を参考にしてみてください。
納豆入りご飯のおやき
手づかみ食べには不向きと思われがちな納豆も、表面をカリッと焼くことで食べやすくアレンジできます。
必要な材料は、以下のとおりです。
- 納豆 1パック
- ご飯 80g~100g
- タマネギ 1/8個分
- ニンジン 1cm分
- 青ネギ・花かつお 各少々
- 木綿豆腐 50g
- だししょうゆ 小さじ1
- 片栗粉 大さじ1~
最初は豆のままだと大きすぎる場合があるため、ひきわり納豆を使用するのがおすすめです。納豆はたんぱく質が豊富で、離乳食としても優秀な食品です。
「納豆入りご飯のおやき」の作り方は、以下を参考にしてみてください。
まとめ
手づかみ食べは、赤ちゃんの食べる力や興味を育む大切なステップです。まずは「切るだけ」「茹でるだけ」の簡単な方法から始め、慣れてきたら手軽に作れるレシピにも挑戦してみましょう。
また、冷凍保存を活用すれば調理の手間が減り、忙しい日でもスムーズに進められます。ぜひ今回紹介した手づかみ食べのレシピを活用して、楽しい手づかみ食べの時間をお過ごしください。
この記事のライター
田中しづる
【離乳食・幼児食コーディネーター / 主婦ライター】
未就学児2人の子育てをしている、田中しづると申します。
現在は上の子が保育園に通っている間に、自宅で赤ちゃんを見ながらWEBライターをしています。
とはいえ、育児と仕事を両立するのは大変で毎日あっという間に1日が過ぎております。
子育て中のママの悩みに寄り添いながら、役立つような情報を発信していきます!